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『なんじゃ、もう戻ってきたのか?まだ冬はこれからじゃぞい』
ヨモを招待して街に戻ってからほんの7日前である。
「私…干渉されるのが苦手みたい。私って末っ子で自由に育てられたから…やっぱり我儘なのね」
『アルディも人間関係が一番難しいと言っておったわい。ほっほっほ』
「はあ、ほんとね…甘かったわ」
リアはツリーハウスに入った。やはり温かった。
「温かい…」
『わしは生きているからな』
温かくて居心地がいい、リアはその日久しぶりに深い眠りについた。
それからリアはツリーハウスで充実な日々を過ごしていた。魔法円を使いまくって家事をしたり、魔法円の練習をしたり、アルディの魔術の本を読んだり、自由な生活を満喫していた。
リアは10日ぶりに街に向かった。ヨモとあの日以来会っていない。怒っているかもしれないし、シェアも解除しなければならないだろう。春になっても戻るのはもう考えてなかった。
商人ギルドに顔を出すとヨモがなにやら忙しそうにしていた。
「ヨモ、久しぶり。忙しそうね」
「あ、やっと来た。大丈夫よ。お茶にしましょう」
と、にっこりと対応してくれた。
ヨモはいつもの香りのいい紅茶を入れてくれた。
「もう会いに来てくれないかと思ったわ。よかった来てくれて」
ヨモはなぜか申し訳なさそうな顔をしている。
「私の方こそ…勝手な事したのに…」
「あの後、トイおじさんに仕事の事も兼ねてリアとの事を相談したの。シェアしていた友達がでていちゃったって。そしたらトイおじさんに怒られちゃった」
「え?」
「自分の価値観を押し付けるなって。リアとは生活環境も育った環境も違うし、なにより共同生活なのになぜおまえの指示通りに暮らしていかなければならないのかって、そんな事でお前と一緒に暮らす意味があるのかって。私の方が年上だし、大人だし、リアは世間知らずだから私が教育しなきゃって勝手に思ってた。おじさんは助けてほしいと言われた時に助けてあげる方がいいって、反省したわ。私が悪かったの。ごめんなさい」
「ううん、私の方こそヨモには助けられてばかりだったのに…」
「ツリーハウスに行こうとしてたんだけど、トイおじさんからやめなさいって言われた。それが嫌がられる理由だって。親でもない赤の他人のお前が干渉するなって」
「プッ」
叱られて凹んでいるヨモを見ると笑ってしまった。
「もう、なによ。一人で片づけられた部屋にいるとちょっと分かってきた。私リアの世話を焼く事が私の生きる価値みたいになってたのよね。リアは立派な大人の女性なのにね、私ったらバカだわ」
「立派かどうかは、分からないけど。私って末っ子でしょう?割と好き勝手に突っ走て生きてきたのよね。だから今回の件で干渉されるムリだなって痛感した」
「私は長女で弟が2人いるの。弟達の世話係だったわ。そして結婚して夫の世話、次はって感じかしら。ああ、ひとり立ちしなきゃね」
「弟さんたちはどこにいるの?」
「今、二人して王都にいるわ。王都の商人ギルドで働いている。若い時って都会に行きたがるじゃない?そんな感じよ」
「私のおじさんと一緒ね。家族の件でおじさんに手紙を書いたの。今日はそれを出そうと思って街に来たのよ」
「ああ、例の件ね。リアも王都に向かうの?」
「ん~返事の内容によるかな…春になったらとは考えてるけど」
「そう…」
「あ、もしかしてヨモも王都に行くの?弟さんたちがいるから」
「弟達はもう二人とも結婚しているから頼れないわ。ただ仕事関係で王都に住む事も考えてる」
「仕事関係って?」
「私、店を出そうと思っているの」
「店?」
「ええ、紅茶を提供するお店よ。クオもリアも美味しいって言ってくれてたし、トイおじさんも私の入れる紅茶は癒されるって言ってくれるから…茶葉はユグン街の近くで栽培されているようなの。王都も近いし」
「お店ってそんなに簡単に出せるの?」
「もちろん簡単じゃないわ。調理試験があるから今はその勉強をしているの。お店もトイおじさんが探してくれてる。ユグンか王都かどっちかにって。でも弟達がいるから王都がいいのではって話になって」
「そっか、さっき忙しそうにしていたのは調理試験の勉強していたのね」
「そう、うふふ」
「じゃあ、王都で会えるかもね」
「そうなったらいいわね」
「そういえば、あのリアが言っていたイケメン兵士はツリーハウスに訪ねてきた?」
ヨモは突然忘れかけていたイケメン兵士の話をした。
