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第30話 ん?
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「探索者に出ているお触れだけでも、王からに変更できないの?」
「既にそのように使者を出しておりますが……」
「公爵が何らかの手で潰しにくること可能性が高いのかな?」
「おそらく……」
「公爵って地位だけじゃなくかなりの実力者なんじゃ……」
「おっしゃる通りです」
リアナ曰く公爵は国を富ませることにかけては定評があり、事実公爵領の富は彼の代になり倍増しているのだそうだ。更に領内の施しにも積極的で、孤児のために多額の資金を出したり、怪我や病への補助金を出したりしていて、領民から慕われている。
「悪い領主ではなさそうな……」
「儂も公爵はお断りじゃな」
ヘクトールがピシャリと一言。
理由を聞くと富がうんぬん以前の問題だと分かった。公爵は古臭い種族思想の持ち主だったのだ。古臭い種族思想とは人間至上主義である。王国には人間以外の多数の種族が暮らしており、種族による身分の違いはない。騎士団にも官吏にも貴族でさえ人間以外の種族の者がいる。
遥かな昔には王国にも種族による身分差があったそうだが、今となっては化石のような制度だ。
公爵領の人間以外の種族はどうなっていることやら……。
「そいつは国をとらせるわけにはいかないよな」
「はい、私たちの手で『解呪の書』を」
国が、とか大きな話をされてもイマイチピンと来ないけどよろしくない状況なのは分かった。
公爵はよほどのやり手なんだろうなあ、種族思想を掲げながら、王に先んじて動けるのだもの。
「事情は分かった、宝箱を取らずに奥へ向かうようにしないか?」
「……ありがとうございます」
「そのことだが、クラウディオ」
涙ぐみ頷くリアナの後ろからギリアンが口を挟む。
「報酬はリアナ様と要調整として、足でまどいの俺たちとじゃなくクラウディオはクラウディオで進むことはできないか? 俺たちは俺たちで宝箱を無視して進む」
クラウディオだけじゃなくヘクトールにも見え見えだったか。
正直言って、ソロの方が進む速度が早い。
しかし俺がソロでいくら進んでも「解呪の書」が手に入らない可能性が高いんだよな。「解呪の書」って宝箱から出る説が有力だもの。
俺はこれまでザ・ワン内で宝箱以外からアイテムを取得できたことがない。ボスが宝箱を落とすようにアイテムも落とさないかなと期待しているけど、今のところゼロだ。
俺が進む進まない話は別として、リアナの目的は「解呪の書」を「自ら」の手で取ることなんじゃないのか?
俺の考えを読んだかのようにリアナが真剣な眼差しで発言する。
「クラウディオさん、ことここに至っては私のいるパーティでなくとも……」
「二手なりに分かれるのはいい……俺に人脈があればよかったのだけど」
独自に俺がソロで進んでも宝箱を開けることができない。唯一協力してくれそうな顔が浮かぶも、罠外しは専門外だろうしなあ。
罠解除ができるカティナとギリアンのどちらかと進む手もあるけど、現状二人とも40階時点だし、分れて進むメリットがない。
それなら俺がリアナたちに同行した方が遥かにマシだ。
「罠のことを気にしているんだよな、クラウディオ。お前さんは気が付いていなさそうだから自分で試してみてくれねえか?」
「ん、何を?」
はて、ギリアンは一体何のことを言っているのだろう? ダンジョンの回廊の幅以外にまだ何かあったのかな?
