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毒に注意
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深い眠りを妨げる音が聞こえてくる
ドンドンドン!
階段を駆け上がってくるその足音は少しだけ怒っているようだった。その音で少しだけ意識が覚醒したが、構わず布団を深く被り目を閉じていると
「ハヤト起きて! 学校に遅れちゃう!」
いきなり開けられたドアからお隣に住むコトンが姿を現す
「う~ん、後10分‥‥」
「それじゃあ間に合わなくなっちゃうでしょう!」
「間に合わなかったら間に合わないでいいよ‥‥どうせ遅れるなら同じだし、そっちの方が時間がたっぷりあるし‥‥」
「もう! それじゃあ駄目じゃない、私も遅刻しちゃうんだから! ほら、早く起きる!」
コトンは布団を無理やり剥がす、布団を剥がした事で風が起こり少しだけ寒く感じた
「寒っ」
「えっ!? きゃぁぁぁぁぁ!」
布団を剥いだ瞬間コトンが驚き大きな声を出した
「五月蠅いな、何だよ」
「ななななな、何だよじゃないわよ! 何で全裸なのよ!」
「何を言ってるんだよ、今日は全国一斉全裸の日だろう。コトンこそ何で制服着てるんだよ」
「そんなの信じるわけないでしょう! 早く着て! 服を着て!」
「しょうがないなあ‥‥」
服を着ろと言われ仕方なく立ち上がる
「きゃぁぁぁ! 何で立ってるのよ!」
「何でって‥‥ああこっちは生理現象で━━」
・・・・・
・・・・
・・
そういうイベントがある訳でもなく、普通に俺は昼前に起きた
コトンがお隣さんになったとしても、そもそも俺はもう学生では無いし幼馴染ですらない‥‥しかしながら一度は憧れるシチュエーションである。
お隣の幼馴染の女の子が起こしに来てくれるというのは、男に生まれたら一度は体験してみたいものだ。
「うるさいなー」とか「勝手に入って来るなよ」とか、思っても無い事を言ってみたい、色男プレイを楽しみたい。
しかしながら俺が日本に居た時、実家の周囲には同い年位の女の子は住んでおらず叶わなかった。
『無い物は諦めろ、出来ない事は諦めろ』が座右の銘だった俺は、そんな幼馴染の女の子が近くに住んでいる男子を羨ましいなと思いながらも諦めるしかなかった‥‥
まあそれはどうでもいいとして、とりあえず朝起きたらコーヒーに味の似ているクオルシを一杯飲むのが日課である為、既に召喚獣のラグナが用意してくれているであろうクオルシを求めリビングに向かった
リビングに入ると
「おはようございます旦那様」
と挨拶して来るラグナと
「おはようございます旧主よ」
お隣さんちの召喚獣である元俺の召喚獣のデュラ子がいた
「おはよう、何でデュラ子がいるの?」
「我主は夜中すぎまで引っ越し荷物の開封をしていまして、そのせいかまだ寝ております。その為私の朝食すら用意しておらず、食べる事が出来なかった為、申し訳ないと思いましたが旧主の家に参りました」
「そうなんだ」
別に召喚獣なんだから食べる必要は無いと思うんだけど、まあいっか
「それで引っ越しの片づけはもう終わったのかな?」
「まだ終わっておりません。それも、どうやら私を当てにしていたようで私に手伝えと言ってきまして‥‥」
「じゃあ今日も手伝うんだ?」
「いえ、手伝えと言われても私は自分の頭を持っていなければならないのに片手でどう手伝えばよいのか‥‥、それを主に言いましたら『もういい』と言われまして、仕方なくソファーで主の作業を寝そべりながら見ていましたら今度は『邪魔だからあっち行ってて』と怒られたので特に手伝う事は無いと思われます」
「そう‥‥」
頭を持たないで装着したらいいと思うんだけど、それを言ったら『それだと頭が落ちてしまいます』とか言ってくるんだろうな、飯食ってる時はしっかりとくっ付いてるんだけどね‥‥不思議
「それはいいとして、やはりラグナの作る食事は美味しいですね。主にも見習ってほしいものです」
「ありがとうございますお嬢様」
恭しく一礼するラグナはなんだか嬉しそうだ
見習ってほしいとか‥‥普段は何作ってるんだろ?
