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第8話 初めての武器
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フォレストウルフとの死闘から数日が過ぎた。
アルトの体にはまだいくつかの傷跡が残っていたが、痛みはほとんど引き、体力も完全に回復していた。
彼は自室の窓から外を眺め、あの激しい戦いを何度も頭の中で反芻していた。
勝てた。
あのフォレストウルフに、自分の力で勝つことができたのだ。
ギフトが成長している確かな実感。
それは大きな自信となり、アルトの心を温かく満たしていた。
しかし、戦いの詳細を冷静に思い返すうちに、アルトの背筋に冷たい汗が流れた。
「……あれ?僕、もしかして……武器、持ってなかった?」
あまりにも戦闘に必死で気づかなかったが、言われてみればそうだ。
自分は、あの獰猛な魔物相手に、丸腰で立ち向かっていたのだ。
頼りは、腕に巻いた革と、受け身のギフトである【ダメージ反射】だけ。
牙や爪による直接的な攻撃は、革で防ぎきれず、いくつもの傷を負った。
もし牙が急所に食い込んでいたら?
もし反射が間に合わなかったら?
「……よく、生きて帰れたな……」
今更ながら、自分の無謀さにぞっとする。
ギフトの成長は嬉しい。
だが、それだけに頼るのはあまりにも危険すぎる。
反射はあくまで受け身の力だ。
相手の攻撃を受けなければ発動しない。
そして、受け止めきれないほどの強力な攻撃や、鋭利な攻撃に対しては、防御面での不安が大きい。
「何か…何か武器になるものがいる」
アルトは強くそう思った。
敵の攻撃を受け止めるだけでなく、捌いたり、牽制したり、あるいは、最後の手段として反撃したりできるものが。
もちろん、冒険者が使うような立派な剣や槍は、今のアルトには手が出せない。
そもそも使い方も知らない。
もっと手軽で、自分にも扱えそうなもの…。
アルトは家の中を見回した。
台所にある包丁は、さすがに持ち出すわけにはいかない。
物置にある鎌や鍬などの農具は、武器として使うには大きすぎるし、扱いにくいだろう。
他に何かあっただろうか…?
アルトは記憶を探った。
そうだ、昔、父さんが山仕事に行く時に、腰に差していた古びたナイフがあったはずだ。
あるいは、兄さんのヨハンが、たまに手伝う狩りの時に使っている、もう少ししっかりしたナイフ…。
「物置の奥かな…」
アルトは埃っぽい物置の中を漁り始めた。
古い農具や、壊れた家具などが積み重ねられている。
その奥の方に、父が使っていたと思われる古い木製の道具箱を見つけた。
蓋を開けると、カビ臭い匂いと共に、錆びた釘や、用途の分からない金具などが入っていた。
そして、その底の方に、革製の鞘に収まった一本のナイフがあった。
「あった…!」
アルトは慎重にナイフを手に取った。
鞘から引き抜くと、現れた刃は曇り、所々に赤黒い錆が浮き出ていた。
刃先も丸まっており、これでは武器はおろか、木の枝を切ることすらできそうにない。
それでも、アルトはこの古びたナイフに、不思議な可能性を感じていた。
「手入れすれば、使えるかもしれない」
アルトはそのナイフを自室に持ち帰り、父が農具の手入れに使っている砥石を借りてきた。
昔、父が鍬を研いでいるのを、見様見真似で覚えたことがある。
アルトは水をつけながら、集中してナイフの刃を砥石に当て、ゆっくりと動かし始めた。
シャッ、シャッ、という単調な音が部屋に響く。
錆を落とし、刃を立てていく。
地道で根気のいる作業だ。
アルトは汗を拭いながら、一心不乱にナイフを研ぎ続けた。
武器を持つことへの、漠然とした不安。
しかし、それ以上に、自分の身を守り、強くなるための新たな一歩を踏み出すことへの、静かな決意が彼を突き動かしていた。
数時間後、ナイフは見違えるように綺麗になった。
錆は消え、鈍く光る刃が姿を現す。
刃先も鋭さを取り戻し、これなら十分に実用になりそうだ。
アルトは、研ぎ上げたナイフを鞘に収め、ベルトに差してみた。
ずしりとした重みが、腰に伝わる。
初めて武器らしい武器を手にした感覚に、アルトは少しだけ緊張した。
翌日から、アルトの訓練に新たなメニューが加わった。
早朝の森。
これまでは魔物を探し、攻撃を受ける訓練が主だったが、アルトはまず、ナイフの扱いに慣れることから始めた。
いきなり魔物相手は危険すぎる。
アルトは手頃な木の枝を拾うと、それを仮想の敵に見立て、ナイフを構える練習をした。
どう構えれば、攻撃を受け流しやすいか?
