柳鼓の塩小町 江戸深川のしょうけら退治
花のお江戸は本所深川、その隅っこにある柳鼓長屋。
なんでも奥にある柳を蹴飛ばせばポンっと鳴くらしい。
そんな長屋の差配の孫娘お七。
なんの因果か、お七は産まれながらに怪異の類にめっぽう強かった。
徳を積んだお坊さまや、修験者らが加持祈祷をして追い払うようなモノどもを相手にし、
「えいや」と塩を投げるだけで悪霊退散。
ゆえについたあだ名が柳鼓の塩小町。
ひと癖もふた癖もある長屋の住人たちと塩小町が織りなす、ちょっと不思議で愉快なお江戸奇譚。
なんでも奥にある柳を蹴飛ばせばポンっと鳴くらしい。
そんな長屋の差配の孫娘お七。
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侵入を防げなかったのは痛いねぇ……
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おもしろい!
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ま、そりゃそうだ。
あわよくば反転させて呪いとしたいしねぇ。
そうそう上手くいくかねぇ……
不老長寿。
ま、呪いだねぇ
所謂要の破壊かな?
悪いものを封じ、江戸を守り、繁栄させるために寺社仏閣を配置しているというのは有名な話。
いくつかあるが、それらを壊し、穢す事で地獄の釜の蓋を開けるつもりかねぇ……
人魚を食った女の成れの果てか。
なるほど、世をすねている訳だね。
竿が切られていたのだから、幻では無い。
三匹で切る怪異なら真っ先に出てくるのは『かまいたち』だが、わざわざ飛頭蛮に成り済ます必要は無いしねぇ……
やれやれ、またぞろ御公儀の威信を揺るがしかねない面倒事か。
怪異絡みなので、お七が駆り出されるのは時間の問題。
抜け首、飛頭蛮
なぜか一部ではろくろっ首とも。
本来なら飛びながら蛾を食らったりするだけなんですけどね。
遺体が見つからないので、生きていると仮定しましょう。
堰を爆破して助けに入った者もいる様ですしね。
ただ、暫くはまともに動けない上に、薬が要ります。
薬種問屋あたりをよく見ておく事をおすすめするよ。
記憶の中の『弟』より、成長していた故の一太刀。
深追いしても良い事は無い。
今は致し方なしさね。
お気に入り登録しときますね♪
兇賊では無いとは言え、ここまでの犯行を見れば極刑は免れない。
太平の世を騒がせるどころか、その体制そのものを憎んでの犯行だしね。
逃げ延びたなら、自由に生きてくれれば良かったのに。
夫婦となって、田舎で心穏やかに子を育めば良かったのに。
だが、ここに至っては最早止まる気は無いのだろう。
致し方なし。
いらっしゃい♪
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まったく、お調子者め。
まあ、良いでしょう。
夢の中ならともかく、現実ならおかんが〆るだろうし。
古来、異界での飲食は厳禁。
戻れなくなるよ?
ふむ。
思い出されるのはバクメ。
さてはて、お七の前にナニが現れるのだろうね。
さてさて、怪異の気配は何処から出たものか。
お七が絡むことで顕かになるかしらん?
残念ながら、他人があれこれ言っても全く効果が見込めません。
放っておきましょう。
流石ご隠居、粋だねぇ。
さあさあ、田舎忍が筋金入りの粋人に太刀打ち出来るかな?
これは見物(みもの)だねぇ♪
うむ。
いわばテロリスト化している訳なので、これは潰すしか無い。
公儀隠密として、また他の大名にも子飼の忍がいる一方、愚物によって理不尽な目にあった事は同情出来る。
だが、真っ当に生きる無蒙の民草を巻き込むというのはいけません。
自分たちと同じ地獄を他人に背負わせてどうするか。
さて、しかし現場には怪異の気配があった。
ならば復讐心に付け込んで、不穏を作り出しているナニかが居るかも。