「コトンて普段休みの日は何食べてるの?」
「実家暮らしでしたから母上が作った物をいつも食べております、ですが母親が不在の時は保存用のパナンにドロドロの甘いシロップを掛けて食べておりました。
アレは人が食べるものではありませんね、実際高級な肉を作る際に家畜にそうして餌をあげているという場面を見た事があるのですが、それをそのまま主に伝えた所えらく怒っていました。
何故でしょうか? このままだと主が家畜のようになってしまう事を心配しての事だったのですが」
なるほどデュラ子はコトンの事を心配してたのね、主に食事の事で。
でも心配してくれるのに怒るというのは少しどうかと思う、コトンは短気なのだろうか?
「なんて伝えたの?」
「『主はまるで家畜だな』と伝えました」
「そりゃ怒る」
そのまま伝えすぎだよ
「そうですか」
デュラ子は特に気にする事無くラグナの作った食事を口に運ぶ
そうだ、食事で思い出した
「ラグナ、クジュの村に野草の塩漬け注文しといてね、休暇が終わる頃に送ってきて欲しいって。それとレンダルに連絡して任務に向かう時にクオルシ持って来てって伝えといてくれる?」
「はい」
約一月で消費した物を補充しておかなければならない、そうしないと毎日任務先でパナンの保存食しか食べられなくなってしまう
「旧主よ出来れば私の分も頼んで欲しいのですが」
デュラ子もパナンの保存食では辛いのだろう、別に食べなくても生きていられるんだけど
「だってさ」
「かしこまりました」
ラグナはそう言うと早速連絡を取り出した
「ところで旧主、この後何か用事でもあるのでしょうか? もし邪魔でなければ主の引っ越しの荷ほどきが終わるまで、私をここに置いてほしいのですが」
「構わないよ、好きなだけいていいから」
「ありがとうございます」
デュラ子はこの家にいるらしいけど俺はどうしよう、特にやる事も無いし━━
「それと旧主よもう一つお願いがあるのですが」
「なんですか?」
「また魚を食べてみたいのですが」
◆◇◆
やって来ました漁港
デュラ子が魚を食べたいという事で買いに来ました。
何でもデュラ子は
「兄上から一切れ燻製を頂きまして━━」
という訳で召喚獣ノームから以前一切れだけ燻製を貰ったらしい、その時の味が忘れられなく俺にお願いしてきた。
もっと欲しいとねだったがその時はくれなかったと、何ともセコイ兄上である
しかし燻製はノームがどうやったか知らないが勝手に黙って作っており、俺は作り方を知らない。でもラグナが作っている作業を見ていたらしく、魚があれば作れると言って来た。
なら買って来ようと思い、このハルツールで一番の漁港である『ミナトゥ』に来ている。
ここで魚を買い持ち帰れば任務完了だ
デュラ子はコトンから離れすぎると存在が消えてしまうため、今は家にいる。ラグナも家の仕事があるので置いて来た。
そして魚を買って帰るだけではつまらないので、ラベル島駐留が決まった時に買って置いた釣り竿を持ち、ついでに釣りをして帰ろうと思う。
しかし、魚というのは日が上がる前に漁に出て、日の出とともに帰ってくるらしく、良い魚は全て朝の内に売れきれるらしい。
そもそも魚自体この世界では人気が無く、大量に獲っても買い手が無いのでそんなに獲らないらしい、ので全体的な漁獲量はそんなに多くない
だったら今日は船を借りて釣りを楽しみ、明日の朝一番に市場に行くとしよう。
今日はこのミナトゥで宿を借りてお泊りをする事にする
