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新章 魔導士シルドの成り上がり ~復縁を許された苦労する大公の領地経営~
第二十八話 シルド大公の外遊 7
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「なにをする!?
おいーーどういうつもりだ。
なぜ、服を脱ぐ?
俺になにを見せたいんだ?」
「何って抱くんでしょ?
スカートを脱いだだけよ?
どう?
右足は?
お尻は?
背中は?
こんな刺青だのいろいろ入れるのがあの代理城主の趣味よ。
どこにも行けない身体、抱いてみる?
これでも、逃げたのは間違いなの?」
イルバン卿は声にならない。
なにも言葉に出来なかった。
それほどに‥‥‥アルメンヌは。
彼女の二十年に近い人生の凝縮されたその身体はーー
清廉潔白に生きて来た男の常識を壊そうとしていた。
「抱けないんだ?
あれだけ言っておきながら、ねえ、ギース?
なんでこの一行にいるの?
レブナス高家の意向?
それとも、子爵家に対する恩義?
どうせ、あの人から言われたんでしょ?」
どこかで適当に殺せ。
あの女は子爵家の恥だ。
生かしておけば、必ず我が家に仇をなすだろう‥‥‥
そう、言われているんでしょ、子爵様に。
アルメンヌはそうイルバン卿に言い寄る。
イルバン卿は数歩、後ずさりをしながら考えていた。
なぜ、この女はそこまで知っている。
いや、知っていながらこの環境に。
二人だけの命のやり取りができる環境に自分を呼び込んだ?
そしてーー
「なぜ、俺に抱けとお前はいうんだ、アリア‥‥‥」
「なんでって。
あなたが大公閣下にお願いしたんじゃない。
何言ってるのよ、笑わさないで?
ねえ、ギース?
そうなんでしょ?
その腰にある剣をいつ抜こうか、迷ってるのよね?
だって、あなたの中の子爵家当主は公明正大で、三つの砦や城を南方の敵から守り抜いてきた。
そんな、偉大な騎士だもの。
こんな汚い裏取引なんて存在するのを、あなたが許せるわけがないわよね?
ほら‥‥‥抱かないの?
抱けば、あなたも晴れて憧れのクエーサー子爵様のーー同類になれるわよ?」
「抱けるわけがないだろう‥‥‥。
真実がどうあれ、お前はまだ‥‥‥子爵夫人だ。
わたしに抱けるわけがない!!
まるでお前はエイシャ様と同じだ。
魔女と呼ばれてもいいような、そんな生き方を。
男の誘い方をする
なぜそうなったんだ‥‥‥???」
イルバン卿はその言葉に震えた。
自分の憧れていた彼は、クエーサー子爵はそんな非道な男ではない!!
この女の言うことは嘘だ。
もし、本当だとしてもーー
「抱きはしない。
そんな身体に、興味はない。
だが‥‥‥子爵家を侮辱した罪は償ってもらおう」
「ちょっと!?
きゃっ‥‥‥」
剣は抜かず、彼はアルメンヌの喉元を片手で締めあげた。
声が声にならない。
シルドに助けを求めたくても、それは・・・・・・不可能だ。
「このまま、首の骨を折る。
それで静かに死ね。
子爵家に対する、せめてもの‥‥‥最後の奉公だ。
アリア‥‥‥」
赤毛の騎士は、もう片方の手も添えてーーアルメンヌの首に凄まじい力をかけ始めた。
その剛力に、アルメンヌは抗えない。
視界がもうろうとなる。
首が、骨がきしむ音が脳に響いてきた。
--助けて、シルド様‥‥‥
アルメンヌは心の中で叫んでいた。
おいーーどういうつもりだ。
なぜ、服を脱ぐ?
俺になにを見せたいんだ?」
「何って抱くんでしょ?
スカートを脱いだだけよ?
どう?
右足は?
お尻は?
背中は?
こんな刺青だのいろいろ入れるのがあの代理城主の趣味よ。
どこにも行けない身体、抱いてみる?
これでも、逃げたのは間違いなの?」
イルバン卿は声にならない。
なにも言葉に出来なかった。
それほどに‥‥‥アルメンヌは。
彼女の二十年に近い人生の凝縮されたその身体はーー
清廉潔白に生きて来た男の常識を壊そうとしていた。
「抱けないんだ?
あれだけ言っておきながら、ねえ、ギース?
なんでこの一行にいるの?
レブナス高家の意向?
それとも、子爵家に対する恩義?
どうせ、あの人から言われたんでしょ?」
どこかで適当に殺せ。
あの女は子爵家の恥だ。
生かしておけば、必ず我が家に仇をなすだろう‥‥‥
そう、言われているんでしょ、子爵様に。
アルメンヌはそうイルバン卿に言い寄る。
イルバン卿は数歩、後ずさりをしながら考えていた。
なぜ、この女はそこまで知っている。
いや、知っていながらこの環境に。
二人だけの命のやり取りができる環境に自分を呼び込んだ?
そしてーー
「なぜ、俺に抱けとお前はいうんだ、アリア‥‥‥」
「なんでって。
あなたが大公閣下にお願いしたんじゃない。
何言ってるのよ、笑わさないで?
ねえ、ギース?
そうなんでしょ?
その腰にある剣をいつ抜こうか、迷ってるのよね?
だって、あなたの中の子爵家当主は公明正大で、三つの砦や城を南方の敵から守り抜いてきた。
そんな、偉大な騎士だもの。
こんな汚い裏取引なんて存在するのを、あなたが許せるわけがないわよね?
ほら‥‥‥抱かないの?
抱けば、あなたも晴れて憧れのクエーサー子爵様のーー同類になれるわよ?」
「抱けるわけがないだろう‥‥‥。
真実がどうあれ、お前はまだ‥‥‥子爵夫人だ。
わたしに抱けるわけがない!!
まるでお前はエイシャ様と同じだ。
魔女と呼ばれてもいいような、そんな生き方を。
男の誘い方をする
なぜそうなったんだ‥‥‥???」
イルバン卿はその言葉に震えた。
自分の憧れていた彼は、クエーサー子爵はそんな非道な男ではない!!
この女の言うことは嘘だ。
もし、本当だとしてもーー
「抱きはしない。
そんな身体に、興味はない。
だが‥‥‥子爵家を侮辱した罪は償ってもらおう」
「ちょっと!?
きゃっ‥‥‥」
剣は抜かず、彼はアルメンヌの喉元を片手で締めあげた。
声が声にならない。
シルドに助けを求めたくても、それは・・・・・・不可能だ。
「このまま、首の骨を折る。
それで静かに死ね。
子爵家に対する、せめてもの‥‥‥最後の奉公だ。
アリア‥‥‥」
赤毛の騎士は、もう片方の手も添えてーーアルメンヌの首に凄まじい力をかけ始めた。
その剛力に、アルメンヌは抗えない。
視界がもうろうとなる。
首が、骨がきしむ音が脳に響いてきた。
--助けて、シルド様‥‥‥
アルメンヌは心の中で叫んでいた。
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