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39.【意外とまともな勉強会】
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三木「古典は和田の爺さんか。あの人過去問から出すって言った時は3分の1は出すんだ。蓮池は全部叩き込め、それで赤点は免れる」
梅生「生物が原先生なら俺の時の担当と同じだな。柊、藤城とノート照らし合わせて。黒板に書いたことよりあの人が口頭で言ったことが基本的に出るんだ。漏れがなければ大丈夫」
今日ちょうど生物があったので慌ててノートを取り出した。言われた通りに柊が出したノートと比べてお互いに書き足していく。
梅生「それできたら2つとも見せて。過去に出たところチェックつけるから」
中々勉強会らしいじゃないか。
先輩方の有益な情報に聞けてラッキーだなと思うも、横の蓮池は既にげんなりしている。
先輩達は大丈夫と簡単に言うが、そもそも蓮池は覚える行為から苦手なのではと少し気になり振り返る。
先輩3人が蓮池を囲んで座っていて、意地で叩き込めという体育会系並の圧を感じて少し怖い気もする。
当の本人もどうにも逃げられないのがわかるのか、三木先輩の指差す箇所を仕方なく暗記し始めていた。
今までその役を担ってきた柊がそれを見て楽!最高!と満面の笑みを見せているが、さすがにあの蓮池を教えるのは至難の業だったろうと苦労が偲ばれる。
蘭世「文系ってあとは何だ?1年て日本史か?」
夕太「日本史!あと現代文と、理数はやらなくていいの?」
蘭世「赤点の数減らした方が効率よくね?文系は確で取って理数は捨てて後から追試で取らせる」
……凄い発想だ。
教科を捨てるなんて俺には思いつきもしない。
俺にそんな経験が全くないのもあるが、確かに蓮池の頭じゃテストを2回に分けた方が勉強時間も増えて今回は暗記に集中できる。
目標は蓮池が留年…ならまだしも退学にならないようにする事だからな。
1人頷いていると向かい合わせの柊が、
夕太「雅臣、現代文は?小テストと三木先輩の代の過去問以外何が出るって言ってた?」
雅臣「まだ作ってないからってそれ以上教えてくれなかったぞ」
そっかーと大人しく現代文の過去問ファイルを漁り始める。
楓「使えねぇなコミュ障」
雅臣「はぁ!?」
突然の聞き捨てならない言葉に目を瞠る。
目線は合わなくても今の発言は絶対俺に向かって言ったと確信できる。
席を立ち上がり足音荒く蓮池のそばに行く。
今日こそ我慢せずに全部言ってやる!
雅臣 「何で俺がてめぇにそんな事言われないといけないんだよ!お前、この状況で言える立場……」
苛立ち声を荒らげた瞬間、
桂樹「おーおー、やってるじゃん」
声がして振り返ると小脇に大量のコピー用紙を抱えた桂樹先輩が足で扉を開けた。
左手に沢山ジュースの入った袋も持っていて梓蘭世が目を輝かせる。
蘭世「桂樹さん奢り!?」
桂樹「てめぇは目敏くて可愛くねぇな、ほらよ」
そう言って梓蘭世にコーラを投げて寄越すが、炭酸投げんなと抗議の声が上がった。
桂樹「皆好きなの取ってけよ、飲みながら勉強しようぜ」
桂樹さんが買ってきてくれたジュースの袋からジンジャエールを選び、再び先輩に囲まれて過去問を解く蓮池を睨みつけた。
蓮池はフンとそっぽを向いたが、桂樹先輩が来てくれて命拾いしたと思えよこのクソ野郎と心の中で中指を立てる。
蓮池は悪態をつく事もなく、いつものふてぶてしさもなりを潜めて大人しく勉強しているが、ここにいてやってる俺も敬って態度を改めろとしみじみ思った。
まあなんだかんだ言ってアイツも留年にはなりたくないだろうから大人しく勉強してろ。
バカを相手にするのはやめて俺もいい加減初日の教科をやろうと過去問とノートを照らし合わせるが、三木先輩の字がところどころクセ字で読みづらい。
これは6か0なのか?
