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SS、リリの過去《小学生時代》
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「百合ちゃん、カナちゃんが新しいお人形買ってもらったんだって」
「そうなの! この後、シオリちゃんとおままごとするのー、百合ちゃんも来るー?」
「んー……今日もお家のお手伝いするからやめとくー」
百合は小さく残念そうに答えた、本当は遊びに行きたいと思ってはいる。
10歳とは思えないほど落ち着いているからか、大人びて見られることの多い百合だが、小学生の彼女達にとって、新しいオモチャなんて一大イベント。
宝箱の開封をするようなものなのである。
「そっかー、百合ちゃんはカッコいいよね。お家、すごい料理屋さんってママが言ってたよー」
シオリが尊敬の眼差しを向けながら百合に言うと、食い気味にカナも同意した。
「ねー、百合ちゃんのお家のご飯は、大人でも緊張するだよって、カナのお父さんも言ってたー」
「えー、そんな凄いところでお手伝いなんて百合ちゃんは本当にカッコいいなぁ!」
友人達は百合をアイドルでも見るかようなキラキラとした目で見てくる。
二人の口からは称賛の言葉ばかりだ。
子供からみると働くという行為自体が、大人の想像している以上にカッコよく見えるのだろう。
「そっ、そんなことないよー、お皿洗ってるだけだし」
実は百合にとってその称賛自体が苦痛だった。
本人の意識では大したことをしているつもりもないし、料理を手伝っているわけでもない。
ただお皿を軽く洗い、食洗器に並べているだけであった。
「それでもすごいよー、カナなんて洗い方が汚いって、昨日ママに怒られちゃったもん」
「そうだよー、いいなぁ百合ちゃん大人の女って感じー」
無邪気に褒めてくれる友人達に嬉しさも覚えるが、やはりいたたまれない。
「あっわたしこっちだから、じゃあまた明日ねー」
「「じゃあねー!」」
百合は友人達に手を振り、そそくさと駆け足で分かれ道を右に行く。
実際の道はもう少し先なのだが、百合はいつも少し手前で脇道にそれることにしている。
(怒られてばかりだし、色々聞かれ無くてよかった……)
両親は仕事なのだからしょうがない。
そう割り切ってはいるが、友達にあえて言いたいものでもない。
百合は急ぎ足で帰路へつく、しかし今日はなんだか少しだけ足が重い。
ふと前を見るとお隣に住む幼馴染のサキが歩いていた。
(っあ、サキちゃん! あれっ悩み事かな?)
彼女の方が百合よりも足が重そうで、トボトボと俯き歩いていた。
彼女も友人を避けるように裏道を進んでいたらしい。
「咲ちゃん、どうしたの?」
「今日……ピアノのレッスンなの……」
サキの母は教育ママで、彼女は習い事をいくつもしている。
その中でもピアノはコンクールに出るほど力を入れていたはずだ。
「ピアノ弾くの嫌になったの?」
百合の知っている限り、彼女は好きでやっているはずだった、だからこそ百合の中で疑問が湧いた。
「んーん、ピアノは好き」
「じゃあなにかあったの?」
小学生の百合からしたら、好きならやればいいと思う、本当に素直にそう思う。
「先生とママが怖いの、少しでも失敗すると怒るんだぁ」
サキの言葉に百合は少しだけ親近感が湧く。
百合もいつも怒られている。
我慢はしているが、辛いものは辛いのだ、だが幼馴染の手前、明るく振舞う。
「そっかー、百合のママも怒ってばっかだよー」
「そうだ! 百合ちゃん、今日一緒にさぼっちゃお?」
「っえ?」
少し引きつった笑顔で誘うサキの手はプルプルと震えている。
大人からすればどうって事がないことも、子供の二人にとっては、とてもとても大きな決断に思えたのだ。
(サボったら……また怒られちゃう、でも)
なので百合は答えることができずただただ黙ってしまった。
「……ダメ?」
小さくか細い声で聞き返すサキ。
百合が震えるサキの手を取ると、その手はまだ震えていて、指先はとても冷たかった。
(サキちゃんも怖いのかな?)
