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32. 責任とってよね
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レオナルド殿下との結婚を決意した後、私の日常は一変した。
今までお父様の指導のもと、公爵家の跡取りとなるべく一心不乱に邁進していた日々が、全て来年の春に予定された結婚式の準備へと切り替わったからだ。
王族の結婚はそんなに簡単なものではない。約半年後という急ぎように、私を含め皆が驚いたが、レオナルド殿下が「こういうことは、早い方がいいんだ」と言い張って譲らなかった。
私の妃教育がほぼ必要ないことも、どうやらその後押しになったらしい。
「ずっと待ち望んでいたことだものね。よほど既成事実を作りたいのでしょう」
「……」
国王夫妻とお父様同席の、両家の正式な婚約の取り決めの場で、王妃様がポツリと洩らしたその言葉には聞こえなかったフリをする。
もちろん先代様にも、すぐさまレオナルド殿下と2人揃ってご報告の挨拶に伺った。「これ程、めでたい事はない」と手放しで喜んで貰え、涙ぐまれた。
「あの人の孫が、私の孫と一緒になってくれる。死ぬ前に願いが叶った」
そう独り言のように呟かれた時には、つい私も握りしめていたハンカチで目元を拭った。
先代様が……私のお祖母様に多大なる罪悪感を感じていることは知っている。だがそれ以上に……
恐らくは、先代様はお祖母様に淡い恋心を抱いていたのだろう。離宮に引退した今、その敷地内にある秘密の花園の、彼女のお墓に花を持って日参していると、以前、馴染みの執事にこっそりと打ち明けられた。
どうかこの度のレオナルド殿下との結婚を、天国のお祖母様にも祝福して貰いたいと私は思う。
そして今、私の目の前には大量のデザイン画と生地サンプルが拡げられていた。
「こちらのレースなど、どうでしょう? アメリア様の肌に綺麗に映えると思うのですが」
「……そうねぇ……」
私は今日も朝から、結婚式で着用するドレスの打ち合わせに駆り出されていた。大まかなドレスの形、袖をどうするか、首元は? 使用する生地選びと、することは一杯だった。
それに一区切りがつくと、念の為……と、妃教育の先生達と会うことになったのだが、久しぶりに学習意欲を満たせると密かに楽しみにしていたその時間は、ある1人の男によって打ち砕かれた。
まずはヤン老師と王宮の図書室で会見したのだが、初めは和やかな歴史のおさらいだったのが、次第に過去の因縁に発展し、双方の歴史的見解の相違を言い争うことになってしまった。それに慌てたのが、王家から派遣されたお目付役の同席者だ。
「まあまあまあ、アメリア様は歴史への造詣が深いのですね。素晴らしいことです。でも今日は時間がありませんので、この辺でお開きにしましょう!」
お茶の時間もすっ飛ばし、延々と議論し合う私達を引き離し、お目付役がヤン老師を引き摺るようにして図書室を出て行く。興奮冷めやらない私は、そのまま図書室に篭って、自分の解釈が正しいことを証明すべく文献探しに没頭した。
ミアム学長の経済学も同様で、「経済の仕組みはもうご存知のはずですから」と前置きされて、如何にこれから、国の経済を発展させるかの談論に徹した。私が何か提案すればその欠点を打ち出され、ミアム学長が代替案を出せば、その案の弱点を私が指摘するという繰り返しだ。
これまた辟易したお目付役に背中を押されながら、部屋から連れ出される学長に向かって私は叫んだ。
「誰もが100%満足する解決策はどこにもありませんわ。どこかで妥協しないとーー」
「はは、そうですな。特に経済は、天災や、その時代時代の流行に左右されます。ですから、その見極めをーー」
「もういいですから。ほら、さっさと歩いて下さい」
お目付役の彼は、経済のことをもっと勉強するべきだと思う。
ダンカン博士との会見は、初めからお目付役に警戒されたのか、お茶の時間だけ設けられた。
そんな短い間で、外交の何が語れるというのか。とてもムカついたので、ダンカン博士とはラッセル語以外の言葉でずっと会話してやった。
一つも外国語が理解できずに呆然とするお目付役に、私は溜飲の下がる思いだった。しかも最新の海外事情を知ることができたので、少なからず有意義な時間を持てた。
だがそんな私に、すぐさま天罰が下った。
マナー学のマダム・リンダは『女性らしさ』を重視するお方だ。如何に淑女として振る舞うか、お辞儀の仕方から食事作法、話し方まで、過去散々指導を受けた。
そう、彼女は私のことをよく知っているのだ……
「そこのひと刺しは方向が違います」
「……申し訳ありません」
