異世界召喚に巻き込まれた女は男として生きる

白雪の雫

文字の大きさ
14 / 20

6.モテ期、到来?

しおりを挟む










「ホクトくん・・・実は、その、美味しいお茶を出す茶店を見つけたんだ。だから、その、君と茶店に行きたいのだが・・・」

「ホクトくん!お茶よりも屋台だ!屋台には餃子や春巻きといった点心に麺料理に粥、饅頭に団子も売っている!ホクトくん!僕と一緒に食べに行こうではないか!」

「ホクトくんには屋台よりも高級酒家が相応しいに決まっているだろ!」

 ホクトくん!次の休みは僕(俺)と一緒に過ごそう!!

 翠耀さんとデート(?)してからというもの、屋敷で働いている男性達から誘われることもあれば──・・・。

 ムキーッ!!!

「自分の顔がちょっといいからって!自分が作った菓子が翠耀様に気に入られているからっていい気になってんじゃないわよ!!」

「そうよそうよ!!!」

「あんたなんか翠耀様が迎えて奥様となる玲鈴様に言いつけて追い出して貰うんだから!!!」

 私の同僚と言えばいいのか、額と腹部に花の痣がある男性達からは少女漫画や乙女ゲームに出てくる悪役令嬢とその取り巻きよろしく、変な言いがかりをつけるようになったり、嫌がらせをするようになったわ。

 あんた達、私が作る異世界のスイーツが好きなのよね?

 私を追い出したら二度と異世界のスイーツを食べる事が出来ないわよ?

 お金もそれなりに貯まっているから何時でも翠耀さんの屋敷から出て行けるし、その気になれば仙術を使って暮らしていけばいいもの!

 私としてはどっちでもいいけどさ。

 ・・・・・・それにしても、いい年をしたヤローがオネエな仕種で嫉妬する姿って気持ち悪いというかシュールでしかないわね。

 もしかして・・・彼等は翠耀さんの事が好きなのかしら?

 実はね・・・嫉妬に狂った男達が私に襲い掛かって来た事があったの。

 私はどうなったのかって?

 男達はどうなったのかって?

 もちろん返り討ちにしてやったわよ。

 私は某世紀末救世主が主人公の漫画、額に肉の文字がある男が主人公のプロレス漫画、某超A級スナイパーが主人公の漫画等───。

 戦う男が主人公の漫画を人生のバイブルにして強くなった水川 つよしを父に、フランス革命辺りを舞台にした少女漫画に出てくる某男装の麗人、乙女ゲームの悪役令嬢に憧れて最強という言葉が相応しい淑女となり、三千年前の古代王国にタイムスリップした主人公に憧れて歴史オタクになっただけではなく、某特攻女神を護る五人の少年が活躍する少年漫画に嵌った事で男同士のカップルを妄想するようになった結果、腐女子へと進化した水川 明日菜を母に持つ女。

 そんな私は厨二病のサラブレッド!

 言うなれば厨二病の申し子よ!

 両親の薫陶を受けて(見た目はエレガントな服が似合うタイプの美人さんだが中身は残念)強くなったオタクで腐女子の私が地に平伏すと思う?

 そんなはずがないじゃない!

 彼等とは肉体言語でお話ししたわよ。

 結果、彼等は立派な私の下僕になったわ。

 彼の偉人は言った。

 やはり〇力・・・。暴〇は全てを解決する。

 だからなのかしらね?