「さてさて船を借りて‥‥んー結構高いな」
少々高めの船賃を払い、小さな漁船に乗り込みミナトゥを出港した
・・・
・・
釣りなどした事の無い俺だが、船長さんが面倒見がいい人であれやこれやと丁寧に教えてくれたおかげか、クーラーボックスが一杯になる位釣る事が出来た。
ミナトゥはハルツールで一番の漁港とされているが、漁獲量が比較的少ないためか魚が多く生息し、針を垂らした瞬間に掛かる程の入れ食い状態だった
その際
「お客さん、その魚は毒があるから食べられないよ」
と注意されたが
「ああ、いいんです毒を抜く方法を知ってるんで」
「えっ‥‥そこまでして食べなくても」
なんて言われたが
日本人を舐めないでいただきたい、毒があっても加工して食べる民族ですよ? 逆にそんな毒があるものに限って美味いってのが我々日本人の常識です。
第一、毒がある魚を弾いたらクーラーボックスの中に1匹しか残らないんですよ。
それにどうせ毒なんて適当に塩の中に埋めてればその内に取れるだろう
そう簡単に考えて船長さんの「危ないよ」を避けた
だが、後で現実の厳しさを知る事となる‥‥
次の日、一泊した俺は朝一で港に行き
「一番いい魚を100キロほど下さい」
と注文したが、収納に収まりきらず結局は配達してもらう事にした
それと市場の人に聞いたら、連絡をしてもらえばわざわざ来なくても配達しますよと言ってくれた。その際には切り身にして送ってくれるとも言っていたので、今度からは注文して送ってもらう事にしよう
・・・・
・・・
「ただいまー」
家に帰ったのは昼前、昨日起きた時と同じ時間だった
「お帰りなさいませ」
ラグナが出迎えてくれる
「魚だけどさ、これ俺が釣ったやつでね? これは切り身にして塩に漬けといて欲しいんだ。これ全部毒がある魚らしいけどさ、塩に長い事漬けてればその内毒が抜けると思うから。
それと買った魚は収納に入らなかったから送ってもらう事にしたから、それは切り身で来るからね」
「はい」
「デュラ子はどうした?」
「お嬢様は昨日の夕方にコトン様が迎えに来られまして一緒に戻って行きました」
「ああそう」
「それと‥‥」
ラグナは少し言いにくそうにし
「オヤスグループから連絡が来まして━━」
ドンドンドン!
階段を駆け上がってくるその足音は少しだけ怒っているようだった。その音で少しだけ意識が覚醒したが、構わず布団を深く被り目を閉じていると
「ハヤト起きて! 学校に遅れちゃう!」
いきなり開けられたドアからお隣に住むコトンが姿を現す
「う~ん、後10分‥‥」
「それじゃあ間に合わなくなっちゃうでしょう!」
「間に合わなかったら間に合わないでいいよ‥‥どうせ遅れるなら同じだし、そっちの方が時間がたっぷりあるし‥‥」
「もう! それじゃあ駄目じゃない、私も遅刻しちゃうんだから! ほら、早く起きる!」
コトンは布団を無理やり剥がす、布団を剥がした事で風が起こり少しだけ寒く感じた
「寒っ」
「えっ!? きゃぁぁぁぁぁ!」
布団を剥いだ瞬間コトンが驚き大きな声を出した
「五月蠅いな、何だよ」
「ななななな、何だよじゃないわよ! 何で全裸なのよ!」
「何を言ってるんだよ、今日は全国一斉全裸の日だろう。コトンこそ何で制服着てるんだよ」
「そんなの信じるわけないでしょう! 早く着て! 服を着て!」
「しょうがないなあ‥‥」
服を着ろと言われ仕方なく立ち上がる