きゅっきゅ。
足元で立つマーモットが右前脚の爪でズボンを引っ掻けてくる。
今大事な話をしているんだから、邪魔するなよな。
邪険に足先でツンツンするとカティノが彼の前にしゃがみ込み両前脚を自分の両手でちょんと掴む。
「餌が欲しいの?」
『甘いのがいいモ』
カティノって表情が動かない方なのだけど、マーモをの両前脚を上下に揺らしご満悦な様子である。
続いて懐からニンジンを取り出し彼に与えていた。
アレのどこが良いのか理解に苦しむよ。箱の能力が便利なのは認めるけどさ。
全く、うまそうにニンジンを齧りやがって。
「ごめん、話の途中で」
「カティノがそいつのこと気に入ってるようでな。俺には水の一つも渡さねえってのに」
「そんなことない」
口を挟むカティノであったが、目線はマーモに釘付けのままである。
やれやれと大袈裟に肩を竦めるギリアンと顔を見合わせ苦笑し合う。
「ええと、気が付いてなくて試してみろって」
「お前さん元々ソロなんだよな?」
「うん、基本ソロで罠も厄介だし部屋には入らず、宝箱があってもスルーだな」
「あー、試してみろと言っても具体的に言わなきゃ、気が付くもんも気がつかねえか」
解呪の書を公爵に先んじて取得しなきゃならないという切迫した状況でギリアンが無駄なことを喋るとは思えない。
ん、ギリアンの言葉を思い出してみよう。「気が付いて」の前に何か言ってたな。
「そうだ、罠だ」
「んだ、罠だ。お前さんと一緒に探索をして不可解なことがあった」
「不可解って?」
「入った後すぐに小部屋に入ったろ」
うん、小部屋に入った。背中に仮面が当たりそうになり慌ててのけぞったからよく覚えている。
しかし、仮面がら光の罠が発動することはなく、仮面にも罠があるものと無いものがあるってギリアンが教えてくれた。
その後、宝箱を開けた記憶で、これにも罠がかかっていなかったんだ。
宝箱にも罠があるのとないのがあるのは俺も知っている。しかし、高確率で罠がかかっているから罠があるものとして宝箱に挑まなきゃならん。
「小部屋、宝箱と連続で罠がないまでは、まあ、んなこともあるかって思ったんだが」
「そういやその後も罠がなかったんだったか? てっきりところどころでギリアンかカティナが罠を解除していたものと思ってた」
「それがだな、そもそも『全部』罠がなかったわけだ」
「不可解ってもんじゃねえぞ、それ」
小部屋や宝箱の罠は「高確率」で設置されている。1階の宝箱を何年も漁っていた俺の経験から、9割以上の確率で宝箱は罠有りだった。
それが、ゼロとは。少なくとも小部屋と宝箱で20か所は踏み込んだり、開けたりしていたよな。
「既にそのように使者を出しておりますが……」
「公爵が何らかの手で潰しにくること可能性が高いのかな?」
「おそらく……」
「公爵って地位だけじゃなくかなりの実力者なんじゃ……」
「おっしゃる通りです」
リアナ曰く公爵は国を富ませることにかけては定評があり、事実公爵領の富は彼の代になり倍増しているのだそうだ。更に領内の施しにも積極的で、孤児のために多額の資金を出したり、怪我や病への補助金を出したりしていて、領民から慕われている。
「悪い領主ではなさそうな……」
「儂も公爵はお断りじゃな」
ヘクトールがピシャリと一言。
理由を聞くと富がうんぬん以前の問題だと分かった。公爵は古臭い種族思想の持ち主だったのだ。古臭い種族思想とは人間至上主義である。王国には人間以外の多数の種族が暮らしており、種族による身分の違いはない。騎士団にも官吏にも貴族でさえ人間以外の種族の者がいる。
遥かな昔には王国にも種族による身分差があったそうだが、今となっては化石のような制度だ。
公爵領の人間以外の種族はどうなっていることやら……。
「そいつは国をとらせるわけにはいかないよな」
「はい、私たちの手で『解呪の書』を」
国が、とか大きな話をされてもイマイチピンと来ないけどよろしくない状況なのは分かった。
公爵はよほどのやり手なんだろうなあ、種族思想を掲げながら、王に先んじて動けるのだもの。
「事情は分かった、宝箱を取らずに奥へ向かうようにしないか?」
「……ありがとうございます」
「そのことだが、クラウディオ」
涙ぐみ頷くリアナの後ろからギリアンが口を挟む。
「報酬はリアナ様と要調整として、足でまどいの俺たちとじゃなくクラウディオはクラウディオで進むことはできないか? 俺たちは俺たちで宝箱を無視して進む」
クラウディオだけじゃなくヘクトールにも見え見えだったか。
正直言って、ソロの方が進む速度が早い。
しかし俺がソロでいくら進んでも「解呪の書」が手に入らない可能性が高いんだよな。「解呪の書」って宝箱から出る説が有力だもの。
俺はこれまでザ・ワン内で宝箱以外からアイテムを取得できたことがない。ボスが宝箱を落とすようにアイテムも落とさないかなと期待しているけど、今のところゼロだ。
俺が進む進まない話は別として、リアナの目的は「解呪の書」を「自ら」の手で取ることなんじゃないのか?