ヨモを招待して街に戻ってからほんの7日前である。
「私…干渉されるのが苦手みたい。私って末っ子で自由に育てられたから…やっぱり我儘なのね」
『アルディも人間関係が一番難しいと言っておったわい。ほっほっほ』
「はあ、ほんとね…甘かったわ」
リアはツリーハウスに入った。やはり温かった。
「温かい…」
『わしは生きているからな』
温かくて居心地がいい、リアはその日久しぶりに深い眠りについた。
それからリアはツリーハウスで充実な日々を過ごしていた。魔法円を使いまくって家事をしたり、魔法円の練習をしたり、アルディの魔術の本を読んだり、自由な生活を満喫していた。
リアは10日ぶりに街に向かった。ヨモとあの日以来会っていない。怒っているかもしれないし、シェアも解除しなければならないだろう。春になっても戻るのはもう考えてなかった。
商人ギルドに顔を出すとヨモがなにやら忙しそうにしていた。
「ヨモ、久しぶり。忙しそうね」
「あ、やっと来た。大丈夫よ。お茶にしましょう」
と、にっこりと対応してくれた。
ヨモはいつもの香りのいい紅茶を入れてくれた。
「もう会いに来てくれないかと思ったわ。よかった来てくれて」
ヨモはなぜか申し訳なさそうな顔をしている。
「私の方こそ…勝手な事したのに…」
「あの後、トイおじさんに仕事の事も兼ねてリアとの事を相談したの。シェアしていた友達がでていちゃったって。そしたらトイおじさんに怒られちゃった」
「え?」
「自分の価値観を押し付けるなって。リアとは生活環境も育った環境も違うし、なにより共同生活なのになぜおまえの指示通りに暮らしていかなければならないのかって、そんな事でお前と一緒に暮らす意味があるのかって。私の方が年上だし、大人だし、リアは世間知らずだから私が教育しなきゃって勝手に思ってた。おじさんは助けてほしいと言われた時に助けてあげる方がいいって、反省したわ。私が悪かったの。ごめんなさい」
「ううん、私の方こそヨモには助けられてばかりだったのに…」
「ツリーハウスに行こうとしてたんだけど、トイおじさんからやめなさいって言われた。それが嫌がられる理由だって。親でもない赤の他人のお前が干渉するなって」
「プッ」
叱られて凹んでいるヨモを見ると笑ってしまった。
「もう、なによ。一人で片づけられた部屋にいるとちょっと分かってきた。私リアの世話を焼く事が私の生きる価値みたいになってたのよね。リアは立派な大人の女性なのにね、私ったらバカだわ」
「立派かどうかは、分からないけど。私って末っ子でしょう?割と好き勝手に突っ走て生きてきたのよね。だから今回の件で干渉されるムリだなって痛感した」
「私は長女で弟が2人いるの。弟達の世話係だったわ。そして結婚して夫の世話、次はって感じかしら。ああ、ひとり立ちしなきゃね」
「弟さんたちはどこにいるの?」
「今、二人して王都にいるわ。王都の商人ギルドで働いている。若い時って都会に行きたがるじゃない?そんな感じよ」
「私のおじさんと一緒ね。家族の件でおじさんに手紙を書いたの。今日はそれを出そうと思って街に来たのよ」
「ああ、例の件ね。リアも王都に向かうの?」
「ん~返事の内容によるかな…春になったらとは考えてるけど」
「そう…」
「あ、もしかしてヨモも王都に行くの?弟さんたちがいるから」
「弟達はもう二人とも結婚しているから頼れないわ。ただ仕事関係で王都に住む事も考えてる」
「仕事関係って?」
「私、店を出そうと思っているの」
「店?」
「ええ、紅茶を提供するお店よ。クオもリアも美味しいって言ってくれてたし、トイおじさんも私の入れる紅茶は癒されるって言ってくれるから…茶葉はユグン街の近くで栽培されているようなの。王都も近いし」
「お店ってそんなに簡単に出せるの?」
「もちろん簡単じゃないわ。調理試験があるから今はその勉強をしているの。お店もトイおじさんが探してくれてる。ユグンか王都かどっちかにって。でも弟達がいるから王都がいいのではって話になって」
「そっか、さっき忙しそうにしていたのは調理試験の勉強していたのね」
「そう、うふふ」
「じゃあ、王都で会えるかもね」
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「そういえば、あのリアが言っていたイケメン兵士はツリーハウスに訪ねてきた?」
ヨモは突然忘れかけていたイケメン兵士の話をした。
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