1,091 / 1,325
第九章 礼儀を知る人知らない人
48 まだまだ遊ぼ 成人
しおりを挟む
食堂はお片付けをするから、この後は俺の部屋で遊ぼうって子どもとお母さん二人と乙羽で移動した。お母さんたちと乙羽は、ずっと喋っている。喋っても喋っても喋る話はなくならないらしい。何かすごい。ずっと喋っててずっと楽しいってすごい。
朱音殿下は、ずっとお喋りしてる赤璃さまの腕の中で、すやすや寝始めてしまった。たくさん遊んだもんね。皆が遊ぶのを見て、積み木に手を伸ばして、最後はにこにこ笑ってた。赤ちゃんは、うつぶせでいるだけでとてもいい運動になるって聞いたから、うつぶせでたくさん手足をばたばたしてた朱音殿下は、たくさん運動したんだろう。たくさん遊んで、好きな人の声を聞きながら好きな人の腕の中で寝るのって気持ちいいよね。ちょっと分かる。
松吉は、剣舞を終えて汗だくだったから、衣装の着替えと片付けをしてからゆっくり来たらいいよって言っておいた。シャワーもして休んでから来たらいい。亀吉は、お母さんが見えなくても泣いたりしないから。亀吉のお世話係の香月も、一番後ろから付いてきてるしね。さっき、末良がプレゼントにもらった積み木を持って付いてきてくれている。また、あれで遊ぶんだ。力丸も、片付けを手伝ってから部屋に遊びに来てくれるって言ってた。力丸は、いつも面白い遊びを教えてくれるから楽しみだ。俺の部屋には絵本もパズルもあるし、夜ご飯までまだまだ遊べそう。
亀吉は見可と、末良は灯可と手を繋いで階段を一生懸命登って、廊下もしっかり歩いて俺の部屋に着いた。俺も手を繋いであげたかったけど、一つしかない手を繋いでしまうと体勢を崩した時に危ないから、後ろから見守ることにした。階段を頑張って登っている亀吉と末良の、ぷりぷりと揺れるお尻がすごく可愛かった。小さい子どもは、何してても可愛いんだなって思った。手を繋いであげて階段を上っていく灯可と見可も可愛い。
後ろから見てると、亀吉が転ばないように気をつけて見ながらゆっくり歩く見可が、すごくお兄さんに見えた。末良が転ばないように気をつけて歩く灯可と、お兄さんに見える見可の後ろ姿がそっくりで、ちょっとびっくりした。二人は、兄弟なのにあんまり似てないなあって思ってたけど、やっぱり似てたよ。
俺の部屋に着いてお座りしたら、亀吉がぐらぐら揺れ出した。ええ? って驚いてる間にころんと転がってしまった。
「あ。寝た」
見可の声。
え? えええ?
驚いているうちに、よいしょと座った末良もぐらぐら揺れ出した。わ、わ、と手を出した灯可の手の中に倒れ込んだら、もうそのまま。
ありゃ。
「粘ったわねえ」
斑鹿乃が笑いながら言って、灯可から末良を受け取った。積み木を置いた香月が、慌てて床に倒れた亀吉を抱き上げている。俺の部屋はふかふかの絨毯が敷いてあるから、そのまま寝てても大丈夫なんだけどね。
それにしても、二人とも、本当はそんなに眠たかったのか。驚きながら俺も座ったら、俺も何だか頭がぼんやりしてきた。
あれ?