「そこは、もう少し幅を小さくして丁重に刺さないと。もう一度5針ほど解いて、やり直して下さい」
「……はい」
私が間違うたびに、冷静なダメ出しが容赦なく飛んでくる。もう手の中にあるハンカチはグチャグチャだ。
チクリと針先が私の指を刺して、涙目で血の滲んだ部分を吸う。
ちらりとお目付役を窺うと、彼は優雅に小指を立てながら澄まし顔で紅茶を飲んでいた。
くっそー
***
「……これは?」
後日、殿下の執務室で彼の目の前に差し出したものに、レオナルド殿下は目を丸くした。大きな執務机を挟んで、しばし睨み合う。
「見ての通り、ハンカチですわ」
ツンと澄まして、私は答えた。
殿下は訝しげに丁重に畳まれたそれを広げて、だが、すぐにふわりと花が綻ぶように笑った。
「これはアメリアが?」
「そうですわ。王太子妃に必要ない刺繍の腕前です」
レオナルド殿下に渡したハンカチには、青い毛玉と、そこから伸びた緑色の糸が数本、ひょろひょろと刺繍されていた。誰の目にもその技術は、子供の方がもっとマシというぐらい目も当てられないものだった。
「これ、私が貰ってもいいんだよね」
「……そんなもの、王太子が持っていたら笑われますよ」
私はただ、本当に私は刺繍が下手なのだと、殿下に思い知らせるためだけに今日これを持ってきたのだ。この後はすぐゴミ箱に放り込むつもりでいた。
「そう? 私は見せびらかしたい気分だけど」
「……私を笑いものにするのですか」
ムッとして、レオナルド殿下を睨みつけた。「そうじゃない」と笑って、椅子から立ち上がった彼に手を取られ、ソファに導かれる。
「自慢したいんだ、可愛い婚約者からの贈り物だと」
「……」
「でもそうだね。これは私の宝物として、いつも身につけることにしよう。折角、アメリアが私のために矢車菊を刺繍してくれたんだ。皆に見せるには勿体ない」
ピッタリと並んで座って、頭の上に軽くキスを落とされる。心拍数が一気に上がった。
「……よく、それが矢車菊だってわかりましたね」
「わかるよ。だって、アメリアが私のことを想って、一生懸命縫ってくれたんだろう?」
今度はこめかみに。そして頬にもキスが降ってきた。何だか擽ったくて、思わず目を瞑ってしまう。
「……では、それは殿下が責任を持って隠しておいて下さいね。誰にも見せないで下さいよ?」
「ああ、そうしよう。大切に、誰にも見せず、懐にしまっておくよ」
次に、甘いキスが訪れたのはーー
殿下って、本当に天性のタラシだわ。
今までお父様の指導のもと、公爵家の跡取りとなるべく一心不乱に邁進していた日々が、全て来年の春に予定された結婚式の準備へと切り替わったからだ。
王族の結婚はそんなに簡単なものではない。約半年後という急ぎように、私を含め皆が驚いたが、レオナルド殿下が「こういうことは、早い方がいいんだ」と言い張って譲らなかった。
私の妃教育がほぼ必要ないことも、どうやらその後押しになったらしい。
「ずっと待ち望んでいたことだものね。よほど既成事実を作りたいのでしょう」
「……」
国王夫妻とお父様同席の、両家の正式な婚約の取り決めの場で、王妃様がポツリと洩らしたその言葉には聞こえなかったフリをする。
もちろん先代様にも、すぐさまレオナルド殿下と2人揃ってご報告の挨拶に伺った。「これ程、めでたい事はない」と手放しで喜んで貰え、涙ぐまれた。
「あの人の孫が、私の孫と一緒になってくれる。死ぬ前に願いが叶った」
そう独り言のように呟かれた時には、つい私も握りしめていたハンカチで目元を拭った。
先代様が……私のお祖母様に多大なる罪悪感を感じていることは知っている。だがそれ以上に……
恐らくは、先代様はお祖母様に淡い恋心を抱いていたのだろう。離宮に引退した今、その敷地内にある秘密の花園の、彼女のお墓に花を持って日参していると、以前、馴染みの執事にこっそりと打ち明けられた。
どうかこの度のレオナルド殿下との結婚を、天国のお祖母様にも祝福して貰いたいと私は思う。
そして今、私の目の前には大量のデザイン画と生地サンプルが拡げられていた。
「こちらのレースなど、どうでしょう? アメリア様の肌に綺麗に映えると思うのですが」
「……そうねぇ……」
私は今日も朝から、結婚式で着用するドレスの打ち合わせに駆り出されていた。大まかなドレスの形、袖をどうするか、首元は? 使用する生地選びと、することは一杯だった。
それに一区切りがつくと、念の為……と、妃教育の先生達と会うことになったのだが、久しぶりに学習意欲を満たせると密かに楽しみにしていたその時間は、ある1人の男によって打ち砕かれた。
まずはヤン老師と王宮の図書室で会見したのだが、初めは和やかな歴史のおさらいだったのが、次第に過去の因縁に発展し、双方の歴史的見解の相違を言い争うことになってしまった。それに慌てたのが、王家から派遣されたお目付役の同席者だ。
