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3章
42-3. 幼馴染みは見ていた ギルバート ★
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洞窟前の広場で酒池肉林を繰り広げているゴブリンたちを、俺は少し離れた茂みの切れ目から眺めている。
酒池肉林というのは、ロイドが使っていた言葉だ。宴会と乱交を一緒にやることを、あいつらの故郷ではそう呼んでいたそうだ。
ロイドは、ゴブリンの宴会はだいたい酒池肉林になるのだ、とも言っていた。
でも、俺はその現場を今日まで見たことがなかった。たぶん気を遣われていたのだろうと思っている。
いま眺めている酒池肉林の現場では、女頭目のアルカが大小のゴブリンたちに囲まれて、よく分からないことになっていた。というか、アルカの姿がちゃんと見えたわけではない。ゴブリンたちが集まっている中から、それらしく手足や声が見え隠れしているから、たぶんあの輪の中にアルカがいるんだろうな、と思っただけだ。
ゴブリンたちは俺と一緒に森へ入るときは、村の女衆が繕ったズボンとベストを身につけている(なかにはズボン一枚だけの奴もいるが)。そういうところもゴブリンっぽくなくて調子が狂うと思っていたのだけど、いまの奴らは全員が全員、布一枚も身につけていない全裸だった。尻も股間も丸出しだった。
そんな全裸ゴブリンたちと、そいつらに囲まれているアルカとが何をやっているのかは想像するまでもない。
「あっ、あっはぁ♥ お腹まだへっこんでるし、大丈夫だと思うっ、けどぉ……おぉ♥ 奥までゆっくりズコズコされるのっ、おっ、んおおぉっ♥ やう゛ぁああぁ――ッ♥♥」
……もっとも、ここまで聞こえてくるほど大きな善がり声を聞いて、それ以外を想像する奴はいないだろう。
「ふわぁ……♥ ぁ……あむっ♥ むっ、んぅむっ♥」
そのとき偶然にも、後ろ姿で俺の視線を遮っていたゴブリンが脇にずれたことで、俺の目によりはっきりとアルカの姿が飛び込んで来た。
アルカは敷物の上に寝そべる大柄ゴブリンの腰に跨がって、ゆったりと腰を上下に揺さぶられながら、ゴブリン二人が左右から差し出した黒光りするものを両手に一本ずつ握って、交互に咥えているところだった。
「本当だったんだ……」
俺は思わず呻いていた。
村の連中がそんな噂話をしているのを聞いたことはあったし、ロイドにそれとなく聞いてみたこともあったけれど、実際に見るのはこれが初めてだった。
本当に男のものを口に咥えているなんて、なんて……不潔なんだ……と思うのに、でも、あれを咥えられているゴブリンの気持ちよさそうな姿を見ていると、嫌悪感よりも強い感情があるのに気づいてしまう。
俺も、あれをしてほしい。あれをされるのはとても気持ちよさそうだ。汚いかもしれないけれど、咥えられてみたい。咥えさせてみたい……!
