月影 朔

月影 朔

時代を超え、ジャンルを越え、心を揺さぶる物語を。 現代の闇を描くSFホラー、江戸の人情を描く時代小説など。 登場人物たちと共にハラハラドキドキできるエンターテイメントを追求します。

【『双星の天賦(ギフト)』:第51話公開!】嘘には嘘を。ピエロとの決着!そしてボツネタ供養

いつも『双星の天賦(ギフト)』をお読みいただき、ありがとうございます!

最新話、第51話を公開いたしました。

​今回は、帝国の最初の追手、道化師ピエロとの戦いがついに決着します!
ケントの「軍師」としての知略と、アケボシの「絆」が試される、能力バトル&心理戦のクライマックスです。

​つきましては、そんな決着回の裏話として、ボツネタを少しだけ供養させてください。

​【ボツネタ①:ルナ、自力で嘘を打ち破る】
本編では、ケントの心理戦によってピエロの能力が揺らぎ、結果としてルナは孤独の幻覚から解放されました。
実は初期案では、「ケントを信じる強い想いと仲間との絆が、ピエロの嘘の力を上回り、ルナが自力で幻覚を打ち破る」という、より精神的な強さを描く熱い展開も考えていました。
しかし、今回はケントの「軍師」としての頭脳、つまり能力のルールをロジカルに分析して崩していく面白さを主軸に描きたかったため、ケントの活躍で突破口を開く現在の形になりました。

​【ボツネタ②:エルゴ爺ちゃん、最後の切り札】
ケントの「俺の天賦は嘘を見抜く力だ」という大嘘(ハッタリ)。これが通じなかった場合の逆転劇も用意していました。
その場合、「偽りの沼に沈みかけていたエルゴが最後の力を振り絞り、《昨日の天気予報》を発動!宿の一室にだけ『昨日の濃霧』を再現し、視界を奪われたピエロの隙をルナが突く」という、チーム連携での物理的な逆転案です。
これも捨てがたかったのですが、やはりケントの武器である「元サラリーマンの交渉術(という名のハッタリ)」を最大限に活かすため、彼一人の弁舌でピエロの心を完全に折る展開を選びました。


​帝国の追手を退けたアケボシ。
しかし、この賭博都市の本当の闇は、街の象徴である『敗者の塔』に眠っています。

​次回より、いよいよ物語は塔の主である「魂のディーラー」との対決へ。
魂を賭けた本格的なギャンブルバトルが始まります!
​ぜひ、本編でお楽しみいただけますと幸いです。

引き続き、応援のほどよろしくお願いいたします!
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登録日 2025.09.03 16:04

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