朱音殿下は、ずっとお喋りしてる赤璃さまの腕の中で、すやすや寝始めてしまった。たくさん遊んだもんね。皆が遊ぶのを見て、積み木に手を伸ばして、最後はにこにこ笑ってた。赤ちゃんは、うつぶせでいるだけでとてもいい運動になるって聞いたから、うつぶせでたくさん手足をばたばたしてた朱音殿下は、たくさん運動したんだろう。たくさん遊んで、好きな人の声を聞きながら好きな人の腕の中で寝るのって気持ちいいよね。ちょっと分かる。
松吉は、剣舞を終えて汗だくだったから、衣装の着替えと片付けをしてからゆっくり来たらいいよって言っておいた。シャワーもして休んでから来たらいい。亀吉は、お母さんが見えなくても泣いたりしないから。亀吉のお世話係の香月も、一番後ろから付いてきてるしね。さっき、末良がプレゼントにもらった積み木を持って付いてきてくれている。また、あれで遊ぶんだ。力丸も、片付けを手伝ってから部屋に遊びに来てくれるって言ってた。力丸は、いつも面白い遊びを教えてくれるから楽しみだ。俺の部屋には絵本もパズルもあるし、夜ご飯までまだまだ遊べそう。
亀吉は見可と、末良は灯可と手を繋いで階段を一生懸命登って、廊下もしっかり歩いて俺の部屋に着いた。俺も手を繋いであげたかったけど、一つしかない手を繋いでしまうと体勢を崩した時に危ないから、後ろから見守ることにした。階段を頑張って登っている亀吉と末良の、ぷりぷりと揺れるお尻がすごく可愛かった。小さい子どもは、何してても可愛いんだなって思った。手を繋いであげて階段を上っていく灯可と見可も可愛い。
後ろから見てると、亀吉が転ばないように気をつけて見ながらゆっくり歩く見可が、すごくお兄さんに見えた。末良が転ばないように気をつけて歩く灯可と、お兄さんに見える見可の後ろ姿がそっくりで、ちょっとびっくりした。二人は、兄弟なのにあんまり似てないなあって思ってたけど、やっぱり似てたよ。
俺の部屋に着いてお座りしたら、亀吉がぐらぐら揺れ出した。ええ? って驚いてる間にころんと転がってしまった。
「あ。寝た」
見可の声。
え? えええ?
驚いているうちに、よいしょと座った末良もぐらぐら揺れ出した。わ、わ、と手を出した灯可の手の中に倒れ込んだら、もうそのまま。
ありゃ。
「粘ったわねえ」
斑鹿乃が笑いながら言って、灯可から末良を受け取った。積み木を置いた香月が、慌てて床に倒れた亀吉を抱き上げている。俺の部屋はふかふかの絨毯が敷いてあるから、そのまま寝てても大丈夫なんだけどね。
それにしても、二人とも、本当はそんなに眠たかったのか。驚きながら俺も座ったら、俺も何だか頭がぼんやりしてきた。
あれ?
1,335
あなたにおすすめの小説
【完結】愛されたかった僕の人生
Kanade
BL
✯オメガバース
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
お見合いから一年半の交際を経て、結婚(番婚)をして3年。
今日も《夫》は帰らない。
《夫》には僕以外の『番』がいる。
ねぇ、どうしてなの?
一目惚れだって言ったじゃない。
愛してるって言ってくれたじゃないか。
ねぇ、僕はもう要らないの…?
独りで過ごす『発情期』は辛いよ…。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
✻改稿版を他サイトにて投稿公開中です。
公爵家の末っ子に転生しました〜出来損ないなので潔く退場しようとしたらうっかり溺愛されてしまった件について〜
上総啓
BL
公爵家の末っ子に転生したシルビオ。
体が弱く生まれて早々ぶっ倒れ、家族は見事に過保護ルートへと突き進んでしまった。
両親はめちゃくちゃ溺愛してくるし、超強い兄様はブラコンに育ち弟絶対守るマンに……。
せっかくファンタジーの世界に転生したんだから魔法も使えたり?と思ったら、我が家に代々伝わる上位氷魔法が俺にだけ使えない?
しかも俺に使える魔法は氷魔法じゃなく『神聖魔法』?というか『神聖魔法』を操れるのは神に選ばれた愛し子だけ……?
どうせ余命幾ばくもない出来損ないなら仕方ない、お荷物の僕はさっさと今世からも退場しよう……と思ってたのに?
偶然騎士たちを神聖魔法で救って、何故か天使と呼ばれて崇められたり。終いには帝国最強の狂血皇子に溺愛されて囲われちゃったり……いやいやちょっと待て。魔王様、主神様、まさかアンタらも?
……ってあれ、なんかめちゃくちゃ囲われてない??
―――
病弱ならどうせすぐ死ぬかー。ならちょっとばかし遊んでもいいよね?と自由にやってたら無駄に最強な奴らに溺愛されちゃってた受けの話。
※別名義で連載していた作品になります。
(名義を統合しこちらに移動することになりました)
悪役令息を改めたら皆の様子がおかしいです?
