理由は、これまでWEBラノベの執筆を続けて来ましたが、知人などに『本という媒体の方が向いている』『WEBもいいけど、新人賞に応募してみては？』という声を頂いていました。

　長らく、それでもWEBの方が気楽だし別にいいや、と思っていたのですが、実際に普段お世話になっている知人から、「職場の同僚の御家族が職業小説家になってるよ」という報せを受け、その人の最初の御本までお借りして読んでいます。

　その読んだ感触として、『これはもしかしたら僕にとってのロールモデルかもしれない』と思いました。早い話が、『自分にもやれるかも……』という気が起きたのです。

　無論、賞を獲って本を出したからと言っても必ず売れるとは限りません。デビューした後は絶え間なく研鑽と修行の日々をその御方も送っていることでしょう。

　それでも、もしかしたら自分にも可能性はあるのかもしれない。

　それを確かめる、力試しの意味も込めて、今やっているWEBラノベ投稿はしばらく離れて新人賞への応募にチャレンジしてみることに決めました。(続きます)