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シンデレラを妃に迎える side理人
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再会初日に無理矢理抱いたから真凛に嫌われてしまったが、次の週の金曜日にソミーに迎えにいき、俺のマンションに連れていき、その日から同居に持ち込めた。
真凛がソミーに勤めてたと知り、ソミーの中条《なかじょう》社長にアポを取り、真凛をマリンラボに返して貰う交渉をしに行く。
中条社長とは真彦社長と3人で何度か飲みに行った事がある。
俺が真彦社長に真凛を嫁に下さいとお願いした時に中条社長は同席してた。
「……真凛ちゃん、仕事ができるからずっとソミーにいて欲しかったんだけどな。
真凛ちゃん、真田くんに裏切られたと逃げてうちに入社したけど、真田くんは瀬戸の仇を討ち、そして真凛ちゃんを見つけて迎えにきた。
真凛ちゃんをマリンラボに返すしかないよな。
真田くん、王子様みたいだな」
中条社長は社長権限で、真凛をマリンラボに引き抜く事を許してくれた。
真凛がオフィスビルの出入り口付近で同僚に口説かれてるのを見て、週明けからマリンラボで仕事をさせる事にした。
仕事ができる有能過ぎる真凛。
真凛がサイトのシステムをいじって動きが良くなった。
新システムも俺のイメージ通りに作り上げる。
10年間側で仕事をしてたのもあり、阿吽の息が合っていた。
*****
「このアプリゲーム、昔に理人さんが作ったのに似てる!!」
久しぶりにゲーム創作サイトの投稿ゲームで遊ぶ。
パズルゲームはどれも似たり寄ったりなところがある。
「あっ、ゲームオーバー」
プログラムは組んで動かすのは神業でも、ゲームは苦手な真凛。
「そういえば真凛のiPhone返してなかった」
仕事部屋から真凛のiPhoneを持ってきて渡した。
古いiPhoneに格安シム差し込んで使ってたらしく、困ってなかったようだった。
真凛と常に一緒にいるようになって3ヶ月が経った。
昔の関係に完全に戻ってる。
同居始めてしばらくは俺に抱かれまいと隙を見せる事は無かったのに、最近は隙だらけで目のやり場に困る。
季節も夏になり、真凛の部屋着がウニクロのタンクトップとショートパンツになり、胸の谷間とふくらみとお尻の丸みに目が行き、自制を効かせるのに必死だった。
これで欲望に駆られて手を出したら、また軽蔑されてしまう。
「……真凛、そろそろさ、俺と結婚する事を前向きに考えてくれないか」
「付き合ってもないのに結婚なんて無理じゃん!!」
「じゃあさ、付き合って!!」
「ーー 嫌」
この兄妹な関係、どうやったら先に行けるのか悩んだ。
真凛にとって俺は兄みたいな存在なんだろう。
真凛を常に側に置き、クライアント先にも連れていき、婚約者として紹介してる。
だから、
「真凛、左手を貸して!!」と左手をとり、薬指にハリーウィンストンの300万円もした婚約指輪をはめた。
「仕事の邪魔」と、クライアント先に同行する時しか真凛ははめてくれなかった。
秋になり、ルームウェアがタンクトップと短パン姿から、Tシャツと短パンになった。
タンクトップにはブラがついていたが、現在は乳首の形がわかる、しかも胸元が開いたぱつんぱつんなシャツを真凛が着ていて、目の毒……。
「……真凛、お願いだ。体の露出を控えてくれ!!」
「えっ、ずっとわたし、このスタイルじゃん!!」
大学院修士を卒業して、真凛の家を飛び出したのは、無防備すぎる真凛に手を出しそうになったからだ。
「真凛……男は狼だとわかってるよな。俺……もう限界。真凛、愛してるから抱かせて。乱暴にしないから」
耐えきれず、お風呂上がりの真凛に近づき、真凛を抱きしめた。
