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3 密会計画とヒールオメガ
5 運命じゃない
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足を踏み外した。
エリセイがさっと上体を捻って受け止めてくれたので、怪我はない。
騎士として不覚過ぎるが、身体を張って危ない箇所を見つけたということにする。階段は長期にわたって未使用で、ところどころ凍りついていた。
「当たり前だ」
そう言いつつ、エリセイを見下ろす新鮮な体勢に甘んじる。
エリセイも、緑眼を惜しげもなく注いでくる。
恋愛したことのない自分は、こんな甘い視線を向けられた経験がない。このままだとどんどん拍動が大きくなり、触れ合わせている胸越しにエリセイにも伝わってしまう。
とにかく何かしゃべって落ち着きたい。
「わたしたちは、戦場で出会っていたかもしれない。もしそうだったらどうする?」
絶対ないとは言いきれない、むしろ大いにあり得た選択肢が口を衝いた。
「近衛騎士の職務を全うするだろうな」
エリセイは微笑み方も声もまったく変えずに答える。
それでこそ信頼したし、惹かれた。
「逆に、同じ村で出会ってたら?」
今度はエリセイが訊いてきた。一瞬ささやかな生活を夢想するが、
「村には君のようなアルファはいない」
と笑い飛ばす。
エリセイも「それはそうだ」と笑い、こちらの雀斑をひと撫でしてから抱擁を解く。
(暖かい手だ)
任務中、それも大事な密令のさなかに安らいでしまった。罪悪感と、同じだけの口惜しさに苛まれる。
これが紛れもなく恋だとして。
(わたしたちは、殿下たちのような「運命」ではない)
運命なら、出会ったときにわかるはずだ。
ソコロフとアナトリエでありながら戦場ではない場所で、男同士だが子を生せるオメガとアルファとして、奇跡のように出会えたのに。
(もっとも、自分には使命が、主人が命より大切だから、それでよかった)
半ば言い聞かせる。
エリセイも、ニキータにはもっと慈愛に満ちた視線を向けるに違いない。たとえレクスと寄り添う背中に向けてであっても。
それに彼も運命ではないと感じているゆえ、思わせぶりでいて、肝心なところは使命より私情を優先する様子がないのだろう。
(よぼよぼになるまで、互いの主人を通して会えるだけで充分ではないか……)
気を取り直し、点検しながら階段を下りた。
書庫への廊下を辿る。
「この角を曲がるとき、どうしても廊下の向こうから丸見えになるんだよな」
「迂回するか? 地図のここをこう」
「それはそれでだいぶ遠回りだし……、俺たちが即席の壁になろう」
各自の確認結果をすり合わせ、彫刻扉前に到着した。
エリセイはせっかくだからと、扉内の本を一冊、騎士服の下に隠す。
「持ち帰って解読を進めようと思ってな」
そのせいで胸板がより厚く、鎧のようになっている。
「今笑ったか?」
「……いいや」
こちらのほうは自覚したばかりの恋心と、それに付随する複雑な感情とで、胸も頭もいっぱいだ。
密令も山場を迎えており、これ以上何かを持ち帰る余裕はなかった。
ソコロフ城の書庫は、二階中央――レクスの私室の奥にある。
今日も城壁警備の任務後、レクスに許可を得て私室を突っ切らせてもらう。
「失礼します」
踏み入るなり、夜の冷気が頬を刺した。
王城書庫ほどでないが広く、四方の壁を書棚が埋め、中央は吹き抜けになっている。真下にあるソコロフ公の執務室にもつながっていた。
気軽に立ち入れない配置、そして戦時なのもあって、人ひとりいない。
ちなみに扉は特に重過ぎも厚過ぎもしない。厨子が嵌まりそうな穴もなかった。
(さて、今日はどの棚を調べよう)
王と伴侶たるアルファとオメガについて書かれた書の写しが、王を多く輩出したソコロフ家にあってもおかしくない。
歴代のソコロフ公の手記があればなおよい、と探索しているが、空振り続きだ。
