もう無理して私に笑いかけなくてもいいですよ?
夜会で婚約者のオズワルドが「無理してあの女に笑いかけるのももう限界だよ」と不満をこぼしているのを偶然聞いてしまった公爵令嬢エリーゼ。彼に気に入られるために、地味でつまらない女を演じてきた彼女は、婚約解消を決意する。ところが、彼は意外にも婚約解消を拒否。そして デートに誘ってきたり甘い言葉で引き止めようとしたりする。けれど、同時に別の令嬢にも優しくしているようで……? 振り回されるエリーゼだが、もう彼の言いなりになんて決してならないと、本当の幸せをつかむために動き出す。待ち受けるのは、新しい出会い、そして隠された真実―― 薄幸の公爵令嬢の人生大逆転劇、ついに開幕!
あなたの愛など要りません2
「私はもうあなたに囚われることはない」 憧れの王国騎士団長・ヘンドリックと愛のない結婚をしたラシェルは気付くと結婚式当日に時間が巻き戻っていた。夫からの愛ばかりを求め息子に向き合うことができなかった後悔を拭うべく、二度目の人生では思いっきり息子を愛することに。大切な息子・ランスロットとのかけがえのない時間を過ごすなか届いたのは「契約に従い もう一度子作りするように」というヘンドリックからの手紙で――!?
あなたの愛など要りません1
「どうぞ愛する人の所へお戻りください 私のことはお構いなく」 形ばかりの正妻と知りながら、憧れの王国騎士団長・ヘンドリックと結婚したラシェル。愛のない結婚生活に精神を蝕まれるラシェルだったが、ようやく授かった息子・ランスロットが心の支えとなっていた。しかし、ある事件をきっかけに彼女は命を落としてしまう。目を覚ますと結婚式の日に時間が巻き戻っていて――!?
あなたの愛など要りません
形ばかりの正妻と知りながら、恋焦がれていた王国騎士団長と結婚したラシェル。後継を設けるためだけの愛のない新婚生活を経て、ようやく授かった息子を必死に育てるものの、とある事件をきっかけに彼女は命を落としてしまう。しかし、目を覚ますと、結婚式の日に時間が巻き戻っていた! なぜ二度目の人生を送ることになったのか、やり直しの意義とは何かを考えるラシェル。――今度こそ、本当に大切にするべきもの、愛するわが子を守ってみせる。そう、あなたの愛など要りません! 決心した彼女は過ちを繰り返さないよう、新しい幸せな人生に向かって歩みはじめて……。虐げられた令嬢の大逆転劇、開幕!