初めての投稿です。たくさんの方に読んでいただきありがとうございます。

この短編小説は、実話に基づく作品です。主人公の松方君は、18歳で不慮の死を遂げます。私は彼の死を野垂れ死にしたくなかったのです。
 せめて小説の中で、世の中に少しでも役に立って逝かせてあげたかったのです。
 ですからこの短編は、彼への追悼のための文章でした。多くの方に彼が存在していた事を知って欲しかったのです。
 若者の貧困は深刻な問題です。未来ある若者の命、そして何も出来ずもがき苦しんでいる人たちが救われる日本という国であって欲しいと思います。
 「人間の存在意義は、その利用価値や有用性によるものではない。野に咲く花のように、ただ無償に存在している人も、大きな立場から見たら存在理由があるに違いない。病んでいる者、一人前でない者もまたかけがえのない存在なのである。
 この病み衰えた人たちの問題は、人間みんなの問題なのである。
 であるから私たちは、この人たち一人ひとりとともに、絶えず新たに光を求め続けるのみである」
神谷美恵子 著 生きがいについて より
コメント 0
登録日 2022.07.19 08:58

コメントを投稿する

1,000文字以内
この記事に関するコメントは承認制です

ログインするとコメントの投稿ができます。
ログイン   新規ユーザ登録

0

処理中です...

このユーザをミュートしますか?

※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。