縫

 読んでいただく、楽しんでいただく、評価していただく。  文章書きは戴いてばかりです。  古の角川学園小説大賞最終選考候補者の亡霊。学園小説大賞応募者は全員戦友だと思ってる。普段新人賞応募してます。

麻薬王 菓子パン

 菓子パンは麻薬だ。

 安い、美味い、早い(無くなるのが)の三拍子で人心を惑わす。

 どうしてあんなに美味しいんだろうか?

 一口噛んだ時のあの歯触り口触りの軽やかなこと、脳を痺れさせる甘く優しい食味、あとを惹く余韻……ついついあともうひとつ──と手が伸びると奴らもしめたのもである。

 奴らとは?
 もちろん菓子パン製造販売業の奴らだ。


 なんとけしからんことに、奴らは美味い菓子パンを年中庭に蒔くほど作っている。しかもこの物価高にもかかわらず、安い。

 何が不満なのかと言われれは、それはもう圧倒的に、

 太りやすさ
 
 しかない。

 菓子パンで腹を満たそうとすると3つは食べる。もうそれだけで1500kclはいく。
 それを三食やったとして、

 4500kcl

 だ。

 増量期のボディビルダーか?

 光の早さで太れる。

 しかも美味いものだからついつい、4つ5つと食いかねん。

 菓子パンが魔の食べ物と言われるゆえんはここで、気づいたら何個も食べていたというところ。

 しかも脳が拒否しないのだから、際限がない。

 フライドポテトやポテトチップスなどの一族を毒認定してブロックすることは可能だが、この菓子パンは毒認定が難しい。

 元々パン好きということもあってか、いつもいつも奴らは私を誘惑する。

 菓子パンなんかに、負けない!

 状態なのだ。 
 
 むろん、食べてはいないが、うっかり一口なりとも食べようものならばそのまま、

 菓子パンには勝てなかったよ……

 と瞬く間に敗北してしまう。



 ケーキドーナツと黒糖パンがとても危険。
 さっくりサトちゃんの誘惑は一本だけならと、一本お化けが出てくる始末。


 菓子パンとの戦いは永遠に続く……。
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登録日 2026.08.14 09:00

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