「まあまあまあ、アメリア様は歴史への造詣が深いのですね。素晴らしいことです。でも今日は時間がありませんので、この辺でお開きにしましょう!」
お茶の時間もすっ飛ばし、延々と議論し合う私達を引き離し、お目付役がヤン老師を引き摺るようにして図書室を出て行く。興奮冷めやらない私は、そのまま図書室に篭って、自分の解釈が正しいことを証明すべく文献探しに没頭した。
ミアム学長の経済学も同様で、「経済の仕組みはもうご存知のはずですから」と前置きされて、如何にこれから、国の経済を発展させるかの談論に徹した。私が何か提案すればその欠点を打ち出され、ミアム学長が代替案を出せば、その案の弱点を私が指摘するという繰り返しだ。
これまた辟易したお目付役に背中を押されながら、部屋から連れ出される学長に向かって私は叫んだ。
「誰もが100%満足する解決策はどこにもありませんわ。どこかで妥協しないとーー」
「はは、そうですな。特に経済は、天災や、その時代時代の流行に左右されます。ですから、その見極めをーー」
「もういいですから。ほら、さっさと歩いて下さい」
お目付役の彼は、経済のことをもっと勉強するべきだと思う。
ダンカン博士との会見は、初めからお目付役に警戒されたのか、お茶の時間だけ設けられた。
そんな短い間で、外交の何が語れるというのか。とてもムカついたので、ダンカン博士とはラッセル語以外の言葉でずっと会話してやった。
一つも外国語が理解できずに呆然とするお目付役に、私は溜飲の下がる思いだった。しかも最新の海外事情を知ることができたので、少なからず有意義な時間を持てた。
だがそんな私に、すぐさま天罰が下った。
マナー学のマダム・リンダは『女性らしさ』を重視するお方だ。如何に淑女として振る舞うか、お辞儀の仕方から食事作法、話し方まで、過去散々指導を受けた。
そう、彼女は私のことをよく知っているのだ……
「そこのひと刺しは方向が違います」
「……申し訳ありません」
「そこは、もう少し幅を小さくして丁重に刺さないと。もう一度5針ほど解いて、やり直して下さい」
「……はい」
私が間違うたびに、冷静なダメ出しが容赦なく飛んでくる。もう手の中にあるハンカチはグチャグチャだ。
チクリと針先が私の指を刺して、涙目で血の滲んだ部分を吸う。
ちらりとお目付役を窺うと、彼は優雅に小指を立てながら澄まし顔で紅茶を飲んでいた。
くっそー
***
「……これは?」
後日、殿下の執務室で彼の目の前に差し出したものに、レオナルド殿下は目を丸くした。大きな執務机を挟んで、しばし睨み合う。
「見ての通り、ハンカチですわ」
ツンと澄まして、私は答えた。
殿下は訝しげに丁重に畳まれたそれを広げて、だが、すぐにふわりと花が綻ぶように笑った。
「これはアメリアが?」
「そうですわ。王太子妃に必要ない刺繍の腕前です」
レオナルド殿下に渡したハンカチには、青い毛玉と、そこから伸びた緑色の糸が数本、ひょろひょろと刺繍されていた。誰の目にもその技術は、子供の方がもっとマシというぐらい目も当てられないものだった。
「これ、私が貰ってもいいんだよね」
「……そんなもの、王太子が持っていたら笑われますよ」
私はただ、本当に私は刺繍が下手なのだと、殿下に思い知らせるためだけに今日これを持ってきたのだ。この後はすぐゴミ箱に放り込むつもりでいた。
「そう? 私は見せびらかしたい気分だけど」
「……私を笑いものにするのですか」
ムッとして、レオナルド殿下を睨みつけた。「そうじゃない」と笑って、椅子から立ち上がった彼に手を取られ、ソファに導かれる。
「自慢したいんだ、可愛い婚約者からの贈り物だと」
「……」
「でもそうだね。これは私の宝物として、いつも身につけることにしよう。折角、アメリアが私のために矢車菊を刺繍してくれたんだ。皆に見せるには勿体ない」
ピッタリと並んで座って、頭の上に軽くキスを落とされる。心拍数が一気に上がった。
「……よく、それが矢車菊だってわかりましたね」
「わかるよ。だって、アメリアが私のことを想って、一生懸命縫ってくれたんだろう?」
今度はこめかみに。そして頬にもキスが降ってきた。何だか擽ったくて、思わず目を瞑ってしまう。
「……では、それは殿下が責任を持って隠しておいて下さいね。誰にも見せないで下さいよ?」
「ああ、そうしよう。大切に、誰にも見せず、懐にしまっておくよ」
次に、甘いキスが訪れたのはーー
殿下って、本当に天性のタラシだわ。
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