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63話
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「いつも綺麗だと思っていたが、今日はいつもと違う綺麗さだな」
美南を見下ろしてくるベルゴッドの視線は一点で止まりふいっと逸らされる。
「あ、少し露出が多いですか?」
美南からすると、普段はかっちりと襟の詰まった服が多く胸元まで出す服などあまり着たことが無いのだが、それを言ってもイブニングドレスはそんなものなのだと言われた。
「いや、まぁ……俺以外の目に晒されるのは……少し心配になる。父になら仕方ないと思うけどな……」
少し照れたような表情を浮かべたベルゴッドに、美南は苦笑するしかない。
「行くか」
そう言われて食事に招かれているのだと思い出して美南は慌てて時計を見た。
「遅れてしまいます!」
「時間は決まっていないし、ミナミが来なければ始まらないから気にするな 」
「そんな!」
それならば尚更早く行かなければと、美南はベルゴッドを見上げるもベルゴッドはほらとばかりに肘を差し出してくる。
その腕にそっと手を添えるとベルゴッドは歩き出した。
部屋を出て、廊下を進みメイド二人が扉の前で頭を下げている。
少し重厚に見える扉をメイドたちがゆっくりと開いた先には長いテーブルと何脚あるだろうか、たくさんの椅子。
そして奥に座って待っていたベルゴッドの両親とシルヴィア。
「申し訳ありません、遅くなりました」
美南が頭を下げると、ベルゴッドの父が立ち上がり美南を迎え入れてくれた。
「さあ、シルヴィアの隣に座って。ベルゴッド、可愛いらしいお嬢さんのエスコートはここまでだ。後は私が引き継ごう」
少し強引にも見える動きで美南に手を差し出し、エスコートを奪い取るとゆっくりと席に案内してくれる。
椅子を引いてそこに座るように促され、美南は腰掛ける。
すると、運ばれてきた料理と、グラスに注がれる葡萄酒。
「ミナミは……成人していると聞いてはいるが……」
心配されてしまうと、美南はにこりと笑った。
またかと思う気持ちでいっぱいだ。
「はい、今年で23になります。シルヴィアより上……ですよね」
ちらりと隣に座るシルヴィアを見ると、こくりと頷いてくれた。
「あら、本当に?その若く見えるのはどうしてかしら、スキンケア?」
美南の見た目に食い付いたのは夫人。
ゴホンと伯爵が咳払いすると、慌てて夫人は口を閉じる。
そして、グラスには鮮やかな葡萄酒が注がれて伯爵が口をつけると食事会が始まったのだった。
美南を見下ろしてくるベルゴッドの視線は一点で止まりふいっと逸らされる。
「あ、少し露出が多いですか?」
美南からすると、普段はかっちりと襟の詰まった服が多く胸元まで出す服などあまり着たことが無いのだが、それを言ってもイブニングドレスはそんなものなのだと言われた。
「いや、まぁ……俺以外の目に晒されるのは……少し心配になる。父になら仕方ないと思うけどな……」
少し照れたような表情を浮かべたベルゴッドに、美南は苦笑するしかない。
「行くか」
そう言われて食事に招かれているのだと思い出して美南は慌てて時計を見た。
「遅れてしまいます!」
「時間は決まっていないし、ミナミが来なければ始まらないから気にするな 」
「そんな!」
それならば尚更早く行かなければと、美南はベルゴッドを見上げるもベルゴッドはほらとばかりに肘を差し出してくる。
その腕にそっと手を添えるとベルゴッドは歩き出した。
部屋を出て、廊下を進みメイド二人が扉の前で頭を下げている。
少し重厚に見える扉をメイドたちがゆっくりと開いた先には長いテーブルと何脚あるだろうか、たくさんの椅子。
そして奥に座って待っていたベルゴッドの両親とシルヴィア。
「申し訳ありません、遅くなりました」
美南が頭を下げると、ベルゴッドの父が立ち上がり美南を迎え入れてくれた。
「さあ、シルヴィアの隣に座って。ベルゴッド、可愛いらしいお嬢さんのエスコートはここまでだ。後は私が引き継ごう」
少し強引にも見える動きで美南に手を差し出し、エスコートを奪い取るとゆっくりと席に案内してくれる。
椅子を引いてそこに座るように促され、美南は腰掛ける。
すると、運ばれてきた料理と、グラスに注がれる葡萄酒。
「ミナミは……成人していると聞いてはいるが……」
心配されてしまうと、美南はにこりと笑った。
またかと思う気持ちでいっぱいだ。
「はい、今年で23になります。シルヴィアより上……ですよね」
ちらりと隣に座るシルヴィアを見ると、こくりと頷いてくれた。
「あら、本当に?その若く見えるのはどうしてかしら、スキンケア?」
美南の見た目に食い付いたのは夫人。
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そして、グラスには鮮やかな葡萄酒が注がれて伯爵が口をつけると食事会が始まったのだった。
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