* ゆるゆ
BL
王太子から伴侶(予定)契約を破棄された瞬間、前世の記憶がよみがえって、悪役令息だと気づいたよ! しかし気づいたのが終了した後な件について。
悪役令息で断罪なんて絶対だめだ! 泣いちゃう!
せっかく前世を思い出したんだから、これからは心を入れ替えて、真面目にがんばっていこう! と思ったんだけど……あれ? 皆やさしい? 主人公はあっちだよー?
ユィリと皆の動画をつくりました!
インスタ @yuruyu0 絵も動画もあがります。ほぼ毎日更新
Youtube @BL小説動画 アカウントがなくても、どなたでもご覧になれます。動画を作ったときに更新
プロフのWebサイトから、両方に飛べるので、もしよかったら!
名前が * ゆるゆ になりましたー!
中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!
ご感想欄 、うれしくてすぐ承認を押してしまい(笑)ネタバレ 配慮できないので、ご覧になる時は、お気をつけください!
番に見つからない街で、子供を育てている
はちも
BL
目を覚ますと、腕の中には赤ん坊がいた。
異世界の青年ロアンとして目覚めた「俺」は、希少な男性オメガであり、子を産んだ母親だった。
現世の記憶は失われているが、
この子を守らなければならない、という想いだけははっきりと残っている。
街の人々に助けられ、魔石への魔力注入で生計を立てながら、
ロアンと息子カイルは、番のいない街で慎ましく暮らしていく。
だが、行方不明の番を探す噂が、静かに近づいていた。
再会は望まない。
今はただ、この子との生活を守りたい。
これは、番から逃げたオメガが、
選び直すまでの物語。
*不定期連載です。
【完結】最強公爵様に拾われた孤児、俺
福の島
BL
ゴリゴリに前世の記憶がある少年シオンは戸惑う。
目の前にいる男が、この世界最強の公爵様であり、ましてやシオンを養子にしたいとまで言ったのだから。
でも…まぁ…いっか…ご飯美味しいし、風呂は暖かい…
……あれ…?
…やばい…俺めちゃくちゃ公爵様が好きだ…
前置きが長いですがすぐくっつくのでシリアスのシの字もありません。
1万2000字前後です。
攻めのキャラがブレるし若干変態です。
無表情系クール最強公爵様×のんき転生主人公(無自覚美形)
おまけ完結済み
そばかす糸目はのんびりしたい
楢山幕府
BL
由緒ある名家の末っ子として生まれたユージン。
母親が後妻で、眉目秀麗な直系の遺伝を受け継がなかったことから、一族からは空気として扱われていた。
ただ一人、溺愛してくる老いた父親を除いて。
ユージンは、のんびりするのが好きだった。
いつでも、のんびりしたいと思っている。
でも何故か忙しい。
ひとたび出張へ出れば、冒険者に囲まれる始末。
いつになったら、のんびりできるのか。もう開き直って、のんびりしていいのか。
果たして、そばかす糸目はのんびりできるのか。
懐かれ体質が好きな方向けです。
【完結】悪役令息の伴侶(予定)に転生しました
* ゆるゆ
BL
攻略対象しか見えてない悪役令息の伴侶(予定)なんか、こっちからお断りだ! って思ったのに……! 前世の記憶がよみがえり、反省しました。
BLゲームの世界で、推しに逢うために頑張りはじめた、名前も顔も身長もないモブの快進撃が始まる──! といいな!(笑)
本編完結しました!
おまけのお話を時々更新しています。
きーちゃんと皆の動画をつくりました!
もしよかったら、お話と一緒に楽しんでくださったら、とてもうれしいです。
インスタ @yuruyu0 絵もあがります
Youtube @BL小説動画 アカウントがなくても、どなたでもご覧になれます
プロフのwebサイトから両方に飛べるので、もしよかったら!
本編以降のお話、恋愛ルートも、おまけのお話の更新も、アルファポリスさまだけですー!
名前が * ゆるゆ になりましたー!
中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!
学院のモブ役だったはずの青年溺愛物語
紅林
BL
『桜田門学院高等学校』
日本中の超金持ちの子息子女が通うこの学校は東京都内に位置する幼少中高大院までの一貫校だ。しかし学校の規模に見合わず生徒数は一学年300人程の少人数の学院で、他とは少し違う校風の学院でもある。
そんな学院でモブとして役割を果たすはずだった青年の物語
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる