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第二章 少女期 瘴気編
第二百四十話 素材達再び
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「夢じゃ、ない……?」
ミーシャの話は、全て荒唐無稽で、壮大な夢の世界だと思っていた私は、あまりにも真剣に受け止めない私に業を煮やしたミーシャから両頬を引っ張られたことで現実らしいという程度の認識を持つ。
「そうです。現実なんですっ! そして……『ごめんなさい。殿下。どうしても、お姉様はここが夢の中だと信じて疑わない様子だったので、強行手段に……』」
真剣な顔で私に力説したかと思えば、なぜか、恐る恐る後ろを振り返って、ミーシャ曰く、イルト王子に必死にペコペコと謝っているように見える。
「ミーシャ?」
『会話を続けろ』
『はいぃぃいっ』
ミーシャに恐る恐る声をかければ、何やら返事らしきものを叫んで、私の方へ向き直る。
「とにかく、ですね。お姉様は、一度死んで、ユミリアとして転生したんです。ここまでは良いですか?」
「実感はないけど、とりあえずは」
「……まぁ、良いでしょう。で、ここからが問題です。私達としては、なぜ、お姉様がお姉様としての記憶を失ったのかということがまだ分かりません。と、いうか、それを調べられそうなのがお姉様しか居ない状態なんです。それに、先ほど居た金髪に赤茶色の目をした男性は、お姉様の弟君で、お姉様の未完成の薬を飲んであの姿になっています」
「ちょっ、ちょっと待って! ゆっくり、一から説明されなきゃ、私も何が何やら分からないからっ」
一気に情報を詰め込まれても困ると、少しずつ説明することを求めれば、ミーシャはハッとした表情になる。
「ごめんなさい。お姉様。私もまだ、ちょっと混乱してて……そうですよね。なら、優先順位の高い、弟君のことから」
ユミリアには弟が居るという設定はなかったはずなのだが、どうやら、私の記憶があったおかげで、色々と未来を変えてしまっているらしい。ユミリアの本来の母親はどこかへ追放され、今は新しい母親を迎えているとのこと。そして、弟ギリアが、私を助けるために何を行ったのかを知って、私は眉根を寄せる。
「つまりは、記憶にない薬の情報を、どうにか引き出さないと、どんな副作用が出るか分からないと」
そう結論を出せば、ミーシャは苦々しくうなずく。
(とはいっても、記憶にないものを何とかするなんて、さすがに無理なんだけどなぁ)
これが、私の行っている生産ゲームであれば、ストレージを色々と小分けにして、分類していたり、資料を収めていたりするのだが、さすがにそんな能力があるとは思えない。この世界は、あくまでも乙女ゲームの世界なのだから。
「お姉様は、色々と作っていましたよ? 何でも、『コツ生』とやらのゲームの能力を受け継いだとかで「それを先に言ってよ!」へぁっ?」
『コツ生』の能力が使えるとあれば、記憶がなくとも、私がどう分類するのかは分かりきっている。そして、恐る恐るストレージを確認した私は……。
「ふわぁぁぁあっ!!」
様々な素材が大量に存在することを知り、目を輝かせて叫ぶのだった。
ミーシャの話は、全て荒唐無稽で、壮大な夢の世界だと思っていた私は、あまりにも真剣に受け止めない私に業を煮やしたミーシャから両頬を引っ張られたことで現実らしいという程度の認識を持つ。
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真剣な顔で私に力説したかと思えば、なぜか、恐る恐る後ろを振り返って、ミーシャ曰く、イルト王子に必死にペコペコと謝っているように見える。
「ミーシャ?」
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「とにかく、ですね。お姉様は、一度死んで、ユミリアとして転生したんです。ここまでは良いですか?」
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「ちょっ、ちょっと待って! ゆっくり、一から説明されなきゃ、私も何が何やら分からないからっ」
一気に情報を詰め込まれても困ると、少しずつ説明することを求めれば、ミーシャはハッとした表情になる。
「ごめんなさい。お姉様。私もまだ、ちょっと混乱してて……そうですよね。なら、優先順位の高い、弟君のことから」
ユミリアには弟が居るという設定はなかったはずなのだが、どうやら、私の記憶があったおかげで、色々と未来を変えてしまっているらしい。ユミリアの本来の母親はどこかへ追放され、今は新しい母親を迎えているとのこと。そして、弟ギリアが、私を助けるために何を行ったのかを知って、私は眉根を寄せる。
「つまりは、記憶にない薬の情報を、どうにか引き出さないと、どんな副作用が出るか分からないと」
そう結論を出せば、ミーシャは苦々しくうなずく。
(とはいっても、記憶にないものを何とかするなんて、さすがに無理なんだけどなぁ)
これが、私の行っている生産ゲームであれば、ストレージを色々と小分けにして、分類していたり、資料を収めていたりするのだが、さすがにそんな能力があるとは思えない。この世界は、あくまでも乙女ゲームの世界なのだから。
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『コツ生』の能力が使えるとあれば、記憶がなくとも、私がどう分類するのかは分かりきっている。そして、恐る恐るストレージを確認した私は……。
「ふわぁぁぁあっ!!」
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