俺の考えを読んだかのようにリアナが真剣な眼差しで発言する。
「クラウディオさん、ことここに至っては私のいるパーティでなくとも……」
「二手なりに分かれるのはいい……俺に人脈があればよかったのだけど」
独自に俺がソロで進んでも宝箱を開けることができない。唯一協力してくれそうな顔が浮かぶも、罠外しは専門外だろうしなあ。
罠解除ができるカティナとギリアンのどちらかと進む手もあるけど、現状二人とも40階時点だし、分れて進むメリットがない。
それなら俺がリアナたちに同行した方が遥かにマシだ。
「罠のことを気にしているんだよな、クラウディオ。お前さんは気が付いていなさそうだから自分で試してみてくれねえか?」
「ん、何を?」
はて、ギリアンは一体何のことを言っているのだろう? ダンジョンの回廊の幅以外にまだ何かあったのかな?
きゅっきゅ。
足元で立つマーモットが右前脚の爪でズボンを引っ掻けてくる。
今大事な話をしているんだから、邪魔するなよな。
邪険に足先でツンツンするとカティノが彼の前にしゃがみ込み両前脚を自分の両手でちょんと掴む。
「餌が欲しいの?」
『甘いのがいいモ』
カティノって表情が動かない方なのだけど、マーモをの両前脚を上下に揺らしご満悦な様子である。
続いて懐からニンジンを取り出し彼に与えていた。
アレのどこが良いのか理解に苦しむよ。箱の能力が便利なのは認めるけどさ。
全く、うまそうにニンジンを齧りやがって。
「ごめん、話の途中で」
「カティノがそいつのこと気に入ってるようでな。俺には水の一つも渡さねえってのに」
「そんなことない」
口を挟むカティノであったが、目線はマーモに釘付けのままである。
やれやれと大袈裟に肩を竦めるギリアンと顔を見合わせ苦笑し合う。
「ええと、気が付いてなくて試してみろって」
「お前さん元々ソロなんだよな?」
「うん、基本ソロで罠も厄介だし部屋には入らず、宝箱があってもスルーだな」
「あー、試してみろと言っても具体的に言わなきゃ、気が付くもんも気がつかねえか」
解呪の書を公爵に先んじて取得しなきゃならないという切迫した状況でギリアンが無駄なことを喋るとは思えない。
ん、ギリアンの言葉を思い出してみよう。「気が付いて」の前に何か言ってたな。
「そうだ、罠だ」
「んだ、罠だ。お前さんと一緒に探索をして不可解なことがあった」
「不可解って?」
「入った後すぐに小部屋に入ったろ」
うん、小部屋に入った。背中に仮面が当たりそうになり慌ててのけぞったからよく覚えている。
しかし、仮面がら光の罠が発動することはなく、仮面にも罠があるものと無いものがあるってギリアンが教えてくれた。
その後、宝箱を開けた記憶で、これにも罠がかかっていなかったんだ。
宝箱にも罠があるのとないのがあるのは俺も知っている。しかし、高確率で罠がかかっているから罠があるものとして宝箱に挑まなきゃならん。
「小部屋、宝箱と連続で罠がないまでは、まあ、んなこともあるかって思ったんだが」
「そういやその後も罠がなかったんだったか? てっきりところどころでギリアンかカティナが罠を解除していたものと思ってた」
「それがだな、そもそも『全部』罠がなかったわけだ」
「不可解ってもんじゃねえぞ、それ」
小部屋や宝箱の罠は「高確率」で設置されている。1階の宝箱を何年も漁っていた俺の経験から、9割以上の確率で宝箱は罠有りだった。
それが、ゼロとは。少なくとも小部屋と宝箱で20か所は踏み込んだり、開けたりしていたよな。
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