窓がないので角灯を手に、端からざっと見ていく。何となく緑色の表紙に目が行った。
(いや私情を挟むな)
騎士服の胸の紋章に手を当て、通り過ぎる。
二階を半周したところで、ふと足を止めた。
「これは」
目線より頭ひとつぶん上の段に緑色の本があったからではない。その背表紙に施された金箔が、王城で手にした伝承書と同じだったのだ。
引き抜いて埃を払い、頁をめくってみる。
この本にも「慈悲深き王の子どもたち、互いに癒し合い、豊かな大地を愛し栄えよ」の一節があった。
エリセイを喜ばせてやれそうだ、と意気込んで読み始める。
「『ある実り多き秋、精霊王は、人間の男と、運命の恋に落ちた』……イスが精霊と共に在った頃の伝承か」
精霊たちは人間を見放して去ったわけではない。棲み分けたに過ぎず、今も加護は続いているとされるが、ここ百年のイスはこの有り様である。
溜め息を噛み殺して続きを読む。
「『番となった男が戦いに出る度、精霊王は……癒した。そのおかげで男は膝を折ることなく、王冠を戴き、善き王となった』。ううむ、『癒し』とは盾という意味だろうか?」
一文ごとに反芻する。
読み書きも剣と同じくらいしっかり習っておけばよかった。まさか古語が密令に必要になるとは。
「この男は『善き王』と記されるだけあり、イスを豊かにしたようだ。『善き王はその後、子どもたち――[アルファ]に王冠を譲り、精霊王とともに末永く精霊界で暮らした』」
首を傾げ、前書きの一節と並んでよく知られた伝承を思い起こす。
いわく、「善き王は末永く精霊界で暮らした」。どうやら真ん中の詳細が抜け落ちた状態で広まったらしい。
アルファは古き王の子孫であるなら、現在の貴族ばかりなのも頷ける。
(精霊王は善き王を伴って精霊界に移る際、人間に加護を授けたのかもしれない)
その中でも、王位に即くアルファの運命の番であるオメガ――ヒールオメガは、善き王と番った精霊王とほぼ等しい力を持つはずだ。
自分の推理のとおり、盾のような力だとしたら。
百年前の公子たちが一人のオメガにこだわった理由にも通じる。
何せ戦いで決して屈しない力が手に入るのだ。
(「オメガには弓も槍も当たらない」というのも、その力の一部と思えば齟齬はない)
ひとつひとつ情報を照らし合わせ、確信を強めていく。
すなわち、運命の番と思われるニキータと結ばれれば、レクスが志半ばで倒れることはない。
昂揚で手が震えた。エリセイだけでなくレクスにも報告したいと気がはやる。
早足でレクスの私室に取って返す。
「お目当ての史料は見つかったかな、スフェン」
ちょうどレクスも、春に向けた戦術検討会を終え、ソコロフ公の執務室から戻ってきたところだった。
(今日の検討会にはルドルフも来ていたとか)
前回の指摘で心を入れ替えたか。それはさておき。
「はい。殿下と先方が結ばれるべき根拠がございました」
声高に、オメガの特別な力についての推説を披露する。
レクスは徐々に口もとがほころんでいった。
「ほう……」
王城で集めた「王と伴侶は運命の番」などの情報は、既に伝えてある。
「きっと彼は私の運命の番で、イスの未来をも握る存在だろう。ソコロフ家公子に生まれたからにはアナトリエ家との戦いは宿命だと思ってきたが、彼と手紙を交わすうちに考えが変わった。私の剣と彼の盾は、互いに向け合うものではない」
高潔な金の瞳が、イスの未来を映している。
その眼差しに善き王の面影を見て取り、彼に仕える誇らしさを改めて感じた。
(一見信念に反する密令を考え直してもらうよう進言したりせず、正解だった)
これまでの尽力に報いるように、レクスが微笑みかけてくる。
「貴公には、緩衝地帯とはいえ戦闘と隣り合わせの中、相手方の使者と何度も会ってもらった。恩に着る」
「とんでもない」
「今こそ自分でも確かめねば。再び会えば、彼も私を運命の番と思ってくれるに違いない」
「ええ。明日、先方のもとへ確実にお連れします。お任せください」
「また世話になってしまうが、頼んだよ」
運命の番は互いに互いがわかる。
レクスとニキータの密会は明日の夜遅くだ。段取りを最終確認して、私室を後にした。
エリセイがさっと上体を捻って受け止めてくれたので、怪我はない。
騎士として不覚過ぎるが、身体を張って危ない箇所を見つけたということにする。階段は長期にわたって未使用で、ところどころ凍りついていた。
「当たり前だ」
そう言いつつ、エリセイを見下ろす新鮮な体勢に甘んじる。
エリセイも、緑眼を惜しげもなく注いでくる。
恋愛したことのない自分は、こんな甘い視線を向けられた経験がない。このままだとどんどん拍動が大きくなり、触れ合わせている胸越しにエリセイにも伝わってしまう。
とにかく何かしゃべって落ち着きたい。
「わたしたちは、戦場で出会っていたかもしれない。もしそうだったらどうする?」
絶対ないとは言いきれない、むしろ大いにあり得た選択肢が口を衝いた。
「近衛騎士の職務を全うするだろうな」
エリセイは微笑み方も声もまったく変えずに答える。
それでこそ信頼したし、惹かれた。
「逆に、同じ村で出会ってたら?」
今度はエリセイが訊いてきた。一瞬ささやかな生活を夢想するが、
「村には君のようなアルファはいない」
と笑い飛ばす。
エリセイも「それはそうだ」と笑い、こちらの雀斑をひと撫でしてから抱擁を解く。
(暖かい手だ)
任務中、それも大事な密令のさなかに安らいでしまった。罪悪感と、同じだけの口惜しさに苛まれる。
これが紛れもなく恋だとして。
(わたしたちは、殿下たちのような「運命」ではない)
運命なら、出会ったときにわかるはずだ。
ソコロフとアナトリエでありながら戦場ではない場所で、男同士だが子を生せるオメガとアルファとして、奇跡のように出会えたのに。
(もっとも、自分には使命が、主人が命より大切だから、それでよかった)
半ば言い聞かせる。
エリセイも、ニキータにはもっと慈愛に満ちた視線を向けるに違いない。たとえレクスと寄り添う背中に向けてであっても。
それに彼も運命ではないと感じているゆえ、思わせぶりでいて、肝心なところは使命より私情を優先する様子がないのだろう。
(よぼよぼになるまで、互いの主人を通して会えるだけで充分ではないか……)
気を取り直し、点検しながら階段を下りた。
書庫への廊下を辿る。
「この角を曲がるとき、どうしても廊下の向こうから丸見えになるんだよな」
「迂回するか? 地図のここをこう」
「それはそれでだいぶ遠回りだし……、俺たちが即席の壁になろう」
各自の確認結果をすり合わせ、彫刻扉前に到着した。
エリセイはせっかくだからと、扉内の本を一冊、騎士服の下に隠す。
「持ち帰って解読を進めようと思ってな」
そのせいで胸板がより厚く、鎧のようになっている。
「今笑ったか?」
「……いいや」
こちらのほうは自覚したばかりの恋心と、それに付随する複雑な感情とで、胸も頭もいっぱいだ。
密令も山場を迎えており、これ以上何かを持ち帰る余裕はなかった。
ソコロフ城の書庫は、二階中央――レクスの私室の奥にある。
今日も城壁警備の任務後、レクスに許可を得て私室を突っ切らせてもらう。
「失礼します」
踏み入るなり、夜の冷気が頬を刺した。
王城書庫ほどでないが広く、四方の壁を書棚が埋め、中央は吹き抜けになっている。真下にあるソコロフ公の執務室にもつながっていた。
気軽に立ち入れない配置、そして戦時なのもあって、人ひとりいない。
ちなみに扉は特に重過ぎも厚過ぎもしない。厨子が嵌まりそうな穴もなかった。
(さて、今日はどの棚を調べよう)
王と伴侶たるアルファとオメガについて書かれた書の写しが、王を多く輩出したソコロフ家にあってもおかしくない。
歴代のソコロフ公の手記があればなおよい、と探索しているが、空振り続きだ。
窓がないので角灯を手に、端からざっと見ていく。何となく緑色の表紙に目が行った。
(いや私情を挟むな)
騎士服の胸の紋章に手を当て、通り過ぎる。
二階を半周したところで、ふと足を止めた。
「これは」