しかしそんなことより、どの教科も軒並み高得点ばかりで地頭の良さを見せつけられているようだ。
数学なんてこの問題で俺こんなに点数出せるかと訝しむと、向かい側から熱い視線を感じる。
雅臣「な、何だよ」
夕太「雅臣英語のノート見せて」
雅臣「え…」
柊が手を出して欲しがるが、俺は三木先輩のように心が広くないし、悪いが見せたくない。
なんで俺が頑張って取ったノートをこいつに見せないといけないんだと言っていいものなのか。
先輩もいる場所で嫌な奴丸出しになりたくないと考えあぐねていると、
桂樹「柊ぃ…そこはちゃんと擦り切れるほど床に頭つけて頼まねぇと」
すかさず桂樹先輩が俺のフォローに入ってくれた。
蘭世「三木さんのノート借りパクしてるあんたが言うなよ」
桂樹 「俺は三木に色々貸しがあんのよ」
梓蘭世を無視してほれほれ頭下げろ柊、と言いながら俺に向かって片目を閉じる。
……イケメンすぎる!
俺が同じ仕草をしてもこうはきまらない!
そして何よりかっこいい!
楓「心狭すぎるだろボッチのくせに。自分が休んだ時痛い目見ればいいんだよ」
桂樹先輩に惚れ惚れしている俺に、早口で嫌味を言う蓮池を見て舌打ちする。
バカは口閉じて勉強してろよと言いかけるも、
三木「蓮池の言う事は一理あるな。休んだ時用に貸しを作っとくと後々自分が助かるぞ」
三木先輩が眼鏡のブリッジを上げて肯定するから黙るしかなくなった。
ノートを取らない蓮池に、授業を聞いてるか怪しい柊。こいつらに貸しを作るなら別のやつに貸しを作りたい。
いつだって言いたい放題の蓮池を羨ましく思いため息をつくと、
夕太「雅臣って頭良いから要点の押さえ方上手いと思って」
パンっと音を鳴らしお願いと両手を合わせて拝む柊に、こうまで頼られては仕方ないなとノート渡した。
雅臣「ほらよ」
柊は秒で俺のノートを奪い取り、数ページ捲る。
夕太 「……ねぇ雅臣、これqかgかどっち?」
これもこれもこれも見えないと、首を傾げて指差した。
___字が汚くて悪かったな!
先ず貸してくれてありがとうを言えよ馬鹿!
大笑いする蓮池を睨みつけ、渋々分からないと騒ぐ柊のために書き直す羽目になった。
__________________
楓「一生分勉強した、中卒でいいよもう」
三木「家に帰ったら過去問もう1回見とけよ」
伸びをしながら文句を言う蓮池に対し、三木先輩は顔だけ笑顔で全く目が笑っていなかった。
疲れが先立つのかあの蓮池が悪態もつかずグッタリしている様を見て清々した。ざまあみろ。
結局学校が閉まるギリギリまで勉強会をした俺達は全員一緒に帰ることになった。
桂樹「うし、帰ろうぜ」
チャリ取ってくると先に階段を駆け下りて行った桂樹先輩と校門で合流し、閉まりかけの門を開いて学校を後にする。
柊は蓮池の家に寄ってくからと手を振り、2人は坂に上がる前に右に曲がって帰っていった。
雅臣「桂樹さん家近いんですか?」
学校から駅までの1本坂を登る先輩達と一緒に歩く途中、ロードバイクを引っ張る桂樹先輩に声を掛けた。
東京の中学校は電車通学しか許されなかったから物珍しい。
桂樹「俺一社…て、雅臣に一社言うても分かんねぇか」
梅生「駅を降りて東山線の藤が丘方面かな。1本だから10分かからない位だよ」
一条さんの説明を聞いてそれなら電車通学の方が楽そうなのに何故と眉根を寄せる。
蘭世「いやでも桂樹さんの家、駅近じゃないだろ?」
三木「リオの家からだと一社から遠いんだよな。20分くらい歩くか」
桂樹「駅からがダルいんだよ。チャリだと人に揉まれる事もない、ついでに定期代削減ってワケよ」
世知辛いねぇと笑いながら言う桂樹先輩に、東山線の定期代はそんなにかかるのかと思うが、名古屋の電車事情に疎い俺は何も言えない。
桂樹「あ俺明日は勉強会パスな、合唱部の方行くから」
