今回配信の『終幕』を以て、闇暦戦史第二作『雷命の造娘』も堂々完結となりました（『あとがき』は次回コンテスト辺りを見越して追記予定w）。
　なんとか無事完結まで書き綴れましたのも、楽しみにして下さる読者様がいらっしゃると思えばこそ執筆モチベーションへ転化できたおかげです。
　ありがとうございます。
　
　前作『孤独の吸血姫』はＷＥＢ小説投稿以前に電子メモ帳で書き綴った完成原稿があり、それにフリガナ処理をして配信するだけでしたのでハイペース投稿できましたが、本作は脳内プロットのみで始めた『書き下ろし』でしたので結構苦戦しました（殊にコンスタンスな配信ペース維持で）。
　そうした事情から途中から隔週更新スタイルへと転じたものの、それでも「無事に年内完結できるのか？」と不安に追われる日々でした。
　また、途中で『第二回ホラー・ミステリー大賞』というビッグイベントを挟んだために、せっかくの書き溜めストックも先出ししてしまい、後半はヒィヒィとなりました。

『フランケンシュタイン』というのは前作展開時点から続編プロットとして決まっていたのですが、前作に比べると華が無い作風のせいか人気的には苦戦しましたね（『吸血鬼』に食われるのは『フランケンあるある』です）。
　とはいえ物語的には、前作に引けをとるものではなかったと満足しております。
　読み終えてみれば、本作の主人公〈娘〉も前作主人公〝カリナ・ノヴェール〟と同じぐらい感情移入を誘うキャラクターだったのではないか……と。
　少なくとも作者にとっては、またかけがえのない娘が生まれました。


　さて、次回作ですが、当然書きます。
　先行的に予告しておきます……はい、また『闇暦』です。
　闇暦戦史シリーズ第三作になります。

　ですが、今回は少々長めに下準備期間を頂こうと考えております（ストック執筆もありますが、表紙イラスト作成などもありまして、結構追われるのです）。
　一応、開始時期は３月目安の予定です。
　間が開きますが、それまでは心待ちにして頂いて、過去作品を読み返してでも頂けたらと思います。
　尚、その間にも『G-MoMo』を始めとした他創作活動は従来通り展開します。

　では、次回作で御会いしましょう。
　今後とも『闇暦戦史』及び『凰太郎作品』をヨロシク御願いします。