ほぼナイシェがメインの部が終了しました。お付き合いありがとうございました。
　次の更新から、第四部になります。これまでは、ジュノレの薬草だったりナイシェの誘拐だったりで、寄り道続きの旅でしたが、ここから！　ぐいぐいと！　本編進んでまいります。神の民に関する謎が次々と解明されていき、新たな登場人物や事件が発生、アルマニア宮殿とも絡みをみせてきます。

　実は、第3部までは、（今回ｗｅbにあげるにあたり推敲したとはいえ）今から20年以上前に書いた文章です。ぶっちゃけますと、中・高時代です。第4部あたりから、心身ともに成熟いたしまして（笑）、もう少し濃く厚い内容になってくるかと思います。
　近況ボードなんてマニアックな部分まで見てくださっている数少ない（いるのか？）方のために、ちょっとだけ第4部の予告を。今回は、わりと、フェランくんがフィーチャーされます。フェランに事件が起きます。あとは、ニューフェイスの母娘の登場で、神の民の謎がだいぶ解き明かされていきます。ぜひとも読んでいってください。

　……個人的に、フェランは大好きなキャラなので、いつも礼儀正しい彼の本当の姿、モノの考え方など、意外と男らしいところを見せられたらなあと思っています。今明かしますが、この長編ファンタジーを書こうと思った同機はただひとつ、フェランを書きたかったからです（笑）。夢見がちだった中学時代、女装の似合う少年を書きたくてイメージを膨らませた結果、なぜだかこんな話になりました。完結したころには社会人……一応、もっと濃く深い内容で大団円を迎える予定ですので、このあともお付き合いくださいませ。