どう動けば、相手を牽制できるか?
見様見真似でナイフを振ってみるが、その動きはまだぎこちなく、危なっかしい。
「難しいな…」
攻撃に使うつもりはあまりない。
あくまで、防御や牽制、そして、ギフト【ダメージ反射】との連携が目的だ。
敵の攻撃をナイフで受け流しつつ、隙を見て体勢を立て直し、反射を狙う。
あるいは、反射で怯んだ相手に、ナイフで追撃…は、まだ考えられないが、少なくとも距離を取らせることはできるかもしれない。
アルトは、様々な動きを試し、自分なりの戦い方を模索し始めた。
アルトがナイフを持ち歩くようになったことに、最初に気づいたのは母親だった。
ある日の夕食時、アルトがベルトに差したナイフを見て、母はさっと顔色を変えた。
「アルト!そ、そんな物騒なもの、どうしたの!?何に使うつもりなの!?」
母はアルトの手からナイフを取り上げようとする勢いだ。
「母さん、落ち着いて。これは、ただの護身用だよ。森は危ないから…無闇に使うつもりはないって」
アルトは慌てて説明した。
次に気づいたのはリナだった。
薬草を取りに来たアルトの腰にあるナイフを見て、彼女もまた不安そうな表情を浮かべた。
「アルト…それ、ナイフ…?大丈夫なの…?」
「うん。ちょっと、自分の身を守るためにね。リナ、心配かけてごめん。でも、僕、もう無茶はしないから」
アルトは、努めて明るく言った。
母もリナも、完全には納得していない様子だったが、アルトが真剣な目で語るのを見て、それ以上強くは言えなかった。
兄のヨハンは、アルトのナイフを一瞥しただけだった。
何も言わなかったが、その表情には、以前のような嘲りはなく、どこか複雑な色が浮かんでいるようにアルトには見えた。
ナイフという、初めての武器。
それは、アルトにとって新たな可能性であると同時に、新たな責任も意味していた。
扱いはまだ未熟で、これを実戦でどう活かせるかは分からない。
それでも、アルトは自分の選択が間違っていないと信じていた。
ギフトの訓練と並行して、ナイフの扱いも、地道に練習していくしかない。
【ダメージ反射】とナイフ。
この二つをどう組み合わせ、自分の力としていくか。
アルトの体にはまだいくつかの傷跡が残っていたが、痛みはほとんど引き、体力も完全に回復していた。
彼は自室の窓から外を眺め、あの激しい戦いを何度も頭の中で反芻していた。
勝てた。
あのフォレストウルフに、自分の力で勝つことができたのだ。
ギフトが成長している確かな実感。
それは大きな自信となり、アルトの心を温かく満たしていた。
しかし、戦いの詳細を冷静に思い返すうちに、アルトの背筋に冷たい汗が流れた。
「……あれ?僕、もしかして……武器、持ってなかった?」
あまりにも戦闘に必死で気づかなかったが、言われてみればそうだ。
自分は、あの獰猛な魔物相手に、丸腰で立ち向かっていたのだ。
頼りは、腕に巻いた革と、受け身のギフトである【ダメージ反射】だけ。
牙や爪による直接的な攻撃は、革で防ぎきれず、いくつもの傷を負った。
もし牙が急所に食い込んでいたら?
もし反射が間に合わなかったら?
「……よく、生きて帰れたな……」
今更ながら、自分の無謀さにぞっとする。
ギフトの成長は嬉しい。
だが、それだけに頼るのはあまりにも危険すぎる。
反射はあくまで受け身の力だ。
相手の攻撃を受けなければ発動しない。
そして、受け止めきれないほどの強力な攻撃や、鋭利な攻撃に対しては、防御面での不安が大きい。
「何か…何か武器になるものがいる」
アルトは強くそう思った。
敵の攻撃を受け止めるだけでなく、捌いたり、牽制したり、あるいは、最後の手段として反撃したりできるものが。
もちろん、冒険者が使うような立派な剣や槍は、今のアルトには手が出せない。
そもそも使い方も知らない。
もっと手軽で、自分にも扱えそうなもの…。
アルトは家の中を見回した。
台所にある包丁は、さすがに持ち出すわけにはいかない。
物置にある鎌や鍬などの農具は、武器として使うには大きすぎるし、扱いにくいだろう。
他に何かあっただろうか…?
