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終章 ガラテヤの騎士、ジィン
第百六十七話 現世を共に生きていく
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大広間にはご馳走が並べられ、巨大な布で隠されていた装飾も開かれている。
ベルメリア家の五人も含めて、会場の皆は、すっかりお祝いムードであった。
「あ、ありがとう……?」
「ございます……?」
つい先程は、何が何だかといった様子で混乱していたロジーナ様だったが、今度は俺達の方が何が何だかといった様子である。
俺がガラテヤ様に、実質的なプロポーズとなる言葉を向けたのは、まだ半日も経たない時のこと。
身内に未来を視ることができる者が潜んでいたのか、察しの良い密偵が俺達の空気感を探っていたのか、はたまた俺達が家を出る前から予想していたのか……。
何はともあれ、俺達は今。
「ぎゃーっ!何よ、弄らないで、きゃっ!」
「あーっ!そこは首が、ぐえっ、ちょっ、あっ」
舞台袖に連れ去られ、揉みくちゃにされながら着替えをさせられていた。
そして。
「……ここまで用意していたなんて」
「うむ。いずれ、こうなるとは思っていたからな。お手軽にサイズ調整できる素材で作っておいたのだ」
「未来でも読めているのかしら、ロジーナ様?」
「勘が良いだけさ、サニラちゃん」
「二人は前からラブラブだったんだねぇ~」
「……なんか、おいらの方があっつくなってきた」
会場内の視線は、俺とガラテヤ様へ集まる。
俺が着せられていたのは、豪華に飾られた祝い事用の鎧。
そしてガラテヤ様が着ていたのは、
「……どう?ジィン。似合ってる……かしら」
「はいっっっ!!!もちろん!!!」
純白のウェディングドレスであった。
「おお、ガラテヤ様、ジィン様。お久しぶりでございます。この度、お二方の指揮を執り行うこととなりました、バネラウスです」
そこへ訪れるは、バネラウス司教。
半分オバケの状態で蘇った際は、驚かせてしまったものだ。
ロジーナ様が俺達と面識がある聖職者を手配してくれたそうである。
……ここで「皆さんが信仰している神様はもうこの世界に干渉できなくなりました」なんて、口が裂けても言えない。
何も知らないフリをして祝ってもらうのは、心が痛いが……悪く思わないで頂きたいものだ。
「では、バネラウス司教。儀の方を頼む」
こうして、俺達の結婚式は幕を上げた。
「それでは、新郎のジィン・ヤマト・セラム様。新婦のガラテヤ・モネ・ベルメリア様。健やかなる時も、病める時も、永遠の愛を誓いますか?」
「ええ、誓いますわ」
「俺も、誓います!」
俺はガラテヤ様と向かい合い、膝を突く。
そして、両手をガラテヤ様の右手に添え、口づけをしようとしたところで、ガラテヤ様は俺の手を掴んで引っ張った。
両手を引かれた俺は有無を言わさず立たざるを得なくなる。
何をするつもりなのかと考える間もなく、俺が右手に近づけていた唇は、ガラテヤ様のそれに引き寄せられた。
「「「わぁ~ぉ」」」
言葉にならない声をあげるファーリちゃんと先生達。
「私は最初から、こうなると思っていたよ。いつ二人でラブラブになって帰ってきても良いように、母上に結婚式の下準備を提案しておいて正解だったね」
「姉上ってば、勘が鋭いんですから~。……ま、そのおかげで今、こうして帰ってすぐ祝えてるんですけれど~」
「ガラテヤぁ……おめでとうよぉ……!俺達、頑張ったぜぇ……!」
そして、いつでも結婚式をできるように準備していたのは、この三人だったらしい。
どうやらガラテヤ様は勘の鋭い……いや、ここは目敏いというべきだろうか。
そんな兄弟に恵まれたようである。
「めでてぇことなんだろうがよ……やり切れねぇぜ……一番小さい娘が、一番最初に婿を取っちまうとは……まだ小せぇのに」
「何だランドルフ。祝ってやれんというのか?亡くなった父上も同じような反応をしていたな……。やれやれ。よく分からんものだが、今日は普通に祝ってやれ。うり、うりうりうり」
「ウッ。……わーった、わーったって!だからその肘を引っ込めろぉ!」
