『闇を闇から』第4章 9.五人と六人(1) 『...
美並との夕食の機会を失い、そのままあれこれと残り仕事を片付けて、京介は遅くに会社を出た。
「ふ、ぅ」
やってきた電車は通勤ラッシュの時間帯を越えているせいで...
「ふ、ぅ」
やってきた電車は通勤ラッシュの時間帯を越えているせいで...
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登録日 2018.07.07 08:54
『ラズーン』第四部 6.魔物(パルーク)(17)...
(アシャ…)
流れた血は多かっただろうか。傷は深かっただろうか。耐えていた痛みは激しかっただろうか。
(気づかなきゃいけなかったんだ)
どこか蒼い顔、リヒャ...
流れた血は多かっただろうか。傷は深かっただろうか。耐えていた痛みは激しかっただろうか。
(気づかなきゃいけなかったんだ)
どこか蒼い顔、リヒャ...
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登録日 2018.07.07 08:53
『よいこのすすめ』67 アップ。
もういいじゃん。そんな男なんか振って正解だったよ、おいしいもんでも食べに行こうよ。
涼子の友人が促して、うん、と掠れた声で頷いた涼子が店を出ていく。
それ...
涼子の友人が促して、うん、と掠れた声で頷いた涼子が店を出ていく。
それ...
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登録日 2018.07.06 22:21
『闇を闇から』第4章 8.ワイヤード(13)...
「違います」
真崎がすっと顔色をなくした。
「京介は、私のものじゃありません」
「っ、違っ」
はっきりと顔を強張らせて迫ろうとする相手に指を伸ばして、シャツ...
真崎がすっと顔色をなくした。
「京介は、私のものじゃありません」
「っ、違っ」
はっきりと顔を強張らせて迫ろうとする相手に指を伸ばして、シャツ...
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登録日 2018.07.06 22:21
『ラズーン』第四部 6.魔物(パルーク)(16)...
「あなただ、ユーノ殿」
セシ公という存在からは考えられないほどのうやうやしさでことばを継いだ。
「何があなたを動かしているのか、あなたがどうしてそこまでラズー...
セシ公という存在からは考えられないほどのうやうやしさでことばを継いだ。
「何があなたを動かしているのか、あなたがどうしてそこまでラズー...
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登録日 2018.07.06 22:20
『よいこのすすめ』66 アップ。
「正志、いつも別のところ見てて」
涼子が小さな声で呟く。
「私じゃない何かばっかり見てて」
「……」
「全然、私を……欲しがってくれなかった」
「………」
はぁい…...
涼子が小さな声で呟く。
「私じゃない何かばっかり見てて」
「……」
「全然、私を……欲しがってくれなかった」
「………」
はぁい…...
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登録日 2018.07.05 07:44
『闇を闇から』第4章 8.ワイヤード(12)...
「……あの…」
玄関の扉が閉まって部屋に引き返してきた美並に、真崎がおどおどと声をかけてくる。
「ごめんね、シャツとジーパン…」
「今度、一緒に買いにいきますから...
玄関の扉が閉まって部屋に引き返してきた美並に、真崎がおどおどと声をかけてくる。
「ごめんね、シャツとジーパン…」
「今度、一緒に買いにいきますから...
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登録日 2018.07.05 07:42
『ラズーン』第四部 6.魔物(パルーク)(15)...
「あなたは慎重な方だ」
ユーノは微笑みながら続ける。
「たとえ、実の弟が居たとは言え、自ら兵を率いられるのは前代未聞のはず」
「荒仕事は苦手なのだ」
セシ公...
ユーノは微笑みながら続ける。
「たとえ、実の弟が居たとは言え、自ら兵を率いられるのは前代未聞のはず」
「荒仕事は苦手なのだ」
セシ公...
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登録日 2018.07.05 07:42
『よいこのすすめ』65 アップ。
僕のこと話してる?
ごくりと呑み込んだ唾の音が聞こえたんじゃないかとひやひやして、それでも側を通り抜けた別の女性に不審がられないようにカードを数枚手に取って...
ごくりと呑み込んだ唾の音が聞こえたんじゃないかとひやひやして、それでも側を通り抜けた別の女性に不審がられないようにカードを数枚手に取って...
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登録日 2018.07.04 11:30
『闇を闇から』第4章 8.ワイヤード(11)...
恵子には美並のジーパンとシャツを与えて、タクシーで放り出した。
「いやよ、こんな夜にどうやって帰れっていうの」
「警察の方が安心ですか」
「……いやだわ、こんな...
「いやよ、こんな夜にどうやって帰れっていうの」
「警察の方が安心ですか」
「……いやだわ、こんな...
