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第3章 組織編
暴かれた真実
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「もういい」
「「っ!?」」
「もう、あんたたちに用は無い。後は勝手に始末が進むだろうしな」
「「っ??」」
ローグはトーレンとメルガーに近づいてきた。二人は何をされるのか分からず、トーレンは震え、メルガーは睨みつけるしかなかった。だが、ローグが行ったのは、意外にも二人を開放することだった。縛っていた縄を解いたのだ。
「か、解放してくれるのか!」
「……どういうつもりだ」
「もう用は無いと言っただろ? だから開放するんだ。俺が出てった後にここを出ていきな。この場所に見覚えがあるだろ?」
「…………」
ローグにそう言われて、メルガーは周りをよく見てみると確かに見覚えがある場所だということを思い出した。暗闇の中で目が慣れてきて今になって気付いた。ここは魔法協会の裏側にある倉庫だった。
「それじゃ、俺は出ていく。少し時間がたった後に出ろよ、お楽しみはこれからだからな」
「「…………」」
ローグはそのまま言葉通りに倉庫の外に出て行った、二人を残して。……残った二人、トーレンとメルガーは気味が悪くてすぐに倉庫から出ようとは思わなかった。
数分後。
「……もうそろそろ……出てみませんか、会長」
「そうだな。いつまでもここにいるわけにはいくまい。嫌な予感はするがな……」
二人は遂に倉庫から出ることにした。
魔法協会内部。
倉庫から出たトーレンとメルガーは魔法協会の内部が騒がしいことに気付いた。ただ、その様子がこれまでとは違っているようだった。構成員の誰もがかなり動揺しているのだ。
「これは……?」
「……どういうことだ?」
「あっ! 会長!」
「「っ!」」
トーレンとメルガーに一人の構成員が気付くと、彼はすぐそばまで駆け寄ってきた。何やら、切羽詰まったような顔をしていた。
「会長! 大変です! 民衆が魔法協会を取り囲んで暴動を起こしています!」
「ええ!? 何だそれは!?」
「このタイミングで暴動だと!?」
メルガーの予感は的中してしまった。このタイミングで暴動が起こるなど、原因はローグ・ナイト以外ありえない。トーレンも驚愕する。
「間違いありません! 先ほどの音声を聞いた民衆が怒り狂って、この魔法協会と城の騎士団に詰め寄っているんです!」
「魔法協会だけでなく、城にまで?」
「先ほどの音声と言ったな? 何だそれは!?」
「少し前に、会長たちと若い男の会話している音声が王都中に聞こえてきたんです!」
「なっ、な、な、な、な、何い!?」
「お、おい! それはまさか!?」
「王都に住むすべての人間がその内容を知ってパニックになったんです! 魔法のこととか国がどうとかで……」
「なっ、何だとぉー!?」
「……な、なんてことだ……奴は……それが……狙い……だったのか」
トーレンは頭を抱えて叫び、メルガーは膝をついて項垂れた。今まで隠してきたはずの最高機密が、知る者が限られた秘密が、よりによって王都の、それも大勢の人間が知ってしまったのだ。これほどの不祥事をどう責任を取ればいいというのか、。魔法協会の解体どころでは済まされないだろう。下手をすれば国が大きく傾く。自分たちの処遇は最終的に死が待っているだろう。絶望しないほうが無理だ。
「う、嘘だ! こんなの何かの間違いだぁ! 嫌だ、嫌だ、嫌だ!」
「……もう……終わりだ……」
「「「…………」」」
メルガーが絶望で沈んでいる横で、トーレンは現実逃避に入って喚き散らしている。そんな二人をこのままにしない者たちがいた。
「……その様子だと、本当だったのかよ」
「「っ!」」
「魔法で寿命が縮む? 魔法は神じゃなくて国のお偉いさんが与えた? 俺達も初めて知ったんだけど、なあ!」
「今まで人体実験とかは……仕方ないと思ってたけど……あんたたちがそこまでひどかったなんてなあ!」
「……うっ、それは……」
「………………」
話の内容を理解した構成員の中には、トーレンとメルガーに怒りを向ける者がいた。それも、一人二人ではない。メルガーに状況を説明した者を含めて、結構な数がいる。
「何が選ばれた存在だ! 何が国の要だ! 何が絶対的な存在だ!」
「最高権力者だと!? 人を食い物にしてるだけのくせに偉そうに!」
「こんな事態になったのはあんたらのせいだ!」
「ま、待て、落ち着きたまえ……今、それどころじゃ……」
「………………」
怒りと殺意を向けてくる構成員を何とかなだめようとするトーレンだが、説得は無理そうだ。横にいるメルガーは絶望のあまり放心状態。魔法も使えない。つまり、
「事態の収束のために、あんたたちに責任を取ってもらう」
「はっ?」
「つまり、あんたらに民衆の前に出てもらうってことさ」
「ええっ!?」
「俺らと違って、あんたらは知ってたんだろ! 責任取れや!」
「そ、そんな!?」
「「「つべこべ言わず! さっさと前に出ろー!」」」
「ひっ! うぇあああああああああああああああああああああああああああああああああ!」
「………………」
トーレンは逃げ出すしかなかった、情けない声を上げながら、会長のメルガーを置いて。数時間後には彼らに捕まって、ボコボコにされた姿で民衆の前にさらされることになるのであった。