軽蔑されるのが怖い。
だが……、もう限界だった。
「……いいよ。痛くしないでね」
同居始めて半年経って、やっと真凛から抱いていいと許しがでた。
真凛をお姫様抱っこして俺の寝室へ連れて行く。
ベッドの上に優しく下ろして、ベッドの上で組み敷き、唇を塞いで舌を絡め合わすキスをする。
ぱつんぱつんのシャツから立った胸の頂きを指で掴むと、感じた真凛がビクッと体を震わせる。
シャツをたくし上げ、大きく育った2つの膨らみを出し、右は口の中でいたぶり左は右手で揉んで感触を楽しみ、バンザイをさせてシャツを脱がした。
真凛の全身を撫でて、そして俺のだという印をつけながらキスをする。
最後の砦、ショートパンツとパンツを一気に脱がし、脚の付け根の茂みに顔を近づけ舌で割れ目をひと舐めする。
半年前は全く濡れなかったのに、今はそこから滴るほどに甘い蜜を垂らしてた。
「挿れていい?」
「………うん」
意識がない時と無理矢理挿れた時と違って、気持ちよさそうに善がる真凛の姿を見て興奮し、ついつい腰を早く振り奥を突き、「ーー痛い!!」と怒られた。
真凛の写真と姿を思い出して自己処理で抜いてた13年間。
だから、本能で抱いてしまい止まらない。
「もう無理」と言われても、濃厚なキスで黙らせてやってしまう俺。
真凛が愛しくて堪らない。
「真凛、結婚しよう」
抱き潰して疲れ果てて眠りについた真凛をキスで起こし、そしてプロポーズする。
「うん。理人さん、わたしの家族になって下さい」
真凛がプロポーズを受けてくれた事が嬉しかった。
やりすぎてまた足腰が立たない真凛をお姫様抱っこしてリビングに連れて行き、ブルーのカッターシャツを着せた。
俺のせいで動けなくなった真凛の世話をする。
「……足腰立たなくなるぐらいやらないで!!」
トイレに1人でいけない事に恥じらい、膨れてる真凛。
真凛の気が変わらないうちにと、次の日に婚姻届を提出しに行った。
証人欄は事前にソミーの中条社長と大学のゼミでお世話になった藤堂教授に書いて頂いてた。
俺が婿に入る形にした。
港区の区役所に婚姻届を提出し、真凛と夫婦になれて、俺はとても嬉しかった。
真凛がソミーに勤めてたと知り、ソミーの中条《なかじょう》社長にアポを取り、真凛をマリンラボに返して貰う交渉をしに行く。
中条社長とは真彦社長と3人で何度か飲みに行った事がある。
俺が真彦社長に真凛を嫁に下さいとお願いした時に中条社長は同席してた。
「……真凛ちゃん、仕事ができるからずっとソミーにいて欲しかったんだけどな。
真凛ちゃん、真田くんに裏切られたと逃げてうちに入社したけど、真田くんは瀬戸の仇を討ち、そして真凛ちゃんを見つけて迎えにきた。
真凛ちゃんをマリンラボに返すしかないよな。
真田くん、王子様みたいだな」
中条社長は社長権限で、真凛をマリンラボに引き抜く事を許してくれた。
真凛がオフィスビルの出入り口付近で同僚に口説かれてるのを見て、週明けからマリンラボで仕事をさせる事にした。
仕事ができる有能過ぎる真凛。
真凛がサイトのシステムをいじって動きが良くなった。
新システムも俺のイメージ通りに作り上げる。
10年間側で仕事をしてたのもあり、阿吽の息が合っていた。
*****
「このアプリゲーム、昔に理人さんが作ったのに似てる!!」
久しぶりにゲーム創作サイトの投稿ゲームで遊ぶ。
パズルゲームはどれも似たり寄ったりなところがある。
「あっ、ゲームオーバー」
プログラムは組んで動かすのは神業でも、ゲームは苦手な真凛。
「そういえば真凛のiPhone返してなかった」
仕事部屋から真凛のiPhoneを持ってきて渡した。
古いiPhoneに格安シム差し込んで使ってたらしく、困ってなかったようだった。
真凛と常に一緒にいるようになって3ヶ月が経った。
昔の関係に完全に戻ってる。