「……はっ、あぁむ♥ んむぅ……ん、んちゅ、んうぅ♥」
アルカは右に左に振り向きながら、両手で握るち○この頭に口をつけている。
ときにでかい竿の半分以上が隠れるくらい深く咥えたかと思うと、反対のち○こには大きな頭だけを咥えて、そこに影ができるほど頬をへこませながら、竿の付け根や金玉だとかを撫でまわしている。でもってその間、反対側のち○こにも、くるくると手首から先を回すみたいになっている片手が絡みついている。
あの手、どうなってるんだ……? 強い力で扱いているわけじゃなさそうなのに、あれは絶対に俺が自分でするよりも気持ちいい扱き方だって確信できる。
「す……すげぇ……」
当たり前のようにゴブリンたちを何人も同時に相手取って、平然とち○こを咥え、扱いている。男の腰に跨がって、ち○こを味わうみたいに腰を揺らしている――。
村の男衆が一発で骨抜きになって、女衆が気が気じゃなくなるわけだった。
「うっ、ううぉ――ッ!!」
ゴブリンの誰かが吠えたと思ったら、ち○こを咥えていたアルカの肩がびくっと震えた。たぶん、いま咥えているち○こがイったんだろう。それなのに、アルカはち○こを口から離さないどころか、吸い付いたまま、そのち○この根元を指で扱いて、精液を最後の一滴まで搾り取ろうとしている。
「んがっ! んおおぉッ!!」
と思ったら、反対側の手で扱いていたち○こが跳ね上がりながら射精して、アルカの顔にどばっと精液を浴びせかけた。
「ん、んんっ……っぷは♥ ……あ、ごめんなさいね。こっちの精液飲んでたら、ちょっとテンション上がって扱くの止められませんでしたよ。あなたもお口に出したかったですよね……え? ぶっかけもわりと興奮するって気づいちゃった感じです? なら結果オーライですねっ」
ゴブリンたちは臼を碾いたような濁声の上に、独特な訛りで話す。ただでさえ距離があるので、何を話しているのかはほとんど聞き取れなかったけれど、アルカの様子からして、きっとそんなやり取りがあったんだろうなと想像できた。
……って、精液を顔にかけられて笑っている、だって? ち○こから出たものだぞ。それを顔にかけられて笑っているって、どういう神経してるんだ? いや、よくよく考えれば、反対の手に持っていたち○この射精、飲んでたよな? 出すほうのち○こも、それが当然って感じで出してたよな?
ゴブリンたちの性交では、精液を飲んだり、顔にかけられたりするのが普通のことなのか?
あ……よく見たら、顔だけじゃない。アルカの黒髪がなんだかしっとりしているのは、汗を掻いているからってだけじゃなくて、髪にも射精をかけられていたからだってことに気づいた。
「精液って、膣の中に出さないと孕ませられないんじゃないのか……?」
それとも、ゴブリンの精液は飲んだり浴びたりするだけでも孕むのか? ゴブリンはすぐに増えるっていうのは、だからだったのか……!
俺が驚愕の真実に気づいて息を呑んでいるうちにも、アルカたちは性交を続けていた。
射精したゴブリンがその場を退くと、待ちきれずに自分でち○こを擦っていた次のゴブリンがすぐさまその場所に入って、アルカにち○こを握らせる。
「あはっ♥ ……はっ、あ……んむぅ♥ ん、んっ、んみゅむっ♥」
アルカは、待ってましたとばかりに、両手に握った新しいち○こ二本を、代わる代わるに頬張る。ときどき大口を開けて、口元に引き寄せた二本を同時に頬張ってもみせる。
……あれ、アルカの口の中でち○こ同士がぶつかってるよな。それはどうなんだ?
