4 / 9
3話
しおりを挟む今日のテーマはクリスマスデートらしい。今から冬の特集を組むんだって、夏だっていうのに……。
「この服かわいい!」
「だね、これを合わすのはどう?」
とか言いながらも、私たちははしゃぎながら着る服を決めていく。白のニットを使ったモノトーンコーデやチュールのスカートを使った大人かわいいコーデなど、色んなコーデが組めて普段の私服にも使いたい服がいくつかあった。
買取できないだろうか?
コーデはそれぞれが5着くらい選び、スタイリストさんが整える。
私はトップスが白のニットでボトムスがデニムのシンプルなコーデから鮮やかな赤のスカートを使ったクリスマスにぴったりなコーデまで色んなのを選んだ。
メグはグレーのニットを使ったフェミニンコーデやアイスブルーのワンピースを使った清楚系コーデなど私とは違う系統の服を選んでいた。
私たちはスタイリストさんに見てもらってOKが出たので、それに着替えた。
「2人ともOK、完璧! あとは私たちに任せて!」
「「はい、よろしくお願いします!」」
私たちが準備をしていると、ノックする音が聞こえる。
「はーい」
「「失礼します……。おはようございます」」
「「おはようございます」」
「2人とも少し、待っててもらっても良いかな?」
「ごめんなさい、あともう少しで準備が終わるから……」
「「はい、外で待機しています」」
「はい、完成! うん、完璧‼︎」
「「ありがとうございます!」」
5分後、私はドアを開け2人に声をかける。
「待たせちゃってごめんなさい、お待たせしたわ。どうぞ中に入って」
私は控え室に案内しソファに進める。2人が座わるのを見たら対面のメグが座っている隣に座る。
「2人とも挨拶に来てくれてありがとう」
「い、いえ。初めまして、ショウといいます。人気モデルのサキさんとメグさんに会えてとても嬉しいです。
本日はよろしくお願いします」
「初めまして、マサです。サキさんとメグさんに会えてとても嬉しいです。
本日はよろしくお願いします」
「えぇ、今日は2人ともよろしくね。私はサキ、それでこちらは私のパートナーの……」
「メグです。今日はよろしくね」
「「はい」」
「そんなに固くならなくていいよ。どうせ同じ高校生でしょ、ねぇ? メグ?」
「えぇ、そうね」
「でも、この業界では先輩なので…」
「その先輩がいいと言ってるからいいのよ!」
「……わかった。ほら、マサも」
「……わかったよ」
「それで、2人とも今日の撮影のテーマは聞いた?」
「いや、デ、デートの様子を撮るとしか聞いてない」
「マサくんも?」
「うん、僕もそれぐらいしか聞いてない」
「それじゃあ、説明するわ」
「今日のテーマはクリスマスデートよ。2人とも実際にはしたことあるかしら?」
「「…………」」
「その反応だとなさそうね? 今日は私たちの2人とデートしている所を撮影するわ。でも、した事ないなんて……イメージはつくかしら?」
2人は顔を赤く染め上げ、恥ずかしそうにしている。意外にも初心のようだ……。
「2人とも、意外にデートしたことないのね? とても意外だわ……」
「確かに意外ね、女の子と付き合った事ないの?」
「昔からモテていたとは思うけど、好きな人はいなかったから……」
「そうだね、それに忙しかったしね」
「へぇ、意外に真面目なのね。ペアを決めるからグッパでいいかしら?」
「……俺、サキと撮影してみたい……」
「……僕は、メグと撮影したい……」
「私はどちらでも良いわよ、メグは?」
「……私もどっちでも良いよ」
「じゃあ、私とシュウがペアでメグとマサのペアで決定ね」
「じゃあ、少し時間も余った事だし雑談でもして待ちましょうか」
「じゃあ僕、聞きたいことがある!」
「いいわよ、マサは何が聞きたいの?」
1
あなたにおすすめの小説
お見合い相手は、袈裟が似合いすぎるお坊さんでした~「俗世に疎い僕ですが、あなたとなら幸せになれる気がするんです」~
藤森瑠璃香
恋愛
結婚適齢期を迎え、親戚の勧めで渋々お見合いをすることになった主人公・相川結衣(29歳)。現れた相手は、なんと実家がお寺だという、涼やかな顔立ちの若き僧侶・高遠蒼馬(たかとおそうま)だった。お堅いイメージとは裏腹に、蒼馬は少し天然で、世間知らずなところもあるが、誠実で心優しい人柄。最初は「お坊さんと結婚なんて…」と戸惑っていた結衣だったが、デート(お寺での座禅体験や、近所の商店街巡りなど)を重ねるうち、彼の純粋さや、僧侶としての信念に触れ、次第に惹かれていく。しかし、お寺の跡継ぎという立場や、周囲の目など、二人の前には様々な壁が…。果たして、お坊さんとの恋は成就するのか? 現代的な価値観を持つOLと、伝統を重んじる僧侶の、カルチャーギャップあり、胸キュンありのピュアなラブストーリー。
わたしの正体不明の甘党文通相手が、全員溺愛王子様だった件
あきのみどり
恋愛
【まじめ侍女と、小悪魔系王子、無自覚系ツンデレ王子、寡黙ぼんやり系王子、三人の甘党王子様たちによるラブコメ】
王宮侍女ロアナは、あるとき思いがけない断罪にみまわれた。
彼女がつくった菓子が原因で、美貌の第五王子が害されたという。
しかしロアナには、顔も知らない王子様に、自分の菓子が渡った理由がわからない。
けれども敬愛する主には迷惑がかけられず…
処罰を受けいれるしかないと覚悟したとき。そんな彼女を救ったのは、面識がないはずの美貌の王子様で…?