「きゃぁぁぁ! 何で立ってるのよ!」
「何でって‥‥ああこっちは生理現象で━━」
・・・・・
・・・・
・・
そういうイベントがある訳でもなく、普通に俺は昼前に起きた
コトンがお隣さんになったとしても、そもそも俺はもう学生では無いし幼馴染ですらない‥‥しかしながら一度は憧れるシチュエーションである。
お隣の幼馴染の女の子が起こしに来てくれるというのは、男に生まれたら一度は体験してみたいものだ。
「うるさいなー」とか「勝手に入って来るなよ」とか、思っても無い事を言ってみたい、色男プレイを楽しみたい。
しかしながら俺が日本に居た時、実家の周囲には同い年位の女の子は住んでおらず叶わなかった。
『無い物は諦めろ、出来ない事は諦めろ』が座右の銘だった俺は、そんな幼馴染の女の子が近くに住んでいる男子を羨ましいなと思いながらも諦めるしかなかった‥‥
まあそれはどうでもいいとして、とりあえず朝起きたらコーヒーに味の似ているクオルシを一杯飲むのが日課である為、既に召喚獣のラグナが用意してくれているであろうクオルシを求めリビングに向かった
リビングに入ると
「おはようございます旦那様」
と挨拶して来るラグナと
「おはようございます旧主よ」
お隣さんちの召喚獣である元俺の召喚獣のデュラ子がいた
「おはよう、何でデュラ子がいるの?」
「我主は夜中すぎまで引っ越し荷物の開封をしていまして、そのせいかまだ寝ております。その為私の朝食すら用意しておらず、食べる事が出来なかった為、申し訳ないと思いましたが旧主の家に参りました」
「そうなんだ」
別に召喚獣なんだから食べる必要は無いと思うんだけど、まあいっか
「それで引っ越しの片づけはもう終わったのかな?」
「まだ終わっておりません。それも、どうやら私を当てにしていたようで私に手伝えと言ってきまして‥‥」
「じゃあ今日も手伝うんだ?」
「いえ、手伝えと言われても私は自分の頭を持っていなければならないのに片手でどう手伝えばよいのか‥‥、それを主に言いましたら『もういい』と言われまして、仕方なくソファーで主の作業を寝そべりながら見ていましたら今度は『邪魔だからあっち行ってて』と怒られたので特に手伝う事は無いと思われます」
「そう‥‥」
頭を持たないで装着したらいいと思うんだけど、それを言ったら『それだと頭が落ちてしまいます』とか言ってくるんだろうな、飯食ってる時はしっかりとくっ付いてるんだけどね‥‥不思議
「それはいいとして、やはりラグナの作る食事は美味しいですね。主にも見習ってほしいものです」
「ありがとうございますお嬢様」
恭しく一礼するラグナはなんだか嬉しそうだ
見習ってほしいとか‥‥普段は何作ってるんだろ?
「コトンて普段休みの日は何食べてるの?」
「実家暮らしでしたから母上が作った物をいつも食べております、ですが母親が不在の時は保存用のパナンにドロドロの甘いシロップを掛けて食べておりました。
アレは人が食べるものではありませんね、実際高級な肉を作る際に家畜にそうして餌をあげているという場面を見た事があるのですが、それをそのまま主に伝えた所えらく怒っていました。
何故でしょうか? このままだと主が家畜のようになってしまう事を心配しての事だったのですが」
なるほどデュラ子はコトンの事を心配してたのね、主に食事の事で。
でも心配してくれるのに怒るというのは少しどうかと思う、コトンは短気なのだろうか?