同時に咥えられているゴブリン二人はとくに気にしていないようだけど、ゴブリンは気にしない生き物だからなんだろうか。それとも、慣れれば誰でも気にならなくなるもんなのか……。
「……いや、おい。なに考えてんだよ、俺」
俺は慌てて頭を振って、あの輪の中に混ざってアルカの口の中でゴブリンとち○こをくっつけ合わせることを想像していた自分を正気に戻した。
たぶんだけど、きっとそうなるって確信できることがある。
もし、俺がこの茂みから出ていって「混ぜてくれ」と言えば、アルカは受け容れてくれるだろう。そして、一度でもそうしてしまえば、俺はもう二度と、普通の性交じゃ満足できない身体にされてしまうんだ。村の男衆みたいに、ときどき遠い目をして口元をだらしなく緩ませながら股間を弄るようになっちまうんだ。
それは――もしかしたらある意味で幸せなことなのかもしれないけれど、嫌だ。怖い。俺は俺でいたい。知ることで俺じゃいられなくなる幸せがあるのなら、俺は少しだけ不幸せな俺でいい――。
だから、俺はアルカたちから目を逸らした。
逸らした視線の先にいたのは、アンだった。
酒池肉林というのは、ロイドが使っていた言葉だ。宴会と乱交を一緒にやることを、あいつらの故郷ではそう呼んでいたそうだ。
ロイドは、ゴブリンの宴会はだいたい酒池肉林になるのだ、とも言っていた。
でも、俺はその現場を今日まで見たことがなかった。たぶん気を遣われていたのだろうと思っている。
いま眺めている酒池肉林の現場では、女頭目のアルカが大小のゴブリンたちに囲まれて、よく分からないことになっていた。というか、アルカの姿がちゃんと見えたわけではない。ゴブリンたちが集まっている中から、それらしく手足や声が見え隠れしているから、たぶんあの輪の中にアルカがいるんだろうな、と思っただけだ。
ゴブリンたちは俺と一緒に森へ入るときは、村の女衆が繕ったズボンとベストを身につけている(なかにはズボン一枚だけの奴もいるが)。そういうところもゴブリンっぽくなくて調子が狂うと思っていたのだけど、いまの奴らは全員が全員、布一枚も身につけていない全裸だった。尻も股間も丸出しだった。
そんな全裸ゴブリンたちと、そいつらに囲まれているアルカとが何をやっているのかは想像するまでもない。
「あっ、あっはぁ♥ お腹まだへっこんでるし、大丈夫だと思うっ、けどぉ……おぉ♥ 奥までゆっくりズコズコされるのっ、おっ、んおおぉっ♥ やう゛ぁああぁ――ッ♥♥」
……もっとも、ここまで聞こえてくるほど大きな善がり声を聞いて、それ以外を想像する奴はいないだろう。
「ふわぁ……♥ ぁ……あむっ♥ むっ、んぅむっ♥」
そのとき偶然にも、後ろ姿で俺の視線を遮っていたゴブリンが脇にずれたことで、俺の目によりはっきりとアルカの姿が飛び込んで来た。
アルカは敷物の上に寝そべる大柄ゴブリンの腰に跨がって、ゆったりと腰を上下に揺さぶられながら、ゴブリン二人が左右から差し出した黒光りするものを両手に一本ずつ握って、交互に咥えているところだった。
「本当だったんだ……」
俺は思わず呻いていた。
村の連中がそんな噂話をしているのを聞いたことはあったし、ロイドにそれとなく聞いてみたこともあったけれど、実際に見るのはこれが初めてだった。
本当に男のものを口に咥えているなんて、なんて……不潔なんだ……と思うのに、でも、あれを咥えられているゴブリンの気持ちよさそうな姿を見ていると、嫌悪感よりも強い感情があるのに気づいてしまう。
俺も、あれをしてほしい。あれをされるのはとても気持ちよさそうだ。汚いかもしれないけれど、咥えられてみたい。咥えさせてみたい……!
