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寿退社じゃないけど、辞めさせて下さい
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「望月さんが担当から外れるのは残念だな」
日本1位で世界でも認められてる自動車メーカーの トミタの技術部 パワトレイン開発部 と、燃料をエンジンにタイミングよく、そして最適に噴射するために電子制御を行う、エンジンECUの開発を、共同研究してる、わたし。
仕事の区切りがいい時期を目処につけて、退職する手筈をとった。
「わたしも、望月に辞められると仕事が回らなくなるから困ってるんですよ」
トミタの、黒崎伊織(くろき いおり)パワートレイン開発MGと雑談をしていたら、うちの中島巧(なかしま たくみ)電子システム開発MGが話に入ってきた。
「結婚破談になったんだから、このまま会社を辞めずに、ここで働いてくれって、何度も交渉してるけど、聞いてくれない」
中島巧 電子システム開発MGが、わたしのプライベートな事を、勝手に話す。
わたしが寿退社をするという話も、中島巧 電子システム開発MGがおおっぴらに話した。
中島巧 電子システム開発MGは、見た目は悪くないし。
そして、仕事はもできる。
だけど、言っていい事と悪い事の分別がわかってないからか、32歳なのに、独身だ。
「この……1ヶ月ぐらいで、かなりやつれたように見えたけど、それでだったんだ。ご飯、ちゃんと食べてる?」
トミタの黒崎伊織 パワートレイン開発MGが、わたしを、心配そうに、見てきた。
頼翔と藤村麻衣さんの、あの現場を見てしまってから、人間の三大要求が、全て、失せて、しまった。
性欲は無くても問題ないけど、食欲と睡眠欲がなくなるのは、生きるのに不可欠な事だから、身体に不調が出てきてる。
「ランチーミーティングって、いう事で、外食に行くか!!」
中島巧 MGが声を上げ、デンタの社員7人とトミタの社員5人で、近くの和食の定食屋に入った。
わたし以外は、全員、男性で、激務で、夜ご飯を食べ損ねる事もあるからと、ガッツリ、トンカツや天ぷら、ステーキ、などの胸焼けしそうなメニューを注文する中、茶そばと手毬寿司のセットを頼んだわたし。
これなら、全部完食できるかな……。
大テーブルに二手で別れて、座る。
なぜか、わたしは、右は中島 MG、左はトミタの黒崎 MG。
「望月、大学院修士卒業して、仕事もその辺の男よりできるんだから、辞めるのはもったい。元彼なんか、すぐに忘れられるだろっ」
中島 MGに、ネチネチと言われ、ただでさえ、食欲が湧かないのに、余計に湧かなくなり、小さい手毬寿司はなんとか完食させたけど、茶ソバには箸もつけれないぐらい拒絶反応が出てる。
「中島さん、食事の時ぐらい、楽しい話をしましょう。望月さん、ゆっくりでいいから、食べて」
黒崎 MGがセクハラ上司の中島 MGを黙らせてくれたから、なんとか、全て完食した。
わたしが、のろのろと茶そばを食べるから、みんなを待たせてしまった。
「お待たせして、すみません」
和食の定食屋を出て、職場のみんなに、御礼を言う。
久しぶりに、定食を全て完食した。
社に戻るために、ぞろぞろと、固まって、歩く。
「望月さんをこれ以上やつれさせないためにも、仕事のきりが良い日は、外食にしましょうか?」
トミタの黒崎 MGが、モラハラ上司中島MGに提案してくれた。
「社食は飽きたしな。それ、いいかも」
食事の後半の話題はわ自動車メーカーあるあるの、愛車についてや、近場のドライブコースについて、あれこれ、男性陣達が楽しく話してた。
黒崎 MGのおかげで、楽しく、ご飯が食べれた。
仕事は楽しい。トミタと共同開発しているこのプロジェクトは、特に、やり甲斐を感じる。
でも、どうしても、この会社にいたら、頼翔の事が忘れられない……。
だから、わたしが、デンタを辞める事を、認めて欲しい。
そんな事を考えながら、わたしは、黒崎MGの横を歩いてた。
もうすぐで、会社という所で、後ろから、聞き慣れた、声がした。
「愛花、ちょっと、話したい事がある」
