今、何人称なんだよと、
書いていて自分でも混乱するときがあります。

『マッカ＝ニナール・テレクサの日記』は今、
日記をサブという別の人が書いているので、
一応、彼の一人称視点なのですが、
マックとその父親に話してもらった内容を、
客観的にまとめて記そうとするあまり、
三人称のようになり、
マックに感情移入するあまり、
マックの気持ちを代弁したり、
自分の感情を挟んだりします。
なので、
二人称と三人称が書き手の感情で交ざる、
（二人称って、なんかフワッとしてますよね）
一人称もたまに交ざるという、
謎な表現になっています。
ほくはこれを勝手に、
『一二三人称（ひふみ人称）』と呼んでいます。

『ＳＯＵ互ＩＺＯＮ』という、
いつか連載形式に作り直そうと思っている、
（1話10万文字は読みにくすぎるので）
このアルファで初めて書いた小説では、
三人称視点なのに、
視点は主人公だけを追い、
主人公が見ている場面以外は見えないという、
まるで一台のカメラが、
主人公の意識と連動しているかのような、
謎の視点、ぼくのなかでは、
『零人称（ゼロ人称）』と呼びたい、
変な視点で描いています。

そんなのねーよと、
見る人が見れば言いそうですよねw

でもぼくは言いたい。
なければ創ればいいじゃないと。

もともと日本語には文字なんかなかった。

誰かがつくった、
勝手に決められたルールなんです。
まあたぶん、
言語なんてどれもそうなのでしょうが、
日本語の文字は借り物を改良したもの。

これはあて字、これは正式なんて、
いろいろうるさく言ってますが、
言っちゃえば全部あて字なんですよ、
こんなもん。

好き嫌いの多数決なんです。

だからぼくはさらに言いたい。

嫌いにならないでね、と。