目線より頭ひとつぶん上の段に緑色の本があったからではない。その背表紙に施された金箔が、王城で手にした伝承書と同じだったのだ。
引き抜いて埃を払い、頁をめくってみる。
この本にも「慈悲深き王の子どもたち、互いに癒し合い、豊かな大地を愛し栄えよ」の一節があった。
エリセイを喜ばせてやれそうだ、と意気込んで読み始める。
「『ある実り多き秋、精霊王は、人間の男と、運命の恋に落ちた』……イスが精霊と共に在った頃の伝承か」
精霊たちは人間を見放して去ったわけではない。棲み分けたに過ぎず、今も加護は続いているとされるが、ここ百年のイスはこの有り様である。
溜め息を噛み殺して続きを読む。
「『番となった男が戦いに出る度、精霊王は……癒した。そのおかげで男は膝を折ることなく、王冠を戴き、善き王となった』。ううむ、『癒し』とは盾という意味だろうか?」
一文ごとに反芻する。
読み書きも剣と同じくらいしっかり習っておけばよかった。まさか古語が密令に必要になるとは。
「この男は『善き王』と記されるだけあり、イスを豊かにしたようだ。『善き王はその後、子どもたち――[アルファ]に王冠を譲り、精霊王とともに末永く精霊界で暮らした』」
首を傾げ、前書きの一節と並んでよく知られた伝承を思い起こす。
いわく、「善き王は末永く精霊界で暮らした」。どうやら真ん中の詳細が抜け落ちた状態で広まったらしい。
アルファは古き王の子孫であるなら、現在の貴族ばかりなのも頷ける。
(精霊王は善き王を伴って精霊界に移る際、人間に加護を授けたのかもしれない)
その中でも、王位に即くアルファの運命の番であるオメガ――ヒールオメガは、善き王と番った精霊王とほぼ等しい力を持つはずだ。
自分の推理のとおり、盾のような力だとしたら。
百年前の公子たちが一人のオメガにこだわった理由にも通じる。
何せ戦いで決して屈しない力が手に入るのだ。
(「オメガには弓も槍も当たらない」というのも、その力の一部と思えば齟齬はない)
ひとつひとつ情報を照らし合わせ、確信を強めていく。
すなわち、運命の番と思われるニキータと結ばれれば、レクスが志半ばで倒れることはない。
昂揚で手が震えた。エリセイだけでなくレクスにも報告したいと気がはやる。
早足でレクスの私室に取って返す。
「お目当ての史料は見つかったかな、スフェン」
ちょうどレクスも、春に向けた戦術検討会を終え、ソコロフ公の執務室から戻ってきたところだった。
(今日の検討会にはルドルフも来ていたとか)
前回の指摘で心を入れ替えたか。それはさておき。
「はい。殿下と先方が結ばれるべき根拠がございました」
声高に、オメガの特別な力についての推説を披露する。
レクスは徐々に口もとがほころんでいった。
「ほう……」
王城で集めた「王と伴侶は運命の番」などの情報は、既に伝えてある。
「きっと彼は私の運命の番で、イスの未来をも握る存在だろう。ソコロフ家公子に生まれたからにはアナトリエ家との戦いは宿命だと思ってきたが、彼と手紙を交わすうちに考えが変わった。私の剣と彼の盾は、互いに向け合うものではない」
高潔な金の瞳が、イスの未来を映している。
その眼差しに善き王の面影を見て取り、彼に仕える誇らしさを改めて感じた。
(一見信念に反する密令を考え直してもらうよう進言したりせず、正解だった)
これまでの尽力に報いるように、レクスが微笑みかけてくる。
「貴公には、緩衝地帯とはいえ戦闘と隣り合わせの中、相手方の使者と何度も会ってもらった。恩に着る」
「とんでもない」
「今こそ自分でも確かめねば。再び会えば、彼も私を運命の番と思ってくれるに違いない」
「ええ。明日、先方のもとへ確実にお連れします。お任せください」
「また世話になってしまうが、頼んだよ」
運命の番は互いに互いがわかる。
レクスとニキータの密会は明日の夜遅くだ。段取りを最終確認して、私室を後にした。
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