落ちぶれシンデレラは王子様とは付き合えない

epilogue

「瀬戸さんが真田理人さんと結婚できて良かった！！」

湘南の恋人岬側にある結婚式場で結婚式をあげてるわたしと理人さん。
桜蘭中高一貫校時代の友人、の園田麗子と槙野美里が式の終わりに挨拶に来てくれて言われた。

「瀬戸さんと真田理人さんを会わせるためにあの日合コンしたの。瀬戸さん、御実家の会社が乗っ取られるだけでなく御両親も亡くなって、全て失ったのに前向きに頑張ってたから幸せになって欲しかった」

わたしを見下してると思ってた御令嬢な友人達が、わたしをマリンラボの社長をしてる理人さんと会わせて、付き合うきっかけを作ろうとしてた事を知った。

落ちぶれ御令嬢になった事で、友人達から下に見られてると思ってた。

「真凛と会わせてくれてありがとう」

合コンが終わり間際にきて、わたしを連れ出した理人さん。

最低な再会で絶対に結婚なんてありえないと思ってたわたしだけど、わたしは理人さんと結婚をした。

落ちぶれ御令嬢は理人さんと結婚して幸せになりました。