「「「ホクト大哥!俺の初めてを貰って下さい!!!」」」

 翠耀さん絡みで私に対して悪役令嬢とその取り巻きがしそうな意地悪をしていたヤロー共から「初めての男になって下さい!!!」って体育会系のノリで言い寄られるようになってしまったわ・・・。









しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

【完結】転生したら最強の魔法使いでした~元ブラック企業OLの異世界無双~

きゅちゃん
ファンタジー
過労死寸前のブラック企業OL・田中美咲(28歳)が、残業中に倒れて異世界に転生。転生先では「セリア・アルクライト」という名前で、なんと世界最強クラスの魔法使いとして生まれ変わる。 前世で我慢し続けた鬱憤を晴らすかのように、理不尽な権力者たちを魔法でバッサバッサと成敗し、困っている人々を助けていく。持ち前の社会人経験と常識、そして圧倒的な魔法力で、この世界の様々な問題を解決していく痛快ストーリー。

月が出ない空の下で ~異世界移住準備施設・寮暮らし~

於田縫紀
ファンタジー
 交通事故で死んだ筈の私は、地球ではない星の一室にいた。ここは地球からみて異世界で、人口不足の為に他世界から移民を求めており、私も移民として転移させられたらしい。ただし移民だから言葉は通じないし生活習慣も違う。だから正式居住までの1年間、寮がある施設で勉強することになるようだ。  突然何もかも変わって、身体まで若返ってしまった私の、異世界居住の為の日々が始まった。  チートなし、戦闘なし、魔物無し、貴族や国王なし、恋愛たぶんなしというお話です。魔法だけはありますが、ファンタジーという意味では微妙な存在だったりします。基本的に異世界での日常生活+α程度のお話です。  なお、カクヨムでも同じタイトルで投稿しています。

天才魔導医の弟子~転生ナースの戦場カルテ~

けろ
ファンタジー
【完結済み】 仕事に生きたベテランナース、異世界で10歳の少女に!? 過労で倒れた先に待っていたのは、魔法と剣、そして規格外の医療が交差する世界だった――。 救急救命の現場で十数年。ベテラン看護師の天木弓束(あまき ゆづか)は、人手不足と激務に心身をすり減らす毎日を送っていた。仕事に全てを捧げるあまり、プライベートは二の次。周囲からの期待もプレッシャーに感じながら、それでも人の命を救うことだけを使命としていた。 しかし、ある日、謎の少女を救えなかったショックで意識を失い、目覚めた場所は……中世ヨーロッパのような異世界の路地裏!? しかも、姿は10歳の少女に若返っていた。 記憶も曖昧なまま、絶望の淵に立たされた弓束。しかし、彼女が唯一失っていなかったもの――それは、現代日本で培った高度な医療知識と技術だった。 偶然出会った獣人冒険者の重度の骨折を、その知識で的確に応急処置したことで、弓束の運命は大きく動き出す。 彼女の異質な才能を見抜いたのは、誰もがその実力を認めながらも距離を置く、孤高の天才魔導医ギルベルトだった。 「お前、弟子になれ。俺の研究の、良い材料になりそうだ」 強引な天才に拾われた弓束は、魔法が存在するこの世界の「医療」が、自分の知るものとは全く違うことに驚愕する。 「菌?感染症?何の話だ?」 滅菌の概念すらない遅れた世界で、弓束の現代知識はまさにチート級! しかし、そんな彼女の常識をさらに覆すのが、師ギルベルトの存在だった。彼が操る、生命の根幹『魔力回路』に干渉する神業のような治療魔法。その理論は、弓束が知る医学の歴史を遥かに超越していた。 規格外の弟子と、人外の師匠。 二人の出会いは、やがて異世界の医療を根底から覆し、多くの命を救う奇跡の始まりとなる。 これは、神のいない手術室で命と向き合い続けた一人の看護師が、新たな世界で自らの知識と魔法を武器に、再び「救う」ことの意味を見つけていく物語。