アルトは記憶を探った。
そうだ、昔、父さんが山仕事に行く時に、腰に差していた古びたナイフがあったはずだ。
あるいは、兄さんのヨハンが、たまに手伝う狩りの時に使っている、もう少ししっかりしたナイフ…。
「物置の奥かな…」
アルトは埃っぽい物置の中を漁り始めた。
古い農具や、壊れた家具などが積み重ねられている。
その奥の方に、父が使っていたと思われる古い木製の道具箱を見つけた。
蓋を開けると、カビ臭い匂いと共に、錆びた釘や、用途の分からない金具などが入っていた。
そして、その底の方に、革製の鞘に収まった一本のナイフがあった。
「あった…!」
アルトは慎重にナイフを手に取った。
鞘から引き抜くと、現れた刃は曇り、所々に赤黒い錆が浮き出ていた。
刃先も丸まっており、これでは武器はおろか、木の枝を切ることすらできそうにない。
それでも、アルトはこの古びたナイフに、不思議な可能性を感じていた。
「手入れすれば、使えるかもしれない」
アルトはそのナイフを自室に持ち帰り、父が農具の手入れに使っている砥石を借りてきた。
昔、父が鍬を研いでいるのを、見様見真似で覚えたことがある。
アルトは水をつけながら、集中してナイフの刃を砥石に当て、ゆっくりと動かし始めた。
シャッ、シャッ、という単調な音が部屋に響く。
錆を落とし、刃を立てていく。
地道で根気のいる作業だ。
アルトは汗を拭いながら、一心不乱にナイフを研ぎ続けた。
武器を持つことへの、漠然とした不安。
しかし、それ以上に、自分の身を守り、強くなるための新たな一歩を踏み出すことへの、静かな決意が彼を突き動かしていた。
数時間後、ナイフは見違えるように綺麗になった。
錆は消え、鈍く光る刃が姿を現す。
刃先も鋭さを取り戻し、これなら十分に実用になりそうだ。
アルトは、研ぎ上げたナイフを鞘に収め、ベルトに差してみた。
ずしりとした重みが、腰に伝わる。
初めて武器らしい武器を手にした感覚に、アルトは少しだけ緊張した。
翌日から、アルトの訓練に新たなメニューが加わった。
早朝の森。
これまでは魔物を探し、攻撃を受ける訓練が主だったが、アルトはまず、ナイフの扱いに慣れることから始めた。
いきなり魔物相手は危険すぎる。
アルトは手頃な木の枝を拾うと、それを仮想の敵に見立て、ナイフを構える練習をした。
どう構えれば、攻撃を受け流しやすいか?
どう動けば、相手を牽制できるか?
見様見真似でナイフを振ってみるが、その動きはまだぎこちなく、危なっかしい。
「難しいな…」
攻撃に使うつもりはあまりない。
あくまで、防御や牽制、そして、ギフト【ダメージ反射】との連携が目的だ。
敵の攻撃をナイフで受け流しつつ、隙を見て体勢を立て直し、反射を狙う。
あるいは、反射で怯んだ相手に、ナイフで追撃…は、まだ考えられないが、少なくとも距離を取らせることはできるかもしれない。
アルトは、様々な動きを試し、自分なりの戦い方を模索し始めた。
アルトがナイフを持ち歩くようになったことに、最初に気づいたのは母親だった。
ある日の夕食時、アルトがベルトに差したナイフを見て、母はさっと顔色を変えた。
「アルト!そ、そんな物騒なもの、どうしたの!?何に使うつもりなの!?」
母はアルトの手からナイフを取り上げようとする勢いだ。
「母さん、落ち着いて。これは、ただの護身用だよ。森は危ないから…無闇に使うつもりはないって」
アルトは慌てて説明した。
次に気づいたのはリナだった。
薬草を取りに来たアルトの腰にあるナイフを見て、彼女もまた不安そうな表情を浮かべた。
「アルト…それ、ナイフ…?大丈夫なの…?」
「うん。ちょっと、自分の身を守るためにね。リナ、心配かけてごめん。でも、僕、もう無茶はしないから」
アルトは、努めて明るく言った。
母もリナも、完全には納得していない様子だったが、アルトが真剣な目で語るのを見て、それ以上強くは言えなかった。
兄のヨハンは、アルトのナイフを一瞥しただけだった。
何も言わなかったが、その表情には、以前のような嘲りはなく、どこか複雑な色が浮かんでいるようにアルトには見えた。
ナイフという、初めての武器。
それは、アルトにとって新たな可能性であると同時に、新たな責任も意味していた。
扱いはまだ未熟で、これを実戦でどう活かせるかは分からない。
それでも、アルトは自分の選択が間違っていないと信じていた。
ギフトの訓練と並行して、ナイフの扱いも、地道に練習していくしかない。
【ダメージ反射】とナイフ。
この二つをどう組み合わせ、自分の力としていくか。
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