『年下騎士は生意気で　番外編ショートストーリー集』、本日完結しました。お読みくださったすべての方に心より感謝を申し上げます。

アイリーネとフィンのさまざまな時期の十（と、もう一話）の物語を書いてみました。

本編の前にも後にも登場人物たちの人生は続いていて、過去にどんなことがあって、未来にどんなことが待っているのかを繋げていくのは、不思議な楽しさがありました。

番外編ということで当初はサラッと終わらせるつもりだったのですが、いろいろと欲張った結果、本編をしのぐ長い連載期間となってしまいました……。
ようやく完結できたことにホッとしつつ、各話を振り返って思い浮かんだことなどをとりとめもなく『最後に』に記してみましたので、興味を持たれた方はご覧になってください。

番外編ではあまり出番がなかったオディーナとヴリアンですが、本編連載時からそれぞれを主要人物にした二つのお話が浮かんでいまして、機会があれば独立した物語として彼らの活躍をお目にかけたいと思っています。

書きたいものはあれこれあるのになかなか形にすることができなくてもどかしいのですが、いつかまた新しい物語を公開することができた際には、お読みいただけたら幸いです。

令和四年一月　乙女田スミレ