同居始めてしばらくは俺に抱かれまいと隙を見せる事は無かったのに、最近は隙だらけで目のやり場に困る。
季節も夏になり、真凛の部屋着がウニクロのタンクトップとショートパンツになり、胸の谷間とふくらみとお尻の丸みに目が行き、自制を効かせるのに必死だった。
これで欲望に駆られて手を出したら、また軽蔑されてしまう。
「……真凛、そろそろさ、俺と結婚する事を前向きに考えてくれないか」
「付き合ってもないのに結婚なんて無理じゃん!!」
「じゃあさ、付き合って!!」
「ーー 嫌」
この兄妹な関係、どうやったら先に行けるのか悩んだ。
真凛にとって俺は兄みたいな存在なんだろう。
真凛を常に側に置き、クライアント先にも連れていき、婚約者として紹介してる。
だから、
「真凛、左手を貸して!!」と左手をとり、薬指にハリーウィンストンの300万円もした婚約指輪をはめた。
「仕事の邪魔」と、クライアント先に同行する時しか真凛ははめてくれなかった。
秋になり、ルームウェアがタンクトップと短パン姿から、Tシャツと短パンになった。
タンクトップにはブラがついていたが、現在は乳首の形がわかる、しかも胸元が開いたぱつんぱつんなシャツを真凛が着ていて、目の毒……。
「……真凛、お願いだ。体の露出を控えてくれ!!」
「えっ、ずっとわたし、このスタイルじゃん!!」
大学院修士を卒業して、真凛の家を飛び出したのは、無防備すぎる真凛に手を出しそうになったからだ。
「真凛……男は狼だとわかってるよな。俺……もう限界。真凛、愛してるから抱かせて。乱暴にしないから」
耐えきれず、お風呂上がりの真凛に近づき、真凛を抱きしめた。
軽蔑されるのが怖い。
だが……、もう限界だった。
「……いいよ。痛くしないでね」
同居始めて半年経って、やっと真凛から抱いていいと許しがでた。
真凛をお姫様抱っこして俺の寝室へ連れて行く。
ベッドの上に優しく下ろして、ベッドの上で組み敷き、唇を塞いで舌を絡め合わすキスをする。
ぱつんぱつんのシャツから立った胸の頂きを指で掴むと、感じた真凛がビクッと体を震わせる。
シャツをたくし上げ、大きく育った2つの膨らみを出し、右は口の中でいたぶり左は右手で揉んで感触を楽しみ、バンザイをさせてシャツを脱がした。
真凛の全身を撫でて、そして俺のだという印をつけながらキスをする。
最後の砦、ショートパンツとパンツを一気に脱がし、脚の付け根の茂みに顔を近づけ舌で割れ目をひと舐めする。
半年前は全く濡れなかったのに、今はそこから滴るほどに甘い蜜を垂らしてた。
「挿れていい?」
「………うん」
意識がない時と無理矢理挿れた時と違って、気持ちよさそうに善がる真凛の姿を見て興奮し、ついつい腰を早く振り奥を突き、「ーー痛い!!」と怒られた。
真凛の写真と姿を思い出して自己処理で抜いてた13年間。
だから、本能で抱いてしまい止まらない。
「もう無理」と言われても、濃厚なキスで黙らせてやってしまう俺。
真凛が愛しくて堪らない。
「真凛、結婚しよう」
抱き潰して疲れ果てて眠りについた真凛をキスで起こし、そしてプロポーズする。
「うん。理人さん、わたしの家族になって下さい」
真凛がプロポーズを受けてくれた事が嬉しかった。
やりすぎてまた足腰が立たない真凛をお姫様抱っこしてリビングに連れて行き、ブルーのカッターシャツを着せた。
俺のせいで動けなくなった真凛の世話をする。
「……足腰立たなくなるぐらいやらないで!!」
トイレに1人でいけない事に恥じらい、膨れてる真凛。
真凛の気が変わらないうちにと、次の日に婚姻届を提出しに行った。
証人欄は事前にソミーの中条社長と大学のゼミでお世話になった藤堂教授に書いて頂いてた。
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