「……はっ、あぁむ♥ んむぅ……ん、んちゅ、んうぅ♥」
アルカは右に左に振り向きながら、両手で握るち○この頭に口をつけている。
ときにでかい竿の半分以上が隠れるくらい深く咥えたかと思うと、反対のち○こには大きな頭だけを咥えて、そこに影ができるほど頬をへこませながら、竿の付け根や金玉だとかを撫でまわしている。でもってその間、反対側のち○こにも、くるくると手首から先を回すみたいになっている片手が絡みついている。
あの手、どうなってるんだ……? 強い力で扱いているわけじゃなさそうなのに、あれは絶対に俺が自分でするよりも気持ちいい扱き方だって確信できる。
「す……すげぇ……」
当たり前のようにゴブリンたちを何人も同時に相手取って、平然とち○こを咥え、扱いている。男の腰に跨がって、ち○こを味わうみたいに腰を揺らしている――。
村の男衆が一発で骨抜きになって、女衆が気が気じゃなくなるわけだった。
「うっ、ううぉ――ッ!!」
ゴブリンの誰かが吠えたと思ったら、ち○こを咥えていたアルカの肩がびくっと震えた。たぶん、いま咥えているち○こがイったんだろう。それなのに、アルカはち○こを口から離さないどころか、吸い付いたまま、そのち○この根元を指で扱いて、精液を最後の一滴まで搾り取ろうとしている。
「んがっ! んおおぉッ!!」
と思ったら、反対側の手で扱いていたち○こが跳ね上がりながら射精して、アルカの顔にどばっと精液を浴びせかけた。
「ん、んんっ……っぷは♥ ……あ、ごめんなさいね。こっちの精液飲んでたら、ちょっとテンション上がって扱くの止められませんでしたよ。あなたもお口に出したかったですよね……え? ぶっかけもわりと興奮するって気づいちゃった感じです? なら結果オーライですねっ」
ゴブリンたちは臼を碾いたような濁声の上に、独特な訛りで話す。ただでさえ距離があるので、何を話しているのかはほとんど聞き取れなかったけれど、アルカの様子からして、きっとそんなやり取りがあったんだろうなと想像できた。
……って、精液を顔にかけられて笑っている、だって? ち○こから出たものだぞ。それを顔にかけられて笑っているって、どういう神経してるんだ? いや、よくよく考えれば、反対の手に持っていたち○この射精、飲んでたよな? 出すほうのち○こも、それが当然って感じで出してたよな?
ゴブリンたちの性交では、精液を飲んだり、顔にかけられたりするのが普通のことなのか?
あ……よく見たら、顔だけじゃない。アルカの黒髪がなんだかしっとりしているのは、汗を掻いているからってだけじゃなくて、髪にも射精をかけられていたからだってことに気づいた。
「精液って、膣の中に出さないと孕ませられないんじゃないのか……?」
それとも、ゴブリンの精液は飲んだり浴びたりするだけでも孕むのか? ゴブリンはすぐに増えるっていうのは、だからだったのか……!
俺が驚愕の真実に気づいて息を呑んでいるうちにも、アルカたちは性交を続けていた。
射精したゴブリンがその場を退くと、待ちきれずに自分でち○こを擦っていた次のゴブリンがすぐさまその場所に入って、アルカにち○こを握らせる。
「あはっ♥ ……はっ、あ……んむぅ♥ ん、んっ、んみゅむっ♥」
アルカは、待ってましたとばかりに、両手に握った新しいち○こ二本を、代わる代わるに頬張る。ときどき大口を開けて、口元に引き寄せた二本を同時に頬張ってもみせる。
……あれ、アルカの口の中でち○こ同士がぶつかってるよな。それはどうなんだ?
同時に咥えられているゴブリン二人はとくに気にしていないようだけど、ゴブリンは気にしない生き物だからなんだろうか。それとも、慣れれば誰でも気にならなくなるもんなのか……。
「……いや、おい。なに考えてんだよ、俺」
俺は慌てて頭を振って、あの輪の中に混ざってアルカの口の中でゴブリンとち○こをくっつけ合わせることを想像していた自分を正気に戻した。
たぶんだけど、きっとそうなるって確信できることがある。
もし、俺がこの茂みから出ていって「混ぜてくれ」と言えば、アルカは受け容れてくれるだろう。そして、一度でもそうしてしまえば、俺はもう二度と、普通の性交じゃ満足できない身体にされてしまうんだ。村の男衆みたいに、ときどき遠い目をして口元をだらしなく緩ませながら股間を弄るようになっちまうんだ。
それは――もしかしたらある意味で幸せなことなのかもしれないけれど、嫌だ。怖い。俺は俺でいたい。知ることで俺じゃいられなくなる幸せがあるのなら、俺は少しだけ不幸せな俺でいい――。
だから、俺はアルカたちから目を逸らした。
逸らした視線の先にいたのは、アンだった。
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