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終わりのための旅
惨劇を起こした正体
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「……誰に、襲われたんです?」
一番気になっていたことを、上泉が林に問う。
林は一瞬黙り込んで、口を開いた。
「武装した集団です」
「彼らは自分たちを数字で呼び合っていました」
数字?。
「あいつらの目的は勧誘でした」
そう谷風が口を開いた。
腕を組み、険しい表情で。
「何にですか?」
上泉が問う。
だが、谷風は首を横に振った。
「わからん、、、」
「多数派がどうとか、少数派がどうとか、、、そんなことを言っていたな」
林が引き継ぐ。
「何の話か全くわからなくて」
「その誘いを断ったら、襲ってきたんです」
老夫婦が道場へ戻っていた間、林は隔離されていた住処から皆が待つ住処に戻った。
だがそこで惨劇を目の当たりにする。
恐怖でその場から逃げ出したところ、偶然にも谷風に遭遇。
谷風に状況を説明している最中に、戻ってきた武装集団に出くわしたのだ。
何が起きたのかはわかった。
だがその集団が何で、何の目的で襲われたのか。
状況の複雑さが増すばかりだ。
「で、その武装集団はどうしたんですか?」
上泉が問う。
「もちろんー」
谷風が、待ってましたとばかりに胸を張る。
「私が返り討ちにしましたよ!!」
「私は屈強なヒーローですからね!
数人程度の武装集団がーー」
今にも当時の再現を始めそうな谷風を、上泉が止めた。
「そうですか
無事でよかったです」
谷風は一瞬きょとんとした顔をしたが、
すぐに「ええ!」と満足そうに笑った。
――誘ってくる連中。
――多数派?、少数派?。
――断ると、殺される。
頭が混乱する。
隣の部屋で少女と老婆が、楽しそうに話をしている。
物騒な話を聞かせないように、二人には移動してもらった。
「ちなみに、ご老体!」
谷風が上泉に叫ぶ。
「……上泉と呼んでください」
声は落ち着いているが、少し苛立ちが見える。
「申し訳ない!
上泉さん!」
谷風は、勢いよく頭を下げて言い直した。
「上泉さんたちは、どういう繋がりで?」
谷風が俺の方に視線を移しながら、上泉に問う。
上泉が少女と俺との出会いについて説明した。
また今後の目的についても。
谷風は腕を組み、何度も頷いていた。
そして話が終わると、満足した表情で、
「なるほど!」
大きな手振りで、納得したと表現した。
「では、これから旅をする仲間ということですね!」
その言葉を聞いて、俺は視線を落とした。
本当に、この人たちと一緒に旅をするべきなのか。
安心さや、頼もしさはある。
だが、少女のことを思うと正しい選択なのかと。
その時、思い出したように林が口を開く。
「そういえば、、」
「彼らの拠点が、あなた達の目的地の方にあると言っていた気がします」
「本当ですか?」
聞き返す。
「はい。
誘われた時に、確かそう言ってました」
林の言葉に、表情が険しくなる。
目的地の通過点に、武装集団の拠点がある。
誘われるって、何にだ?
これは確実に面倒な話になりそうだ。
俺は周りにバレないように、ため息を吐いた。
一番気になっていたことを、上泉が林に問う。
林は一瞬黙り込んで、口を開いた。
「武装した集団です」
「彼らは自分たちを数字で呼び合っていました」
数字?。
「あいつらの目的は勧誘でした」
そう谷風が口を開いた。
腕を組み、険しい表情で。
「何にですか?」
上泉が問う。
だが、谷風は首を横に振った。
「わからん、、、」
「多数派がどうとか、少数派がどうとか、、、そんなことを言っていたな」
林が引き継ぐ。
「何の話か全くわからなくて」
「その誘いを断ったら、襲ってきたんです」
老夫婦が道場へ戻っていた間、林は隔離されていた住処から皆が待つ住処に戻った。
だがそこで惨劇を目の当たりにする。
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谷風に状況を説明している最中に、戻ってきた武装集団に出くわしたのだ。
何が起きたのかはわかった。
だがその集団が何で、何の目的で襲われたのか。
状況の複雑さが増すばかりだ。
「で、その武装集団はどうしたんですか?」
上泉が問う。
「もちろんー」
谷風が、待ってましたとばかりに胸を張る。
「私が返り討ちにしましたよ!!」
「私は屈強なヒーローですからね!
数人程度の武装集団がーー」
今にも当時の再現を始めそうな谷風を、上泉が止めた。
「そうですか
無事でよかったです」
谷風は一瞬きょとんとした顔をしたが、
すぐに「ええ!」と満足そうに笑った。
――誘ってくる連中。
――多数派?、少数派?。
――断ると、殺される。
頭が混乱する。
隣の部屋で少女と老婆が、楽しそうに話をしている。
物騒な話を聞かせないように、二人には移動してもらった。
「ちなみに、ご老体!」
谷風が上泉に叫ぶ。
「……上泉と呼んでください」
声は落ち着いているが、少し苛立ちが見える。
「申し訳ない!
上泉さん!」
谷風は、勢いよく頭を下げて言い直した。
「上泉さんたちは、どういう繋がりで?」
谷風が俺の方に視線を移しながら、上泉に問う。
上泉が少女と俺との出会いについて説明した。
また今後の目的についても。
谷風は腕を組み、何度も頷いていた。
そして話が終わると、満足した表情で、
「なるほど!」
大きな手振りで、納得したと表現した。
「では、これから旅をする仲間ということですね!」
その言葉を聞いて、俺は視線を落とした。
本当に、この人たちと一緒に旅をするべきなのか。
安心さや、頼もしさはある。
だが、少女のことを思うと正しい選択なのかと。
その時、思い出したように林が口を開く。
「そういえば、、」
「彼らの拠点が、あなた達の目的地の方にあると言っていた気がします」
「本当ですか?」
聞き返す。
「はい。
誘われた時に、確かそう言ってました」
林の言葉に、表情が険しくなる。
目的地の通過点に、武装集団の拠点がある。
誘われるって、何にだ?
これは確実に面倒な話になりそうだ。
俺は周りにバレないように、ため息を吐いた。
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