「なんて伝えたの?」
「『主はまるで家畜だな』と伝えました」
「そりゃ怒る」
そのまま伝えすぎだよ
「そうですか」
デュラ子は特に気にする事無くラグナの作った食事を口に運ぶ
そうだ、食事で思い出した
「ラグナ、クジュの村に野草の塩漬け注文しといてね、休暇が終わる頃に送ってきて欲しいって。それとレンダルに連絡して任務に向かう時にクオルシ持って来てって伝えといてくれる?」
「はい」
約一月で消費した物を補充しておかなければならない、そうしないと毎日任務先でパナンの保存食しか食べられなくなってしまう
「旧主よ出来れば私の分も頼んで欲しいのですが」
デュラ子もパナンの保存食では辛いのだろう、別に食べなくても生きていられるんだけど
「だってさ」
「かしこまりました」
ラグナはそう言うと早速連絡を取り出した
「ところで旧主、この後何か用事でもあるのでしょうか? もし邪魔でなければ主の引っ越しの荷ほどきが終わるまで、私をここに置いてほしいのですが」
「構わないよ、好きなだけいていいから」
「ありがとうございます」
デュラ子はこの家にいるらしいけど俺はどうしよう、特にやる事も無いし━━
「それと旧主よもう一つお願いがあるのですが」
「なんですか?」
「また魚を食べてみたいのですが」
◆◇◆
やって来ました漁港
デュラ子が魚を食べたいという事で買いに来ました。
何でもデュラ子は
「兄上から一切れ燻製を頂きまして━━」
という訳で召喚獣ノームから以前一切れだけ燻製を貰ったらしい、その時の味が忘れられなく俺にお願いしてきた。
もっと欲しいとねだったがその時はくれなかったと、何ともセコイ兄上である
しかし燻製はノームがどうやったか知らないが勝手に黙って作っており、俺は作り方を知らない。でもラグナが作っている作業を見ていたらしく、魚があれば作れると言って来た。
なら買って来ようと思い、このハルツールで一番の漁港である『ミナトゥ』に来ている。
ここで魚を買い持ち帰れば任務完了だ
デュラ子はコトンから離れすぎると存在が消えてしまうため、今は家にいる。ラグナも家の仕事があるので置いて来た。
そして魚を買って帰るだけではつまらないので、ラベル島駐留が決まった時に買って置いた釣り竿を持ち、ついでに釣りをして帰ろうと思う。
しかし、魚というのは日が上がる前に漁に出て、日の出とともに帰ってくるらしく、良い魚は全て朝の内に売れきれるらしい。
そもそも魚自体この世界では人気が無く、大量に獲っても買い手が無いのでそんなに獲らないらしい、ので全体的な漁獲量はそんなに多くない
だったら今日は船を借りて釣りを楽しみ、明日の朝一番に市場に行くとしよう。
今日はこのミナトゥで宿を借りてお泊りをする事にする
「さてさて船を借りて‥‥んー結構高いな」
少々高めの船賃を払い、小さな漁船に乗り込みミナトゥを出港した
・・・
・・
釣りなどした事の無い俺だが、船長さんが面倒見がいい人であれやこれやと丁寧に教えてくれたおかげか、クーラーボックスが一杯になる位釣る事が出来た。
ミナトゥはハルツールで一番の漁港とされているが、漁獲量が比較的少ないためか魚が多く生息し、針を垂らした瞬間に掛かる程の入れ食い状態だった
その際
「お客さん、その魚は毒があるから食べられないよ」
と注意されたが
「ああ、いいんです毒を抜く方法を知ってるんで」
「えっ‥‥そこまでして食べなくても」
なんて言われたが
日本人を舐めないでいただきたい、毒があっても加工して食べる民族ですよ? 逆にそんな毒があるものに限って美味いってのが我々日本人の常識です。
第一、毒がある魚を弾いたらクーラーボックスの中に1匹しか残らないんですよ。
それにどうせ毒なんて適当に塩の中に埋めてればその内に取れるだろう
そう簡単に考えて船長さんの「危ないよ」を避けた
だが、後で現実の厳しさを知る事となる‥‥
次の日、一泊した俺は朝一で港に行き
「一番いい魚を100キロほど下さい」
と注文したが、収納に収まりきらず結局は配達してもらう事にした
それと市場の人に聞いたら、連絡をしてもらえばわざわざ来なくても配達しますよと言ってくれた。その際には切り身にして送ってくれるとも言っていたので、今度からは注文して送ってもらう事にしよう
・・・・
・・・
「ただいまー」
家に帰ったのは昼前、昨日起きた時と同じ時間だった
「お帰りなさいませ」
ラグナが出迎えてくれる
「魚だけどさ、これ俺が釣ったやつでね? これは切り身にして塩に漬けといて欲しいんだ。これ全部毒がある魚らしいけどさ、塩に長い事漬けてればその内毒が抜けると思うから。
それと買った魚は収納に入らなかったから送ってもらう事にしたから、それは切り身で来るからね」
「はい」
「デュラ子はどうした?」
「お嬢様は昨日の夕方にコトン様が迎えに来られまして一緒に戻って行きました」
「ああそう」
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ラグナは少し言いにくそうにし
「オヤスグループから連絡が来まして━━」
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