8月26日(水)『ピース・メーカー・エージェント』を投稿しました!
オレたちチーム・ヴェスパが、そして、なにより、モルタヴィア共和国政府が恐れたように、8月下旬に文書の調印が行われたロンドン会議での和平合意は、9月を待たずに、あっという間に反故にされた。
提案がされたときに懸念したとおり、和平案には、合意に違反した場合の制裁案が示されなかったため、紛争当事者、特に優勢に立っているトランス・ドニストール勢力やそれを背後で支援する軍事大国にとって、「戦場で領土を占領し、既成事実を作る(民族抹消を含む)」ほうが、外交交渉のテーブルに従うよりも利益が大きいという現実のまえに、文書による合意など意味をなさなかった。
こうした当事者同士の内情に加えて、仲介に立つべき主要国・機関の間で、方針が激しく対立していたことにも要因はある。
ロンドン会議という舞台を用意したイギリスやフランスは、自国の平和維持部隊が人質に取られるなどの報復を恐れ、強力な軍事介入や空爆に消極的だった。
また、圧倒的な軍事力を持つアメリカ合衆国の政府の行動は、地上軍の派遣を拒みつつも、モルタヴィア政府軍への武器禁輸措置を解除して対抗させようとするなど、欧州各国との方針にズレが生じていた。
今回も楽しんでくれ!
本日の更新
第4章〜我らの「正義」の行く先は……〜①
(AGS社エージェント・黒田竜司)
提案がされたときに懸念したとおり、和平案には、合意に違反した場合の制裁案が示されなかったため、紛争当事者、特に優勢に立っているトランス・ドニストール勢力やそれを背後で支援する軍事大国にとって、「戦場で領土を占領し、既成事実を作る(民族抹消を含む)」ほうが、外交交渉のテーブルに従うよりも利益が大きいという現実のまえに、文書による合意など意味をなさなかった。
こうした当事者同士の内情に加えて、仲介に立つべき主要国・機関の間で、方針が激しく対立していたことにも要因はある。
ロンドン会議という舞台を用意したイギリスやフランスは、自国の平和維持部隊が人質に取られるなどの報復を恐れ、強力な軍事介入や空爆に消極的だった。
また、圧倒的な軍事力を持つアメリカ合衆国の政府の行動は、地上軍の派遣を拒みつつも、モルタヴィア政府軍への武器禁輸措置を解除して対抗させようとするなど、欧州各国との方針にズレが生じていた。
今回も楽しんでくれ!
本日の更新
第4章〜我らの「正義」の行く先は……〜①
(AGS社エージェント・黒田竜司)
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登録日 2026.08.26 22:52
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