振り返らなくても、わかる。
頼翔が、わたしに、復縁を求めに、声をかけてきた。
日本1位で世界でも認められてる自動車メーカーの トミタの技術部 パワトレイン開発部 と、燃料をエンジンにタイミングよく、そして最適に噴射するために電子制御を行う、エンジンECUの開発を、共同研究してる、わたし。
仕事の区切りがいい時期を目処につけて、退職する手筈をとった。
「わたしも、望月に辞められると仕事が回らなくなるから困ってるんですよ」
トミタの、黒崎伊織(くろき いおり)パワートレイン開発MGと雑談をしていたら、うちの中島巧(なかしま たくみ)電子システム開発MGが話に入ってきた。
「結婚破談になったんだから、このまま会社を辞めずに、ここで働いてくれって、何度も交渉してるけど、聞いてくれない」
中島巧 電子システム開発MGが、わたしのプライベートな事を、勝手に話す。
わたしが寿退社をするという話も、中島巧 電子システム開発MGがおおっぴらに話した。
中島巧 電子システム開発MGは、見た目は悪くないし。
そして、仕事はもできる。
だけど、言っていい事と悪い事の分別がわかってないからか、32歳なのに、独身だ。
「この……1ヶ月ぐらいで、かなりやつれたように見えたけど、それでだったんだ。ご飯、ちゃんと食べてる?」
トミタの黒崎伊織 パワートレイン開発MGが、わたしを、心配そうに、見てきた。
頼翔と藤村麻衣さんの、あの現場を見てしまってから、人間の三大要求が、全て、失せて、しまった。
性欲は無くても問題ないけど、食欲と睡眠欲がなくなるのは、生きるのに不可欠な事だから、身体に不調が出てきてる。
「ランチーミーティングって、いう事で、外食に行くか!!」
中島巧 MGが声を上げ、デンタの社員7人とトミタの社員5人で、近くの和食の定食屋に入った。
わたし以外は、全員、男性で、激務で、夜ご飯を食べ損ねる事もあるからと、ガッツリ、トンカツや天ぷら、ステーキ、などの胸焼けしそうなメニューを注文する中、茶そばと手毬寿司のセットを頼んだわたし。
これなら、全部完食できるかな……。
大テーブルに二手で別れて、座る。
なぜか、わたしは、右は中島 MG、左はトミタの黒崎 MG。
「望月、大学院修士卒業して、仕事もその辺の男よりできるんだから、辞めるのはもったい。元彼なんか、すぐに忘れられるだろっ」
中島 MGに、ネチネチと言われ、ただでさえ、食欲が湧かないのに、余計に湧かなくなり、小さい手毬寿司はなんとか完食させたけど、茶ソバには箸もつけれないぐらい拒絶反応が出てる。
「中島さん、食事の時ぐらい、楽しい話をしましょう。望月さん、ゆっくりでいいから、食べて」
黒崎 MGがセクハラ上司の中島 MGを黙らせてくれたから、なんとか、全て完食した。
わたしが、のろのろと茶そばを食べるから、みんなを待たせてしまった。
「お待たせして、すみません」
和食の定食屋を出て、職場のみんなに、御礼を言う。
久しぶりに、定食を全て完食した。
社に戻るために、ぞろぞろと、固まって、歩く。
「望月さんをこれ以上やつれさせないためにも、仕事のきりが良い日は、外食にしましょうか?」
トミタの黒崎 MGが、モラハラ上司中島MGに提案してくれた。
「社食は飽きたしな。それ、いいかも」
食事の後半の話題はわ自動車メーカーあるあるの、愛車についてや、近場のドライブコースについて、あれこれ、男性陣達が楽しく話してた。
黒崎 MGのおかげで、楽しく、ご飯が食べれた。
仕事は楽しい。トミタと共同開発しているこのプロジェクトは、特に、やり甲斐を感じる。
でも、どうしても、この会社にいたら、頼翔の事が忘れられない……。
だから、わたしが、デンタを辞める事を、認めて欲しい。
そんな事を考えながら、わたしは、黒崎MGの横を歩いてた。
もうすぐで、会社という所で、後ろから、聞き慣れた、声がした。
「愛花、ちょっと、話したい事がある」
振り返らなくても、わかる。
頼翔が、わたしに、復縁を求めに、声をかけてきた。
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