そして、腑に落ちないといった様子のランドルフさんに、肘を入れるロジーナ様。
この後、領地の隅を巡回していた「獣道」のメンバーも合流し、ベルメリア邸では夜遅くまで宴が催された。
そして、楽しさに身を任せて疲れ切ってしまった二人は同じベッドに眠り、朝を迎える。
これで、俺達の旅は一旦終わりである。
単位もまだ取れていない上、先生達も仕事があるため、少し時間が経ったら、またウェンディル学園に戻るつもりだが……。
とりあえずは数日、ここでゆっくり身を休めるとしよう。
「ねぇ、ジィン」
小鳥の鳴き声で起きた朝。
寝ている間に俺から剥ぎ取った布団に身を包みながら、ガラテヤ様が話しかけてくる。
「何ですか、ガラテヤ様。あと、寒いんで布団返してください」
「これからも……ずっと一緒だよ」
「ええ。ずっと、ずっと。俺は尊姉ちゃんの弟だし、ガラテヤ様の騎士だし、今ではもう婿だから。死んでも護るし、まず死ぬつもりもない。だから、ずっと一緒にいよう」
「ええ……ええ……!本当に……本当に……よかった……!」
ガラテヤ様は掛け布団ごと、絡みつくように俺を包み込む。
ここが、今この時が、何度も生を重ねて辿り着いた先。
神がいなくなったからといって、この世界の端っこが無くなるわけでは、おそらく無い。
ロディア以外の悪魔が来ることが無いと、保証されたわけでも、おそらく無い。
この箱庭のような、天国になるはずだった小さな世界。
俺達はこれからも、このちっぽけな、大好きな世界で死ぬまで生きていく。
神から離れた人々が住まう、楽園を捨てた者達の末路。
しかし、これを失楽園として切り捨てるのは、些か無粋というものであろう。
これが俺の楽園なのだ。
五人目の俺になってようやく見つけた、ガラテヤ様と一緒に生きていける世界。
俺は神とも悪魔とも相性が悪かった、ただそれだけの話だ。
か細い糸のような、それも途中で一度千切れてしまった命を、今度こそ俺は、否、俺達は紡ぎ切る。
それこそが、俺が現世まで生きてきた意味だと思うから。
ガラテヤ様が開け放った窓から、そよ風が通る。
悪魔も神も、とりあえずはいなくなったこの世界で、それらの楔から解き放たれた俺達の門出を祝うような、乾いた暖かい風。
俺の、俺達だけの命は今。
ゆっくりと吹く風と共に、ようやく芽を出し始めたのだろうと、思った。
ベルメリア家の五人も含めて、会場の皆は、すっかりお祝いムードであった。
「あ、ありがとう……?」
「ございます……?」
つい先程は、何が何だかといった様子で混乱していたロジーナ様だったが、今度は俺達の方が何が何だかといった様子である。
俺がガラテヤ様に、実質的なプロポーズとなる言葉を向けたのは、まだ半日も経たない時のこと。
身内に未来を視ることができる者が潜んでいたのか、察しの良い密偵が俺達の空気感を探っていたのか、はたまた俺達が家を出る前から予想していたのか……。
何はともあれ、俺達は今。
「ぎゃーっ!何よ、弄らないで、きゃっ!」
「あーっ!そこは首が、ぐえっ、ちょっ、あっ」
舞台袖に連れ去られ、揉みくちゃにされながら着替えをさせられていた。
そして。
「……ここまで用意していたなんて」
「うむ。いずれ、こうなるとは思っていたからな。お手軽にサイズ調整できる素材で作っておいたのだ」
「未来でも読めているのかしら、ロジーナ様?」
「勘が良いだけさ、サニラちゃん」
「二人は前からラブラブだったんだねぇ~」
「……なんか、おいらの方があっつくなってきた」
会場内の視線は、俺とガラテヤ様へ集まる。
俺が着せられていたのは、豪華に飾られた祝い事用の鎧。
そしてガラテヤ様が着ていたのは、
「……どう?ジィン。似合ってる……かしら」
「はいっっっ!!!もちろん!!!」
純白のウェディングドレスであった。
「おお、ガラテヤ様、ジィン様。お久しぶりでございます。この度、お二方の指揮を執り行うこととなりました、バネラウスです」
そこへ訪れるは、バネラウス司教。
半分オバケの状態で蘇った際は、驚かせてしまったものだ。
ロジーナ様が俺達と面識がある聖職者を手配してくれたそうである。
……ここで「皆さんが信仰している神様はもうこの世界に干渉できなくなりました」なんて、口が裂けても言えない。
