こんにちは、無事に『落花流水』を書き終えられて楽しかったです。
最後、長谷雄のポエムでしめましたが、こいつ強欲だなと笑って楽しんでいただけたら幸いです。
皆さんのしおりが動くのを見るのが、連載中の心のよりどころでした。最後までお付き合いくださり、ありがとう御座いました。

初めてのオメガバースだったので、既存の設定とにらめっこしながら長谷雄と航大の成長を書きました。長谷雄は最初から何が変わったのかと問われたら答えに困ります汗。
それでも書いていて楽しかったのと、話が進むごとに自分も成長できて、久しぶりに挑戦できた話でした。

ここからは私的な話ですが、地道に話を作ってキャラクターと向き合う時間はとても辛かったです。誰がこれを読んでくれてるのだろう、既存のオメガバースと違う箇所が多々あるから粗が酷いだろうな、誰も読んでくれてないのかもしれない。なんて不安に思いながら、最後の庭のシーンを書き起こしたいだけの気持ちで突っ走りました。読者さんのお声を聞ける程の話じゃないかもしれません。それでも自分にとって、あの庭のシーンを書けただけで、『落花流水』は価値のある小説だと誇りに思います。
元々、書きためていたネタの一つに『天使狩り』という話がありました。今作はそれをベースに、世界観や設定を変えて一から作り直しました。
『天使狩り』はこのままお蔵入りにしないで、またいつの日か形にできたらと願ってます。

長々と自分語りをして情けないです。最近、自分にとってＢＬを書くとは何なのだろう、と向き合いました。しかし、いまでも明確な答えを見つけられていません。それでも、やっぱり書いちゃうんです。次は『囚われの男』をKindle用に改稿して新目和久の短い人生を書いていきます。今年前半に出せたらと予定しております。


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