じゃ、と手を挙げ桂樹先輩はリュックサックを背負ったまま颯爽とロードに跨ると坂道をものともせずに駆け上がっていく。
その力強い走りっぷりに俺もテストが終わったら走って身体を鍛えようと考えながら坂道を歩く。
雅臣「俺こっちなんで…失礼します」
坂を上がりきった所で頭を下げ、俺は皆と逆方面に歩き出した。
梅生「生物が原先生なら俺の時の担当と同じだな。柊、藤城とノート照らし合わせて。黒板に書いたことよりあの人が口頭で言ったことが基本的に出るんだ。漏れがなければ大丈夫」
今日ちょうど生物があったので慌ててノートを取り出した。言われた通りに柊が出したノートと比べてお互いに書き足していく。
梅生「それできたら2つとも見せて。過去に出たところチェックつけるから」
中々勉強会らしいじゃないか。
先輩方の有益な情報に聞けてラッキーだなと思うも、横の蓮池は既にげんなりしている。
先輩達は大丈夫と簡単に言うが、そもそも蓮池は覚える行為から苦手なのではと少し気になり振り返る。
先輩3人が蓮池を囲んで座っていて、意地で叩き込めという体育会系並の圧を感じて少し怖い気もする。
当の本人もどうにも逃げられないのがわかるのか、三木先輩の指差す箇所を仕方なく暗記し始めていた。
今までその役を担ってきた柊がそれを見て楽!最高!と満面の笑みを見せているが、さすがにあの蓮池を教えるのは至難の業だったろうと苦労が偲ばれる。
蘭世「文系ってあとは何だ?1年て日本史か?」
夕太「日本史!あと現代文と、理数はやらなくていいの?」
蘭世「赤点の数減らした方が効率よくね?文系は確で取って理数は捨てて後から追試で取らせる」
……凄い発想だ。
教科を捨てるなんて俺には思いつきもしない。
俺にそんな経験が全くないのもあるが、確かに蓮池の頭じゃテストを2回に分けた方が勉強時間も増えて今回は暗記に集中できる。
目標は蓮池が留年…ならまだしも退学にならないようにする事だからな。
1人頷いていると向かい合わせの柊が、
夕太「雅臣、現代文は?小テストと三木先輩の代の過去問以外何が出るって言ってた?」
雅臣「まだ作ってないからってそれ以上教えてくれなかったぞ」
そっかーと大人しく現代文の過去問ファイルを漁り始める。
楓「使えねぇなコミュ障」
雅臣「はぁ!?」
突然の聞き捨てならない言葉に目を瞠る。
目線は合わなくても今の発言は絶対俺に向かって言ったと確信できる。
席を立ち上がり足音荒く蓮池のそばに行く。
今日こそ我慢せずに全部言ってやる!
雅臣 「何で俺がてめぇにそんな事言われないといけないんだよ!お前、この状況で言える立場……」
苛立ち声を荒らげた瞬間、
桂樹「おーおー、やってるじゃん」
声がして振り返ると小脇に大量のコピー用紙を抱えた桂樹先輩が足で扉を開けた。
左手に沢山ジュースの入った袋も持っていて梓蘭世が目を輝かせる。
蘭世「桂樹さん奢り!?」
桂樹「てめぇは目敏くて可愛くねぇな、ほらよ」
そう言って梓蘭世にコーラを投げて寄越すが、炭酸投げんなと抗議の声が上がった。
桂樹「皆好きなの取ってけよ、飲みながら勉強しようぜ」
桂樹さんが買ってきてくれたジュースの袋からジンジャエールを選び、再び先輩に囲まれて過去問を解く蓮池を睨みつけた。
蓮池はフンとそっぽを向いたが、桂樹先輩が来てくれて命拾いしたと思えよこのクソ野郎と心の中で中指を立てる。
蓮池は悪態をつく事もなく、いつものふてぶてしさもなりを潜めて大人しく勉強しているが、ここにいてやってる俺も敬って態度を改めろとしみじみ思った。
まあなんだかんだ言ってアイツも留年にはなりたくないだろうから大人しく勉強してろ。
バカを相手にするのはやめて俺もいい加減初日の教科をやろうと過去問とノートを照らし合わせるが、三木先輩の字がところどころクセ字で読みづらい。
これは6か0なのか?
