遊馬友仁

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8月4日(火)『ピース・メーカー・エージェント』を投稿しました!

鳳花さんとともに、次に向かったのは、オレ自身もう何度目の訪問になるかわからない、ホープ上院議員の事務所だった。

すでに、秘書にして優秀なブレーンでもあるミラさんが、モルタヴィア共和国の惨状を伝えてくれていたためか、オレたちを出迎えるなり、ホープ議員は、こう切り出した。

「モルタヴィアの人々のために、アメリカ人として、私に出来ることがあれば、何でも言ってほしい」

「ご協力に感謝します、上院議員。おそらく、すでにお耳には入っていると思いますが、現在、各メディアでは、トランス・ドニストール地方の各地に存在するという『強制収容所』の話題で持ちきりです。ぜひ、連邦議会でも、この話題を取り上げていただけませんか?」

「ふむ……たしかに、『強制収容所』というのは我が国でも、センシティブなキーワードだ。世界で初めて、収容所におけるナチの蛮行を目の当たりにしたのは、我が国の軍隊だったからね。もし、同じような悲劇が繰り返されようとしているのであれば、今度こそ、私たちは見捨てるわけにはいかない」

「おっしゃるとおりだと思います。ヨーロッパ各国も、『二度と同じ悲劇を繰り返してはならない』という想いに変わりは無いでしょう。議会で、この話題を取り上げていただく際、現地の具体的な証言が必要であれば、我々の方で情報を提供させていただきます。すでに、そのためのメディアセンター設立の準備も始めておりますので……」

彼自身が望んでいるであろうことを淀みなく語る鳳花さんに対し、ホープ議員は、鷹揚にうなずいて笑顔を見せながら返答する。

今回も楽しんでくれ!

本日の更新

第3章〜彼らの「正義」と我らの「正義」〜➃

(AGS社エージェント・黒田竜司)
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登録日 2026.08.04 23:31

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