さて、順番が前後してしまいましたが、アルファポリスにて青春群像劇(ジュブナイル)『暁が教えてくれたもの。』を公開中です。2011年頃から2年くらいでしたでしょうか……自分でもどれくらいの期間で完結させたか把握しておりません（苦笑）

　当時は東日本大震災で世の中が大変になっている最中。いや、今なお大変な最中なのですが、奇しくもこの近況ボードを書いてる日で8回忌。たまたまでしょうが、ちょっと不思議な縁も感じるのです。

　この小説はまともに形にした作品としては処女作です。

　書こうと思った動機は単純なもので、「自分は中学生ぐらいの時は不遇の時代だったな……そうだ！　せめて小説の中ぐらいは友情に厚い中学生たちを描こう！！」と思いたったのでした。

　まんま同じではありませんが、主人公の真人くんは作者である僕自身と重なる所があります。

　友達となる宝くんは、「ああああ、こんな友達が中学生時代に欲しかったー！！」という願望をぶつけている感じです（笑）

　処女作は処女作で、書き手としての原初的な欲求が入るので、ある意味この時ほどの瑞々しい少年同士の心理描写は今はなかなか出来ません。ただ、書き慣れていない感は読み返してみて感じますね。

　2人が出逢い、連鎖するように加わった灯ちゃんと竜くん。4人はどのような友情を築き上げられるのか。

　大体、週5話ぐらいをペースに更新していきます。全35話ぐらい。

『青春群像劇』『中学生』などのワードにピンと来る方は最後までよろしくどうぞ。

　……ヒロインが灯ちゃんより宝くんに見えるって？　ボーイ・ミーツ・ガールよりボーイ・ミーツ・ボーイなジュブナイルがあったっていいじゃあありませんか。ねえ？