しかしそんなことより、どの教科も軒並み高得点ばかりで地頭の良さを見せつけられているようだ。
数学なんてこの問題で俺こんなに点数出せるかと訝しむと、向かい側から熱い視線を感じる。
雅臣「な、何だよ」
夕太「雅臣英語のノート見せて」
雅臣「え…」
柊が手を出して欲しがるが、俺は三木先輩のように心が広くないし、悪いが見せたくない。
なんで俺が頑張って取ったノートをこいつに見せないといけないんだと言っていいものなのか。
先輩もいる場所で嫌な奴丸出しになりたくないと考えあぐねていると、
桂樹「柊ぃ…そこはちゃんと擦り切れるほど床に頭つけて頼まねぇと」
すかさず桂樹先輩が俺のフォローに入ってくれた。
蘭世「三木さんのノート借りパクしてるあんたが言うなよ」
桂樹 「俺は三木に色々貸しがあんのよ」
梓蘭世を無視してほれほれ頭下げろ柊、と言いながら俺に向かって片目を閉じる。
……イケメンすぎる!
俺が同じ仕草をしてもこうはきまらない!
そして何よりかっこいい!
楓「心狭すぎるだろボッチのくせに。自分が休んだ時痛い目見ればいいんだよ」
桂樹先輩に惚れ惚れしている俺に、早口で嫌味を言う蓮池を見て舌打ちする。
バカは口閉じて勉強してろよと言いかけるも、
三木「蓮池の言う事は一理あるな。休んだ時用に貸しを作っとくと後々自分が助かるぞ」
三木先輩が眼鏡のブリッジを上げて肯定するから黙るしかなくなった。
ノートを取らない蓮池に、授業を聞いてるか怪しい柊。こいつらに貸しを作るなら別のやつに貸しを作りたい。
いつだって言いたい放題の蓮池を羨ましく思いため息をつくと、
夕太「雅臣って頭良いから要点の押さえ方上手いと思って」
パンっと音を鳴らしお願いと両手を合わせて拝む柊に、こうまで頼られては仕方ないなとノート渡した。
雅臣「ほらよ」
柊は秒で俺のノートを奪い取り、数ページ捲る。
夕太 「……ねぇ雅臣、これqかgかどっち?」
これもこれもこれも見えないと、首を傾げて指差した。
___字が汚くて悪かったな!
先ず貸してくれてありがとうを言えよ馬鹿!
大笑いする蓮池を睨みつけ、渋々分からないと騒ぐ柊のために書き直す羽目になった。
__________________
楓「一生分勉強した、中卒でいいよもう」
三木「家に帰ったら過去問もう1回見とけよ」
伸びをしながら文句を言う蓮池に対し、三木先輩は顔だけ笑顔で全く目が笑っていなかった。
疲れが先立つのかあの蓮池が悪態もつかずグッタリしている様を見て清々した。ざまあみろ。
結局学校が閉まるギリギリまで勉強会をした俺達は全員一緒に帰ることになった。
桂樹「うし、帰ろうぜ」
チャリ取ってくると先に階段を駆け下りて行った桂樹先輩と校門で合流し、閉まりかけの門を開いて学校を後にする。
柊は蓮池の家に寄ってくからと手を振り、2人は坂に上がる前に右に曲がって帰っていった。
雅臣「桂樹さん家近いんですか?」
学校から駅までの1本坂を登る先輩達と一緒に歩く途中、ロードバイクを引っ張る桂樹先輩に声を掛けた。
東京の中学校は電車通学しか許されなかったから物珍しい。
桂樹「俺一社…て、雅臣に一社言うても分かんねぇか」
梅生「駅を降りて東山線の藤が丘方面かな。1本だから10分かからない位だよ」
一条さんの説明を聞いてそれなら電車通学の方が楽そうなのに何故と眉根を寄せる。
蘭世「いやでも桂樹さんの家、駅近じゃないだろ?」
三木「リオの家からだと一社から遠いんだよな。20分くらい歩くか」
桂樹「駅からがダルいんだよ。チャリだと人に揉まれる事もない、ついでに定期代削減ってワケよ」
世知辛いねぇと笑いながら言う桂樹先輩に、東山線の定期代はそんなにかかるのかと思うが、名古屋の電車事情に疎い俺は何も言えない。
桂樹「あ俺明日は勉強会パスな、合唱部の方行くから」
じゃ、と手を挙げ桂樹先輩はリュックサックを背負ったまま颯爽とロードに跨ると坂道をものともせずに駆け上がっていく。
その力強い走りっぷりに俺もテストが終わったら走って身体を鍛えようと考えながら坂道を歩く。
雅臣「俺こっちなんで…失礼します」
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