王宮が舞台の身分差恋物語。
勘違いと嫉妬をふりまく、のんきなラブコメ(にしていきたい)です。
残念不憫な王子様発生中。
※他サイトさんにも投稿予定
魔法師団長の家政婦辞めたら溺愛されました【完結】
iru
恋愛
第19回 恋愛小説大賞エントリーしています。ぜひ1票お願いします。
小説家になろうですでに完結済みの作品です。よければお気に入りブックマークなどお願いします。
両親と旅をしている途中、魔物に襲われているところを、魔法師団に助けられたティナ。
両親は亡くなってしまったが、両親が命をかけて守ってくれた自分の命を無駄にせず強く生きていこうと決めた。
しかし、肉親も家もないティナが途方に暮れていると、魔物から助けてくれ、怪我の入院まで面倒を見てくれた魔法師団の団長レオニスから彼の家政婦として住み込みで働かないと誘われた。
魔物から助けられた時から、ひどく憧れていたレオニスの誘いを、ティナはありがたく受ける事にした。
自分はただの家政婦だと強く言い聞かせて、日に日に膨らむ恋心を抑え込むティナだった。
一方、レオニスもティナにどんどん惹かれていっていた。
初めはなくなった妹のようで放っては置けないと家政婦として雇ったが、その健気な様子に強く惹かれていった。
恋人になりたいが、年上で雇い主。
もしティナも同じ気持ちでないなら仕事まで奪ってしまうのではないか。
そんな思いで一歩踏み出せないレオニスだった。
そんな中ある噂から、ティナはレオニスの家政婦を辞めて家を出る決意をする。
レオニスは思いを伝えてティナを引き止めることができるのか?
両片思いのすれ違いのお話です。
【コミカライズ企画進行中】ヒロインのシスコンお兄様は、悪役令嬢を溺愛してはいけません!
あきのみどり
恋愛
【ヒロイン溺愛のシスコンお兄様(予定)×悪役令嬢(予定)】
小説の悪役令嬢に転生した令嬢グステルは、自分がいずれヒロインを陥れ、失敗し、獄死する運命であることを知っていた。
その運命から逃れるべく、九つの時に家出を決行。平穏に生きていたが…。
ある日彼女のもとへ、その運命に引き戻そうとする青年がやってきた。
その青年が、ヒロインを溺愛する彼女の兄、自分の天敵たる男だと知りグステルは怯えるが、彼はなぜかグステルにぜんぜん冷たくない。それどころか彼女のもとへ日参し、大事なはずの妹も蔑ろにしはじめて──。
優しいはずのヒロインにもひがまれ、さらに実家にはグステルの偽者も現れて物語は次第に思ってもみなかった方向へ。
運命を変えようとした悪役令嬢予定者グステルと、そんな彼女にうっかりシスコンの運命を変えられてしまった次期侯爵の想定外ラブコメ。
※コミカライズ企画進行中
なろうさんにも同作品を投稿中です。
うっかり結婚を承諾したら……。
翠月 瑠々奈
恋愛
「結婚しようよ」
なんて軽い言葉で誘われて、承諾することに。
相手は女避けにちょうどいいみたいだし、私は煩わしいことからの解放される。
白い結婚になるなら、思う存分魔導の勉強ができると喜んだものの……。
実際は思った感じではなくて──?
俺をフッた女子に拉致されて、逃げ場のない同棲生活が始まりました
ちくわ食べます
恋愛
大学のサークル飲み会。
意を決して想いを告げた相手は、学内でも有名な人気女子・一ノ瀬さくら。
しかし返ってきたのは――
「今はちょっと……」という、曖昧な言葉だった。
完全にフラれたと思い込んで落ち込む俺。
その3日後――なぜか自分のアパートに入れなくなっていた。
25番目の花嫁 ~妹の身代わりで嫁いだら、冷徹公爵が私を溺愛し始めました~
朝日みらい
恋愛
王都の春。
貴族令嬢リリアーナ・エインズワースは、第一王子ライオネル殿下との婚約を一方的に破棄された。
涙を見せないことが、彼女に残された唯一の誇りだった。だが運命は、彼女を思いがけない方向へ導く。
「氷の公爵」と呼ばれる孤高の男、ヴァレンティーヌ公爵。
二十四人の花嫁候補を断り続けた彼の元へ、「二十五番目の花嫁」として赴いたリリアーナ。
家の体裁のための結婚――そう割り切っていたはずなのに、氷のような瞳の奥に垣間見えた孤独が、彼女の心に小さな炎を灯してゆく。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる