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3.初夜の翌朝も *
翌朝目が覚めるとアヴィスの胸の中だった。
背中に回された手があたたかくて、安心感があった。
(どうせこれは束の間の温もりなんだろうな。)
アヴィスの顔を見つめながら、ぼんやり考え事をしていた。
「整った眉、長いまつ毛、すうっと通った鼻筋、形の良い唇。綺麗でいやらしい人…」
「最後のは何だ…?」
まさか口から出ていたと思わず、私はびっくりして逃げようともがくが、アヴィスは暴れる私をいとも簡単に手中に収める。
「逃げるな。手遅れだ。ふふ。」
「申し訳ございません…」
「君は、いろいろ面白いな。体はどうだ?痛いだろう?昨夜はすまなかった。」
「はい…慣れれば痛くないらしいので…」
「早く慣れたい?痛いの、嫌だろう?」
「あっ…そうですね…」
「ならば!」
突然、後ろから肉棒を突き刺され、腰を打ち付けられる。
濡れているのが破瓜の証なのか、昨夜の白濁液なのか、今濡れたのか、もう分からない。
「痛いか?」
「いえ、昨夜ほどでは…」
「それにしても、君の中はキツいな…油断すると持っていかれそうだ…あぁ、気持ちがいぃ…」
アヴィスは、会話にならない位に没頭している。
私は未だ快感を拾えず、この抽送の終わりを願っている。
(愛する人が別に居ても、男の人ってこういうことは出来るのね…大丈夫。私は大丈夫。この人だから…)
「くっ、ノアリス、そろそろいくぞ!くうぅ、出るっ!!」
腰を強く打ち付けて、アヴィスは果てた。
背中に、はぁはぁと熱い息が掛かる。
おでこを私の背中にくっ付けて、呼吸が整うのを待っている。
私は、アヴィスの指を自分の指に絡ませて、ちゅっと口付ける。
(唇は許されないけど、指ならば…)
アヴィスの腰がビクッと震え、まだ繋がったままのものが圧迫してくる。
「ノアリス、君はっ!不意打ちは、やめてくれ。治まらない!!」
「ふいう、ち、って…」
またもや繰り出される腰に、私は驚きを隠せず、無理と分かっていても腰を捩り逃げようとしてしまう。
「逃がさない…君のせいだ!」
ぱんっ、ぱんっ、ぱんっ!
先程よりも激しい抽送に翻弄される。
せめてアヴィスの顔が見たいと身を捩ると、膣内に疼きを感じた。
「ああ、何!?そこ、いやぁぁぁ!!」
「ん、くっ、ここか?ここだな!よく締まる…あぁ、気持ちいい、凄い…」
良い所を肉棒で嬲られ、奥をグリグリ擦り付けられ、私は初めての快感に溺れてしまいそうだ。
「あぁん、奥も…いぃ…」
「いいのか、もっと良くしてやる!」
どちゅん、どちゅんと水音を含む淫音が響き渡り、視界がぼやけてくる。
「ああ、もう、だめっ!いやぁぁ…」
「いけっ!俺も、くぅ、イくっっ!!」
目の前で何かが弾け、私は意識を手放した。
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