【完結】 女に弄ばれた夫が妻を溺愛するまで

紬あおい

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2.口付けはしてもらえない *

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「本当にいいのか?後悔しないか?」

アヴィスは、私に確認してきた。

「はい。私からお願いしたことですから。アヴィス様こそ大丈夫ですか?どうしてもお嫌でしたら…」

「そんなことはない。男だからな。やろうと思えばいくらでも。っと、この言い方はアレだったな…すまない。」

「ふふっ。緊張が少し解れましたわ。宜しくお願い致します。」

アヴィスは、大事なものを運ぶように、丁寧に私をベッドに運んだ。
ベッドにあしらわれた薔薇の花びらは、二人の関係性とは真逆だけれど、生涯ただ一度のことと思うと悪くない。

「せっかく飾っていただいた薔薇の花びらは、どうしたらいいのでしょう…」

アヴィスが急に笑い声を上げる。

「あはははっ!この状況で、君が気になるのはそれか!?そんなもん、そのうち床に散らばるさ!!」

「え…?お掃除が大変になりますわよ?今集めておきましょうか…」

ベッドの上で正座して、花びらを集めていると、アヴィスが更に笑い出す。

「ふっ、ふっ、はははっ!そんな小さな手で。いつ終わるんだか!!」

笑いながら手伝い始めたアヴィスに、私も笑ってしまう。

「ふ、ふっ、ふふふ。アヴィス様はやらなくていいですよ。」

「いや、君一人だと朝まで掛かりそうだからな。ほら、もう終わっただろ?」

「はい、お疲れ様でした。」

「ぶはっ!お疲れ様って、あはは!!まだ何もしてないぞ?」

笑いながら、私を押し倒すアヴィス。
目をぱちくりしている私の首元に口付ける。

(唇への口付けは、したくないのね…大丈夫。私は大丈夫。これで充分。)

胸元に唇が下がって来る頃には、アヴィスの碧眼は深みを増していた。
舌先が乳首を捕らえた時、その目はギラギラと光った。

「大きくて柔らかな胸だな。乳輪は小さめで乳首はピンクだ。可愛いな。」

「あ、あのっ、感想は述べていただかなくて大丈夫ですから!」

アヴィスはにこりと笑って、また乳首を吸い始める。
ねっとりと、リズミカルに、舌を自由自在に操り刺激に強弱を付けてくる。

「ぁあ…ちょっと、変です…」

「敏感だな。そのまま感じて。」

目を閉じて、刺激を拾い集めていると、膝裏を開かれ、陰核を吸われる。

「んはっ、いゃ、そんなとこっ!あぁん、ぃや!!」

陰唇にも舌を這わされて、目の前が真っ白になってきた。

「だ、ダメですっ!何か、何か来るっ!!いやぁぁぁ…」

荒くなる呼吸とじんじんする下腹に息も絶え絶えな私を、アヴィスは満足げに見ている。

「上手に達したな。次は俺のものを受け入れてくれ。」

アヴィスは、肉棒を陰唇に当てがい、少しずつ挿れてくる。

「ん…?なかなか入らないな…ちょっと無理させるかもしれないが、我慢してくれ。」

グッと腰を入れ、体重をかけてくる。
痛みで逃げようとしても、私の腰はしっかり掴まれて逃げられない。

「んはっ、はっ、あぁぁ…痛いっ、痛いです!そんな大きいの、無理です!!」

アヴィスのものは、更に膨らんで、ますます圧迫する。

「君が!そんなこと言うから余計に!!」

余裕のないアヴィスは、がむしゃらに腰を進めてくる。
あまりの痛さに意識が無くなりかけた時、やっと入ったようだ。

「ノアリス、全部入ったぞ。キツ過ぎる、君のは…」

「初めてですから、当たり前だと…」

「そうか…初めて…」

膣内で、またアヴィスの肉棒が膨らみを増し、彼の形になる。
私の中のものは、もう私の一部になってしまったかのようにぴったり膣内を埋めている。

「動くぞ。君の中を感じたい…」

アヴィスは、眉間にしわを寄せて苦しげだ。
ゆっくり肉棒を引き抜いたかと思えば、奥まで押し込みグリグリ擦り付ける。

「こ、こんなにキツいのか!?何故!?」

私は自分が受け止める痛みや感触で、アヴィスの言っていることが耳に入らない。

「いたぃ…もぅ、ゃだ…助けて…」

「ダメだ!まだまだ!!」

激しく揺さぶられ、意識が遠のく。

「はぁ、はぁ、んんっ、キツい、気持ちいいぞ!最高だっ!!くっ、出るっ出るぞっっっ!!」

アヴィスの達する声をぼんやり聞きながら、私の意識は深い暗闇に沈んでいった。
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