それに気づいた百合は、ゆっくりと内心を吐露し始めた。
「百合は一人でお家にいるのが辛いの、シーンって音が本当にするんだよ? 一人で食べるご飯は寂しくて、一人でいるお家は寒いの」
「百合ちゃん……」
恐怖からくるものなのか、それとも覚悟からくるものなのか。
いつしか百合の手もサキと同じように震えている、目に溜まった涙は今にも零れ落ちそうだ。
「百合はね、ママとパパが好き、いつも怒られるけど、それでも一緒にいたいって思ってる。サキちゃんはこの先ピアノが弾けなくなってもいいの?」
「それは……やだ。百合ちゃん、やだよー」
今にも泣きだしそうな二人は、手を取り語り合う。
「なら頑張ろう? 百合も頑張るから!」
「うん、百合ちゃんがそう言うなら、サキも頑張る」
「おやすみの日を増やしてもらえるように、サキちゃんママにお願いしてみたら?」
「それは……怖いよ」
俯くサキに、百合は涙を我慢してしわくちゃな笑顔で答えた。
「じゃあ百合も一緒に行ってあげる!」
「ありがとう百合ちゃん、百合ちゃんも頑張ってるって思ったらサキも頑張れる気がする」
「うん、一緒にがんばろーね!」
「うん!」
二人は手をつなぎ帰り道を進む。
先程よりも足取りが軽くなったのは気のせいなのか、それとも心強い仲間を見つけたからなのか。
それは二人にはわからなかった。
子供ながらに覚悟が決まったのであろう、たまに一緒に帰る道のりが、二人の中では大切な時間となっていった。
* * *
ウォーターボールがひと段落したリリは肩を回すと小さく呟く。
「咲ちゃん元気かな? 噂でプロになったとは聞いたけど、こんなことになるなら一度ぐらいは、コンサート聴きに行けばよかったなぁ」
「リリ? どうしたの?」
「なんでもないですよ、少しだけ感傷に浸ってただけです」
「ふーん、ならいいけど」
リリがなにか思い悩んでいる事を察したラーナだが、あえて聞くことはしない。
会って間もないラーナの気遣いが、リリには嬉しかった。
(優しい子ね、最初に会ったのがラーナさんでわたしは幸せね!)
改めて自分の身体を触り、耳が尖っていることや羽根が生えていることを確認する。
(異世界転移かー、思っていたのとは違うけど、咲ちゃんわたしもこっちで頑張るわ!)
過去の思い出に浸りながらも、改めてウォーターボールを唱えると、リリは過去の思い出を胸に決意した。
「そうなの! この後、シオリちゃんとおままごとするのー、百合ちゃんも来るー?」
「んー……今日もお家のお手伝いするからやめとくー」
百合は小さく残念そうに答えた、本当は遊びに行きたいと思ってはいる。
10歳とは思えないほど落ち着いているからか、大人びて見られることの多い百合だが、小学生の彼女達にとって、新しいオモチャなんて一大イベント。
宝箱の開封をするようなものなのである。
「そっかー、百合ちゃんはカッコいいよね。お家、すごい料理屋さんってママが言ってたよー」
シオリが尊敬の眼差しを向けながら百合に言うと、食い気味にカナも同意した。
「ねー、百合ちゃんのお家のご飯は、大人でも緊張するだよって、カナのお父さんも言ってたー」
「えー、そんな凄いところでお手伝いなんて百合ちゃんは本当にカッコいいなぁ!」
友人達は百合をアイドルでも見るかようなキラキラとした目で見てくる。
二人の口からは称賛の言葉ばかりだ。
子供からみると働くという行為自体が、大人の想像している以上にカッコよく見えるのだろう。
「そっ、そんなことないよー、お皿洗ってるだけだし」
実は百合にとってその称賛自体が苦痛だった。
本人の意識では大したことをしているつもりもないし、料理を手伝っているわけでもない。
ただお皿を軽く洗い、食洗器に並べているだけであった。
「それでもすごいよー、カナなんて洗い方が汚いって、昨日ママに怒られちゃったもん」
「そうだよー、いいなぁ百合ちゃん大人の女って感じー」
無邪気に褒めてくれる友人達に嬉しさも覚えるが、やはりいたたまれない。
「あっわたしこっちだから、じゃあまた明日ねー」
「「じゃあねー!」」
百合は友人達に手を振り、そそくさと駆け足で分かれ道を右に行く。
実際の道はもう少し先なのだが、百合はいつも少し手前で脇道にそれることにしている。
(怒られてばかりだし、色々聞かれ無くてよかった……)
両親は仕事なのだからしょうがない。
そう割り切ってはいるが、友達にあえて言いたいものでもない。
百合は急ぎ足で帰路へつく、しかし今日はなんだか少しだけ足が重い。
ふと前を見るとお隣に住む幼馴染のサキが歩いていた。
(っあ、サキちゃん! あれっ悩み事かな?)
彼女の方が百合よりも足が重そうで、トボトボと俯き歩いていた。
彼女も友人を避けるように裏道を進んでいたらしい。
「咲ちゃん、どうしたの?」
「今日……ピアノのレッスンなの……」
サキの母は教育ママで、彼女は習い事をいくつもしている。
その中でもピアノはコンクールに出るほど力を入れていたはずだ。
「ピアノ弾くの嫌になったの?」
百合の知っている限り、彼女は好きでやっているはずだった、だからこそ百合の中で疑問が湧いた。
「んーん、ピアノは好き」
「じゃあなにかあったの?」
小学生の百合からしたら、好きならやればいいと思う、本当に素直にそう思う。
「先生とママが怖いの、少しでも失敗すると怒るんだぁ」
サキの言葉に百合は少しだけ親近感が湧く。
百合もいつも怒られている。
我慢はしているが、辛いものは辛いのだ、だが幼馴染の手前、明るく振舞う。
「そっかー、百合のママも怒ってばっかだよー」
「そうだ! 百合ちゃん、今日一緒にさぼっちゃお?」
「っえ?」
少し引きつった笑顔で誘うサキの手はプルプルと震えている。
大人からすればどうって事がないことも、子供の二人にとっては、とてもとても大きな決断に思えたのだ。
(サボったら……また怒られちゃう、でも)
なので百合は答えることができずただただ黙ってしまった。
「……ダメ?」
小さくか細い声で聞き返すサキ。
百合が震えるサキの手を取ると、その手はまだ震えていて、指先はとても冷たかった。
(サキちゃんも怖いのかな?)
それに気づいた百合は、ゆっくりと内心を吐露し始めた。
「百合は一人でお家にいるのが辛いの、シーンって音が本当にするんだよ? 一人で食べるご飯は寂しくて、一人でいるお家は寒いの」
「百合ちゃん……」
恐怖からくるものなのか、それとも覚悟からくるものなのか。
いつしか百合の手もサキと同じように震えている、目に溜まった涙は今にも零れ落ちそうだ。
「百合はね、ママとパパが好き、いつも怒られるけど、それでも一緒にいたいって思ってる。サキちゃんはこの先ピアノが弾けなくなってもいいの?」
「それは……やだ。百合ちゃん、やだよー」
今にも泣きだしそうな二人は、手を取り語り合う。
「なら頑張ろう? 百合も頑張るから!」
「うん、百合ちゃんがそう言うなら、サキも頑張る」
「おやすみの日を増やしてもらえるように、サキちゃんママにお願いしてみたら?」
「それは……怖いよ」
俯くサキに、百合は涙を我慢してしわくちゃな笑顔で答えた。
「じゃあ百合も一緒に行ってあげる!」
「ありがとう百合ちゃん、百合ちゃんも頑張ってるって思ったらサキも頑張れる気がする」
「うん、一緒にがんばろーね!」
「うん!」
二人は手をつなぎ帰り道を進む。
先程よりも足取りが軽くなったのは気のせいなのか、それとも心強い仲間を見つけたからなのか。
それは二人にはわからなかった。
子供ながらに覚悟が決まったのであろう、たまに一緒に帰る道のりが、二人の中では大切な時間となっていった。
* * *
ウォーターボールがひと段落したリリは肩を回すと小さく呟く。
「咲ちゃん元気かな? 噂でプロになったとは聞いたけど、こんなことになるなら一度ぐらいは、コンサート聴きに行けばよかったなぁ」
「リリ? どうしたの?」
「なんでもないですよ、少しだけ感傷に浸ってただけです」
「ふーん、ならいいけど」
リリがなにか思い悩んでいる事を察したラーナだが、あえて聞くことはしない。
会って間もないラーナの気遣いが、リリには嬉しかった。
(優しい子ね、最初に会ったのがラーナさんでわたしは幸せね!)
改めて自分の身体を触り、耳が尖っていることや羽根が生えていることを確認する。
(異世界転移かー、思っていたのとは違うけど、咲ちゃんわたしもこっちで頑張るわ!)
過去の思い出に浸りながらも、改めてウォーターボールを唱えると、リリは過去の思い出を胸に決意した。
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