「「っ!?」」
「もう、あんたたちに用は無い。後は勝手に始末が進むだろうしな」
「「っ??」」
ローグはトーレンとメルガーに近づいてきた。二人は何をされるのか分からず、トーレンは震え、メルガーは睨みつけるしかなかった。だが、ローグが行ったのは、意外にも二人を開放することだった。縛っていた縄を解いたのだ。
「か、解放してくれるのか!」
「……どういうつもりだ」
「もう用は無いと言っただろ? だから開放するんだ。俺が出てった後にここを出ていきな。この場所に見覚えがあるだろ?」
「…………」
ローグにそう言われて、メルガーは周りをよく見てみると確かに見覚えがある場所だということを思い出した。暗闇の中で目が慣れてきて今になって気付いた。ここは魔法協会の裏側にある倉庫だった。
「それじゃ、俺は出ていく。少し時間がたった後に出ろよ、お楽しみはこれからだからな」
「「…………」」
ローグはそのまま言葉通りに倉庫の外に出て行った、二人を残して。……残った二人、トーレンとメルガーは気味が悪くてすぐに倉庫から出ようとは思わなかった。
数分後。
「……もうそろそろ……出てみませんか、会長」
「そうだな。いつまでもここにいるわけにはいくまい。嫌な予感はするがな……」
二人は遂に倉庫から出ることにした。
魔法協会内部。
倉庫から出たトーレンとメルガーは魔法協会の内部が騒がしいことに気付いた。ただ、その様子がこれまでとは違っているようだった。構成員の誰もがかなり動揺しているのだ。
「これは……?」
「……どういうことだ?」
「あっ! 会長!」
「「っ!」」
トーレンとメルガーに一人の構成員が気付くと、彼はすぐそばまで駆け寄ってきた。何やら、切羽詰まったような顔をしていた。
「会長! 大変です! 民衆が魔法協会を取り囲んで暴動を起こしています!」
「ええ!? 何だそれは!?」
「このタイミングで暴動だと!?」
メルガーの予感は的中してしまった。このタイミングで暴動が起こるなど、原因はローグ・ナイト以外ありえない。トーレンも驚愕する。
「間違いありません! 先ほどの音声を聞いた民衆が怒り狂って、この魔法協会と城の騎士団に詰め寄っているんです!」
「魔法協会だけでなく、城にまで?」
「先ほどの音声と言ったな? 何だそれは!?」
「少し前に、会長たちと若い男の会話している音声が王都中に聞こえてきたんです!」
「なっ、な、な、な、な、何い!?」
「お、おい! それはまさか!?」
「王都に住むすべての人間がその内容を知ってパニックになったんです! 魔法のこととか国がどうとかで……」
「なっ、何だとぉー!?」
「……な、なんてことだ……奴は……それが……狙い……だったのか」
トーレンは頭を抱えて叫び、メルガーは膝をついて項垂れた。今まで隠してきたはずの最高機密が、知る者が限られた秘密が、よりによって王都の、それも大勢の人間が知ってしまったのだ。これほどの不祥事をどう責任を取ればいいというのか、。魔法協会の解体どころでは済まされないだろう。下手をすれば国が大きく傾く。自分たちの処遇は最終的に死が待っているだろう。絶望しないほうが無理だ。
「う、嘘だ! こんなの何かの間違いだぁ! 嫌だ、嫌だ、嫌だ!」
「……もう……終わりだ……」
「「「…………」」」
メルガーが絶望で沈んでいる横で、トーレンは現実逃避に入って喚き散らしている。そんな二人をこのままにしない者たちがいた。
「……その様子だと、本当だったのかよ」
「「っ!」」
「魔法で寿命が縮む? 魔法は神じゃなくて国のお偉いさんが与えた? 俺達も初めて知ったんだけど、なあ!」
「今まで人体実験とかは……仕方ないと思ってたけど……あんたたちがそこまでひどかったなんてなあ!」
「……うっ、それは……」
「………………」
話の内容を理解した構成員の中には、トーレンとメルガーに怒りを向ける者がいた。それも、一人二人ではない。メルガーに状況を説明した者を含めて、結構な数がいる。
「何が選ばれた存在だ! 何が国の要だ! 何が絶対的な存在だ!」
「最高権力者だと!? 人を食い物にしてるだけのくせに偉そうに!」
「こんな事態になったのはあんたらのせいだ!」
「ま、待て、落ち着きたまえ……今、それどころじゃ……」
「………………」
怒りと殺意を向けてくる構成員を何とかなだめようとするトーレンだが、説得は無理そうだ。横にいるメルガーは絶望のあまり放心状態。魔法も使えない。つまり、
「事態の収束のために、あんたたちに責任を取ってもらう」
「はっ?」
「つまり、あんたらに民衆の前に出てもらうってことさ」
「ええっ!?」
「俺らと違って、あんたらは知ってたんだろ! 責任取れや!」
「そ、そんな!?」
「「「つべこべ言わず! さっさと前に出ろー!」」」
「ひっ! うぇあああああああああああああああああああああああああああああああああ!」
「………………」
トーレンは逃げ出すしかなかった、情けない声を上げながら、会長のメルガーを置いて。数時間後には彼らに捕まって、ボコボコにされた姿で民衆の前にさらされることになるのであった。
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