盗まれた鵲

盗まれた鵲

かつて小説を書いていた者です。 誰にも読まれないのはかなしいので、お焚き上げをすることにしました。 よろしくお願いします。

執筆にあたって考えたこと

約9年前、私が学生だったとき、大人になってからいまさら読んだ、アンデルセンの『雪の女王』にとても感銘を受けて、あれは女の子が男の子を追いかける話だから良いのはわかっていましたが、ひねくれ根性で違うパターンの話を書きました。
『ぼくとネコクジラの冒険』には、色んなもののパロディが入っています。
いちばん顕著なのは、5.精霊の滝 ですね。レトロゲームが好きならみんなすぐに元ネタがわかります。
一方、よく考えないとわからない『指輪物語』のパロディがあったりもします。
まあ、全体的にテレビゲームのように頭に入ってくるお話を目指しましたけど、そもそもそういうのが好きな子はSwitchを手放さないわけでして、誰に訴求しているのかわからない小説になってしまいました。

私は半分、女の子のセリフを書くのが楽しくて小説を書きます。
個人的には2.お姫さまと毒吹きドラゴン に出てくるあやしーお姉さんがMVPです。
この人の存在で、仮にこの小説をゲーム化する際のCEROレーティングがAからBに上がっています。
スーパーマリオオデッセイですらBなんだから、まあ多少はね。

基本的にはファンタジー小説なのですが、ボリューム感を出すために、ミステリとSFの要素も入れてみたのですが、両方とも入れてみただけ、って感じですね。
崖で自首するサスペンスドラマみたいなのはやめよう、と思いましたが、所詮そんな感じの展開になりました。
SFはまあ、齧ってる程度のことを盛りこんでみた感じです。
ただ、こっちはSF要素を含めないと物語の終盤が成立しない展開になったので、上手く活かせたかなと思います。

σ.これからの星の海への旅 は、今回お焚き上げをするにあたってちょこっと書き下ろした後日談みたいなものです。
足りないものを埋め合わせた感じです。
これを書いたせいで、元々へんてこだったヒロインが、奇行までやっちゃう女の子にクラスチェンジしてしまいました。
まあ、天才と【検閲】は紙一重と言いますからね。

ちなみに、いきなり将棋を指す場面から始まる今作品のヒロイン、ミリカの棋力ですが、その後中学1年生のころには奨励会リーグを突破できるくらいに成長するという設定です。
それが片手間とは化け物ですね。
まあ、自分より賢いキャラは書けないとは言いますが、こけおどしは含まれない、としておきます。

では、また会う日まで。
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登録日 2025.07.10 01:07

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