転生能無し少女のゆるっとチートな異世界交流

犬社護
ファンタジー
10歳の祝福の儀で、イリア・ランスロット伯爵令嬢は、神様からギフトを貰えなかった。その日以降、家族から【能無し・役立たず】と罵られる日々が続くも、彼女はめげることなく、3年間懸命に努力し続ける。 しかし、13歳の誕生日を迎えても、取得魔法は1個、スキルに至ってはゼロという始末。 遂に我慢の限界を超えた家族から、王都追放処分を受けてしまう。 彼女は悲しみに暮れるも一念発起し、家族から最後の餞別として貰ったお金を使い、隣国行きの列車に乗るも、今度は山間部での落雷による脱線事故が起きてしまい、その衝撃で車外へ放り出され、列車もろとも崖下へと転落していく。 転落中、彼女は前世日本人-七瀬彩奈で、12歳で水難事故に巻き込まれ死んでしまったことを思い出し、現世13歳までの記憶が走馬灯として駆け巡りながら、絶望の淵に達したところで気絶してしまう。 そんな窮地のところをランクS冒険者ベイツに助けられると、神様からギフト《異世界交流》とスキル《アニマルセラピー》を貰っていることに気づかされ、そこから神鳥ルウリと知り合い、日本の家族とも交流できたことで、人生の転機を迎えることとなる。 人は、娯楽で癒されます。 動物や従魔たちには、何もありません。 私が異世界にいる家族と交流して、動物や従魔たちに癒しを与えましょう!

最底辺の転生者──2匹の捨て子を育む赤ん坊!?の異世界修行の旅

散歩道 猫ノ子
ファンタジー
捨てられてしまった2匹の神獣と育む異世界育成ファンタジー 2匹のねこのこを育む、ほのぼの育成異世界生活です。 人間の汚さを知る主人公が、動物のように純粋で無垢な女の子2人に振り回されつつ、振り回すそんな物語です。 主人公は最強ですが、基本的に最強しませんのでご了承くださいm(*_ _)m

神の加護を受けて異世界に

モンド
ファンタジー
親に言われるまま学校や塾に通い、卒業後は親の進める親族の会社に入り、上司や親の進める相手と見合いし、結婚。 その後馬車馬のように働き、特別好きな事をした覚えもないまま定年を迎えようとしている主人公、あとわずか数日の会社員生活でふと、何かに誘われるように会社を無断で休み、海の見える高台にある、神社に立ち寄った。 そこで野良犬に噛み殺されそうになっていた狐を助けたがその際、野良犬に喉笛を噛み切られその命を終えてしまうがその時、神社から不思議な光が放たれ新たな世界に生まれ変わる、そこでは自分の意思で何もかもしなければ生きてはいけない厳しい世界しかし、生きているという実感に震える主人公が、力強く生きるながら信仰と奇跡にに導かれて神に至る物語。

魅了魔法の正しい使い方

章槻雅希
ファンタジー
公爵令嬢のジュリエンヌは年の離れた妹を見て、自分との扱いの差に愕然とした。家族との交流も薄く、厳しい教育を課される自分。一方妹は我が儘を許され常に母の傍にいて甘やかされている。自分は愛されていないのではないか。そう不安に思うジュリエンヌ。そして、妹が溺愛されるのはもしかしたら魅了魔法が関係しているのではと思いついたジュリエンヌは筆頭魔術師に相談する。すると──。

莫大な遺産を相続したら異世界でスローライフを楽しむ

翔千
ファンタジー
小鳥遊 紅音は働く28歳OL 十八歳の時に両親を事故で亡くし、引き取り手がなく天涯孤独に。 高校卒業後就職し、仕事に明け暮れる日々。 そんなある日、1人の弁護士が紅音の元を訪ねて来た。 要件は、紅音の母方の曾祖叔父が亡くなったと言うものだった。 曾祖叔父は若い頃に単身外国で会社を立ち上げ生涯独身を貫いき、血縁者が紅音だけだと知り、曾祖叔父の遺産を一部を紅音に譲ると遺言を遺した。 その額なんと、50億円。 あまりの巨額に驚くがなんとか手続きを終える事が出来たが、巨額な遺産の事を何処からか聞きつけ、金の無心に来る輩が次々に紅音の元を訪れ、疲弊した紅音は、誰も知らない土地で一人暮らしをすると決意。 だが、引っ越しを決めた直後、突然、異世界に召喚されてしまった。 だが、持っていた遺産はそのまま異世界でも使えたので、遺産を使って、スローライフを楽しむことにしました。

処理中です...