表は地味子、裏の私は人気モデル

桜夜

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4話

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「僕、聞きたいことある!」 

「別にいいわよ。マサは何が聞きたいの?」



「2人の本名は⁉︎」

 私たちは顔を見合わせ回答する。


「「ひ・み・つ♪」」

「えぇ、ちなみに僕はモデルの”マサ”、こと新庄 正樹で、こいつはモデルの”ショウ”こと、成宮 翔だよ」


「知ってるわよ? 貴方達2人は有名だもの」

「あちゃー、やっぱり?」

「えぇ、ついでに言うと日本三大財閥の成宮と新庄でしょ?」

「あれ? そこまでバレてるのかぁ」

「じゃあ次は俺から質問しても良い?」

「どうぞ、聞きたいことは何かな? 答えられるものだったら答えてあげる」

「2人の高校は?」


 私たちはまたもや顔を見合わせた。


「うーん、言わなきゃダメ?」

「ちょっと、言いたくないよね? 私達は謎に包まれている存在だしねぇ?」

「できれば聞きたいが無理に聞くことはない」

「……じゃあ、ヒントだけ教えてあげようか?」

「うーん、そうね。そうしよっか! ヒントだけで私たちを見つけられたらすごいよ!」



「じゃあヒントは親の学校に通ってるわ」

「いやサキ、それヒントになってなくない?    
 せめてもうちょっと簡単なのにしようよ」

「じゃあ、メグもヒントを出せばいいじゃない?」

「あ、そっか! じゃあヒントわぁ、お金持ちの学校かな?」

「なにそれ。知ってる金持ち学校って言ったら俺らの通ってる桜ヶ丘ぐらいだよな?」

「そうだな。でも、見たことないよ?」

「だよな」

「さぁて、私達はどこに通っているでしょうか? 見つけれるなら見つけてもいいわよ」


「……他に、何か聞きたいことはある?」


「じゃあ、いつから2人は仲良いの? やっぱりモデルを始めた時から?」

「そうねぇ、仲良くなったのは小学生の頃かな? 親同士が友達でよく会っていたんだよね」

「そうだね。サキと最初に出会ったのは本当にちっちゃい時だもんね?」

「そうそう。まぁ、質問の答えとしては仲が良くなったのは小学生の頃かな? それまではあまり話さなかったよね」

「へぇ、そうだったんだぁ。僕らも小学生の時からの幼馴染なんだ!」


「そうなんだね。……あとは、そろそろ時間になるし、最後にあと1つぐらいかな?」

「じゃあ、じゃあ、2人は今までに恋人いたことある!?」

「私は、ないよ」

「私もいない……けど、好きな人はいる」


「「えっ⁉︎」」


「どうゆうこと! メグ、私聞いてない⁉︎」

「だって言ってないもん」

「ひどいよ! 親友だと思ってたのに‼︎」

「だって、サキは恋してないから恋バナできないじゃん!」

「………ごもっともです」



 というか私以外にも、1人驚いた人がいたような?

「おい、マサ! しっかりしろ!」

 どうやらマサだったようだ。

「……大丈夫?」

「あぁ、多分?」

「…………マジかぁ」

 どうやら戻ってきたみたいだ。

「好きな人いんの?」

「まぁね、同じ学校の人なんだけど、私が困っている時に助けてくれたことがきっかけなんだぁ。でも相手は忘れていると思う……」

「……マジかぁ、でもメグならみんな助けてくれそうだけどね」

「ううん、普段の私はじ………‼︎ じゃなくて、空気みたいな存在だからさ、よっぽど優しくないと助けないと思うよ!」

 メグは少しはにかみながら頬を桃色に染めている。完璧に恋している女の子の顔だ……。

「……どんまい」

私はマサを励ましてあげた。でも、誰のことだ? 私が知る限りそんなところは見ていない……。

 という事は入学式の日に何かあった? 私、入学式の日はどうしても外せない用事があって行けなかったんだよねぇ。


「……そういえば、2人はどうなの?」

 メグが逆に質問をしていた。

「俺は、気になる人がいるけど、もともと憧れている人だから……」

 「へぇ、ショウは憧れている人が気になるんだね? 女の子なの?」


「そうだよ、でも本人は俺のことなんて眼中にないみたい……」

「へぇ、実ると良いね。マサは?」


「……僕も、気になる人がいる」

「へぇ、……学校の子?」

 メグが恐る恐る聞いていた。

「同い年の子ではある……」

「……へぇ、そうなんだぁ」

 メグは少し悲しげな顔をしていた。…………まさか、ね?


「そろそろ時間になるし、雑談も終わりにしようか?」


「皆さーん‼︎ そろそろ始まりまーす。集まってくださーい」


「ちょうどよかったね」

「行こうか?」

「……うん」

 私達は控え室を出て、撮影現場に向かったーー
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