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――1日目

033.『全員集合(2)』

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 ――――その後、ダイニングルーム

七瀬 和華
「みんな、お待たせ」

竜崎 圭吾
「おおー、うまそー!」

小田切 冬司
「ほんとだね、さすが白百合さんと七瀬さん」

間宮 果帆
「おい」

小田切 冬司
「え?」

間宮 果帆
「あたしと直斗と佐倉も手伝ったんだけど」

小田切 冬司
「あ、あー、そうだよね、三人ともさすがだよ」

佐倉 小桃
「ふふ、ジャガイモはあたしが切ったんだけど、
 みんなにはすこし大きめかも」

本堂 空太
「そんなことないよ!
 すごく美味そう」

筒井 惣子郎
「大変だったろ、この量作るのは」

白百合 美海
「まあね。
 でもなんだが、林間学校みたいで楽しかったわ。
 …………場所は全然似ても似つかないけどね」

有栖川 直斗
「そうだな。あー、一仕事したわー」

道明寺 晶
「お前男なのに器用なのな」

有栖川 直斗
「まあ料理は好きだし」

八木沼 由絵
「ごめんねー、由絵、なんにもお手伝いできなくて。
 料理苦手なんだもん~」

千景 勝平
「皿洗いは俺らがやるから白百合たちは休めよ、な?」

乃木坂 朔也
「俺も」

目黒 結翔
「俺も!」

本堂 空太
「俺も!」


全員
「あははははは」


七瀬 和華
「それじゃ、いただきましょうか」

乃木坂 朔也
「そうだな。いただきます」

白百合 美海
「いただきます」

間宮 果帆
「いただきます」

本堂 空太
「いただきます」

和歌野 岬
「…………いただきます」

小日向 花菜
「サキ、大丈夫?」

和歌野 岬
「ええ」

白百合 美海
「……サキちゃん、あまり体調よくない?
 無理しなくてもいいからね」

和歌野 岬
「平気よ、ありがとう」

竜崎 圭吾
「残したら俺が食うよ」

和歌野 岬
「それは遠慮しておくわね」

千景 勝平
「あー、白百合、カレーってまだ残ってんの?
 俺、この量じゃ足りないかも」

白百合 美海
「もちろん、まだあるよ?
 遠慮なく言ってね」





【残り:16人】
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