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登録日 2018.07.04 11:29
『ラズーン』第四部 6.魔物(パルーク)(14)...
「しかし」
ちらり、とセシ公がユーノを見遣ってことばを濁す。
「あなたとて、つい先ほど起きられたばかりでは」
「ユーノは怪我人です。この子も眠らなくてはなりま...
ちらり、とセシ公がユーノを見遣ってことばを濁す。
「あなたとて、つい先ほど起きられたばかりでは」
「ユーノは怪我人です。この子も眠らなくてはなりま...
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登録日 2018.07.04 11:23
『よいこのすすめ』64 アップ。
駅前ビルの文具店は最上階にあって、隣が本屋。文具店とはいえ、卓上インテリアから小さなタペストリー、特殊な色画用紙、多種類のペンや便箋、ミニスタンプまで置いてあ...
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登録日 2018.07.03 14:18
『闇を闇から』第4章 8.ワイヤード(10)...
中に居たのはやっぱり恵子だった。
濡れた白い肌、ふっくらと柔らかな曲線は豊かな胸元だけではなく、滑らかな下腹にもむっちりとした腰にもあって、俯いた肩の丸みや...
濡れた白い肌、ふっくらと柔らかな曲線は豊かな胸元だけではなく、滑らかな下腹にもむっちりとした腰にもあって、俯いた肩の丸みや...
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登録日 2018.07.03 14:17
『ラズーン』第四部 6.魔物(パルーク)(13)...
「何言ってるんだよ、姉さま」
胸の奥に虚ろな脱力感が過るのを無視する。どう説明してもわからないのだろうという確信に気づかないふりで、強いて元気に答える。
「私...
胸の奥に虚ろな脱力感が過るのを無視する。どう説明してもわからないのだろうという確信に気づかないふりで、強いて元気に答える。
「私...
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登録日 2018.07.03 14:17
『よいこのすすめ』63 アップ。
「あのですねー」
何か微妙な気配になってきたのに、正志はあらぬ方を向いたまま続けた。
「頻度とか回数とか、どーでもいいけど」
「どうでもよくない」
「だって、...
何か微妙な気配になってきたのに、正志はあらぬ方を向いたまま続けた。
「頻度とか回数とか、どーでもいいけど」
「どうでもよくない」
「だって、...
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登録日 2018.07.02 09:59
『闇を闇から』第4章 8.ワイヤード(9) 『...
ばたばたっ、と現実ではない音をたてて、けれど見えない美並の心を裂いて、紅蓮の赤が散ったのが見える。
これが嫉妬の報い。これが支配の代償。
「どうして?」
...
これが嫉妬の報い。これが支配の代償。
「どうして?」
...
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登録日 2018.07.02 09:57
『ラズーン』第四部 6.魔物(パルーク)(12)...
「そう、だったの……」
レアナは深々と溜め息をつきながら、ユーノの手首に包帯を巻いている。
「それで、こんなに傷が増えて…」
剥き出しになった腕に縦横に走る白...
レアナは深々と溜め息をつきながら、ユーノの手首に包帯を巻いている。
「それで、こんなに傷が増えて…」
剥き出しになった腕に縦横に走る白...
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登録日 2018.07.02 09:56
『よいこのすすめ』62 アップ。
「え? まーちゃん男じゃん」
「あ、うん」
「じゃあ同性じゃん」
「じゃなくて。猛はゲイだろ?」
「うん」
「なら、男性が『異性』じゃん。つまり、何でか僕も」...
「あ、うん」
「じゃあ同性じゃん」
「じゃなくて。猛はゲイだろ?」
「うん」
「なら、男性が『異性』じゃん。つまり、何でか僕も」...
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登録日 2018.07.01 12:45
『闇を闇から』第4章 8.ワイヤード(8) 『...
エレベーターが開いて、まっすぐに真崎の部屋へ向かう。廊下に濡れた足跡がある。渇き始めていて、それでも寄り添うように繋がっていく濡れた跡、気がついて前を見やると...
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登録日 2018.07.01 12:44
『ラズーン』第四部 6.魔物(パルーク)(2)...
「…シャ…が……っ!」
歯の根が合わなくて声がでない。震えが止まらない。
「アシャ?!」「どうしたんです、星の剣士(ニスフェル)!!」
駆け寄る仲間の速度が上がる。...
歯の根が合わなくて声がでない。震えが止まらない。
「アシャ?!」「どうしたんです、星の剣士(ニスフェル)!!」
駆け寄る仲間の速度が上がる。...
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登録日 2018.07.01 12:44