何も知らないフリをして祝ってもらうのは、心が痛いが……悪く思わないで頂きたいものだ。
「では、バネラウス司教。儀の方を頼む」
こうして、俺達の結婚式は幕を上げた。
「それでは、新郎のジィン・ヤマト・セラム様。新婦のガラテヤ・モネ・ベルメリア様。健やかなる時も、病める時も、永遠の愛を誓いますか?」
「ええ、誓いますわ」
「俺も、誓います!」
俺はガラテヤ様と向かい合い、膝を突く。
そして、両手をガラテヤ様の右手に添え、口づけをしようとしたところで、ガラテヤ様は俺の手を掴んで引っ張った。
両手を引かれた俺は有無を言わさず立たざるを得なくなる。
何をするつもりなのかと考える間もなく、俺が右手に近づけていた唇は、ガラテヤ様のそれに引き寄せられた。
「「「わぁ~ぉ」」」
言葉にならない声をあげるファーリちゃんと先生達。
「私は最初から、こうなると思っていたよ。いつ二人でラブラブになって帰ってきても良いように、母上に結婚式の下準備を提案しておいて正解だったね」
「姉上ってば、勘が鋭いんですから~。……ま、そのおかげで今、こうして帰ってすぐ祝えてるんですけれど~」
「ガラテヤぁ……おめでとうよぉ……!俺達、頑張ったぜぇ……!」
そして、いつでも結婚式をできるように準備していたのは、この三人だったらしい。
どうやらガラテヤ様は勘の鋭い……いや、ここは目敏いというべきだろうか。
そんな兄弟に恵まれたようである。
「めでてぇことなんだろうがよ……やり切れねぇぜ……一番小さい娘が、一番最初に婿を取っちまうとは……まだ小せぇのに」
「何だランドルフ。祝ってやれんというのか?亡くなった父上も同じような反応をしていたな……。やれやれ。よく分からんものだが、今日は普通に祝ってやれ。うり、うりうりうり」
「ウッ。……わーった、わーったって!だからその肘を引っ込めろぉ!」
そして、腑に落ちないといった様子のランドルフさんに、肘を入れるロジーナ様。
この後、領地の隅を巡回していた「獣道」のメンバーも合流し、ベルメリア邸では夜遅くまで宴が催された。
そして、楽しさに身を任せて疲れ切ってしまった二人は同じベッドに眠り、朝を迎える。
これで、俺達の旅は一旦終わりである。
単位もまだ取れていない上、先生達も仕事があるため、少し時間が経ったら、またウェンディル学園に戻るつもりだが……。
とりあえずは数日、ここでゆっくり身を休めるとしよう。
「ねぇ、ジィン」
小鳥の鳴き声で起きた朝。
寝ている間に俺から剥ぎ取った布団に身を包みながら、ガラテヤ様が話しかけてくる。
「何ですか、ガラテヤ様。あと、寒いんで布団返してください」
「これからも……ずっと一緒だよ」
「ええ。ずっと、ずっと。俺は尊姉ちゃんの弟だし、ガラテヤ様の騎士だし、今ではもう婿だから。死んでも護るし、まず死ぬつもりもない。だから、ずっと一緒にいよう」
「ええ……ええ……!本当に……本当に……よかった……!」
ガラテヤ様は掛け布団ごと、絡みつくように俺を包み込む。
ここが、今この時が、何度も生を重ねて辿り着いた先。
神がいなくなったからといって、この世界の端っこが無くなるわけでは、おそらく無い。
ロディア以外の悪魔が来ることが無いと、保証されたわけでも、おそらく無い。
この箱庭のような、天国になるはずだった小さな世界。
俺達はこれからも、このちっぽけな、大好きな世界で死ぬまで生きていく。
神から離れた人々が住まう、楽園を捨てた者達の末路。
しかし、これを失楽園として切り捨てるのは、些か無粋というものであろう。
これが俺の楽園なのだ。
五人目の俺になってようやく見つけた、ガラテヤ様と一緒に生きていける世界。
俺は神とも悪魔とも相性が悪かった、ただそれだけの話だ。
か細い糸のような、それも途中で一度千切れてしまった命を、今度こそ俺は、否、俺達は紡ぎ切る。
それこそが、俺が現世まで生きてきた意味だと思うから。
ガラテヤ様が開け放った窓から、そよ風が通る。
悪魔も神も、とりあえずはいなくなったこの世界で、それらの楔から解き放たれた俺達の門出を祝うような、乾いた暖かい風。
俺の、俺達だけの命は今。
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