8月7日(金)『ピース・メーカー・エージェント』を投稿しました!
ルーマニアのヤシ国際空港は、モルタヴィア共和国との国境の付近にあり、隣国との移動にも便利な場所だった。このあたり一帯は、もともと、モルタヴィア地方と呼ばれていたそうで、地域名がそのまま国名になったモルタヴィア共和国と文化的な親和性は、非常に高いようだ。
代替着陸したヤシ空港から、モルタヴィアの首都キシナヴィアまでは自動車の移動で数時間の距離だ。隣国の国際空港に降り立ち、到着ゲートを抜けると、モルタヴィアの大統領府が準備してくれていたハイヤーの運転手がオレたちを出迎えてくれた。
「お待ちしていました。ミス・ハナガネ、ミスター・クロダ。大統領府まで、ご案内します」
運転手の男性は、軽く一礼をする。
「ラドレスク大臣を迎えに行ったときのことを思い出すなぁ。いや、あのときよりも待遇は良いかも」
オレが冗談めかして言うと、鳳花さんも同調し、クスクスと笑いながら、
「そうね、社員を運転手代わりにするPR企業より、モルタヴィア共和国の方が、ゲストの扱いに長けているかも知れないわ」
と、うなずいた。もっとも、オレが、ラドレスク大臣をニューヨークの空港まで迎えに行ったのは、鳳花さんの意向だったわけだが……。
今回も楽しんでくれ!
本日の更新
第3章〜彼らの「正義」と我らの「正義」〜⑦
(AGS社エージェント・黒田竜司)
代替着陸したヤシ空港から、モルタヴィアの首都キシナヴィアまでは自動車の移動で数時間の距離だ。隣国の国際空港に降り立ち、到着ゲートを抜けると、モルタヴィアの大統領府が準備してくれていたハイヤーの運転手がオレたちを出迎えてくれた。
「お待ちしていました。ミス・ハナガネ、ミスター・クロダ。大統領府まで、ご案内します」
運転手の男性は、軽く一礼をする。
「ラドレスク大臣を迎えに行ったときのことを思い出すなぁ。いや、あのときよりも待遇は良いかも」
オレが冗談めかして言うと、鳳花さんも同調し、クスクスと笑いながら、
「そうね、社員を運転手代わりにするPR企業より、モルタヴィア共和国の方が、ゲストの扱いに長けているかも知れないわ」
と、うなずいた。もっとも、オレが、ラドレスク大臣をニューヨークの空港まで迎えに行ったのは、鳳花さんの意向だったわけだが……。
今回も楽しんでくれ!
本日の更新
第3章〜彼らの「正義」と我らの「正義」〜⑦
(AGS社エージェント・黒田竜司)
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登録日 2026.08.07 23:25
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