『たっくんは疑問形』裏話 (3)
*穂華の最期のシーンは、拓巳の名を呼ばせるかマイクを呼ばせるかで結構悩みました。拓巳がもう少し報われてもいいんじゃないかとも思って……。
でも、穂華はやっぱり穂華で、マイクと間違われても、自分が愛の結晶だと、望まれて生まれたんだと分かれば、それはそれで拓巳も報われるんじゃないかという結論に至り、マイクルートになりました。
今でもどちらが正解だったのかな……とは考えたりします。
*最後に誰かに『ひまわりみたいな笑顔だ』を言わせようというのは最初から決めていて、作中で何度も拓巳のひまわりみたいな笑顔を強調していました。中盤から笑顔も無くなっていった訳ですけど……。
*拓巳の職業は自営業だとは思っていましたが(小夏に手伝わせたかったから)、美容師と決めたのは過去編に入る頃です。よく考えたら昔から拓巳は小夏の髪を触るのが好きだったので、『拓巳は絶対に小夏の髪を他人に触らせたくないはずだ!』と思い、そこから施設でのヘアカラー の話などを追加しました。あの流れから絵本を読み聞かせする展開も出来たし、ラストシーンも2人らしい終わりに出来たので、そこは満足しています。
*本当は本編ラストが美容院の話で、エピローグが海での散骨シーンになるはずでした。
でも『ひまわりみたいな笑顔だ』をラストにしたくてあのような形になりました。
散骨シーンはまた追々番外編で書いていければいいな……と思っています。
以上、自分へのメモ的な裏話でした。
長くて鬱々したお話に最後までお付き合いいただきありがとうございました。