3
件
公爵令嬢のアドリアナは学友たちの間で流行している物語を借りて読みながら、流行を研究している。
しかし、どうも自分の知る知識とはかけ離れた描写がよく現れる。
「ねえ、シンシア。この令嬢はなぜこんな場面でカーテシーをするのかしら?」
「……このカーテシーは慇懃無礼系カーテシーですね」
「なんなの? それは」
私の侍女のシンシアはとても博識で私の知らないことをよく知っている。
そして今日も物語に書かれた、私の常識とは違う礼儀作法の意味を教えてもらうのだった。
※不定期更新
暇だったり、ネタを思いついたら書いて更新します
※特定の作品に対してのヘイトではありません。異世界恋愛ジャンルで頻出する令嬢のよくある仕草に対する愛あるツッコミです
文字数 17,469
最終更新日 2025.10.12
登録日 2025.10.10
3
件