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3 密会計画とヒールオメガ
4 主人のために
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レクスとニキータが安全に会えるよう、経路の検討をせねばならない。
そう言い聞かせるも、明らかになったオメガの特徴の意味について、思考が割かれてしまう。
(発情も芳香も子を孕めるのも、精霊王の「加護」だったとは)
加護なのに、オメガ自身の護りにはなっていない。いったい何を守っているのだろう。
守ると言えば――。
ちゃっかり巡回隊の控室で写してきたらしい、王城の地図を広げるエリセイを見上げる。
「君が守るものについては、納得いったか?」
戦う理由を把握しないと、剣を振るえないし、守れないと言っていた。
史料調査は彼の信念のためでもあった。
エリセイはちらりとこちらを見遣り、また地図に……いや、地図を透かして彼の特別な存在に視線を戻す。
「坊っちゃんに密会の話をしたら、とにかくレクス殿下の安全を守ってほしいと言われたよ。自分の身の安全よりも、自分の命よりもと」
なんと健気な。
ニキータの繊細な薄灰色の瞳に頼み込まれたら、のらりくらりとしたエリセイも断りきれまい。
「坊っちゃんの体質は、家臣さえ一部しか知らない。次期当主に相応しくないと思われないように、万一でも襲われないように」
踏み込んだ話ははじめてだ。ニキータを想って自然と唇から零れた印象だ。
「そのぶん、俺がすべてを懸けて守ってきた。ずっと『守られる存在』だった坊っちゃんから、自分の命よりなんて言葉が出てくるとは……恋って何なんだろうな」
地図をくしゃりと握り潰しそうになっている。ずいぶん悩ましいようだ。
「人に恋心のわからんやつなどと言っておいて、エリセイもわからないのか?」
やや棘のある声で返した。
「スフェンが腕の中にいるとしっくりくる」と言ったのと同じ口で、いかにニキータが大切か語られ、複雑な気持ちが湧いたのだ。
主人への忠誠だと頭では理解できても、割り切れない。
(それに、エリセイはアルファだ)
適齢の二十五歳ともなれば、貴族のオメガとの縁談が舞い込んでもおかしくない……。
「主人の護衛ひと筋できた禁欲的な近衛騎士と言ってくれ」
エリセイは胸を反らして主張するが、それもニキータへの叶わぬ恋心があったために余所見しなかったのでは、と邪推してしまう。
今まで単に親心だと思っていたのに。
恋が何か、自分にもはっきりとはわからない。
だが、物事が違った見え方をするようになるのは確かだ。
「つまり君もわかっていないのだな」
「おまえさんこそ」
「はあ。それより計画だ」
言い合っていても埒があかない。
地図を見ながら、主人たちの密会の経路を決めた。
「よし。こっからこっちは俺、そっちはおまえさんってことで」
経路の実際の状況も手分けして確認すべく、書庫を出る。もちろん別々に。
「おかげで大収穫だった。またな」
(わたしは、余計なものまで得てしまったが)
先に出て、音を立てずに扉を閉めた。
彫刻の精霊王が、来たときに見たのより深く木に寄り掛かっているように感じる。
こちらを励ますかのごとく手も挙げて……、錯覚だろう。
「……わたしはいつエリセイに恋をしたのだろう」
経路の確認も終え、ひとりきりの帰路で、おもむろにヴィトに話し掛ける。
「小屋で抱き締められたとき? やはり彼の背中の頼もしさと潔さに敬意を抱いたときか。レクス殿下への敬愛も、振り返ると初恋めいていたが、わたしにとって敬意と恋愛感情は似ているのかもしれない」
人語を理解しないヴィトからの返答はない。ないゆえこんな話ができる。
「ならば、主人に認められたいという思いが、エリセイに褒められることで満たされるのも不思議ではないな。ただ、未知で戸惑うところも多い。エリセイの思わせぶりな言動が、わたしと同じとも限らない……何しろ、国を二分するに至るほどの激しい感情だ。慎重に向き合わねば」
ヴィトは規則的に足を運ぶ。
その手綱を掴み直し、恋に惑う二十歳の青年から、任務に打ち込む近衛騎士の顔に戻った。
密会は早いほうが他の者に勘づかれまいと、三月半ばに設定した。完全な新月ではないが、両派とも巡回隊の交替がない日の夜中。
場所は、ここまで差し障りなく手紙を交換できており、かつ精霊王の加護がありそうな書庫とした。
決行の二日前、予行のため王城へ出向く。
まず、裏庭から使用人用階段を用いて地下へ下りていく、のだが。
「……はあ、腰が痛い」
ただでさえ狭く暗いのに、前を行くエリセイが立ち止まるせいで、彼の濃灰の外套に鼻を埋める破目になった。
(うっ、冷たい)
外套は冷たく湿っている。こちらの白い外套も同じ状態である。
ついさっきまで、跳ね上げ式の地上出入口の雪を退けていたのだ。すぐ風雪が襲い掛かるが、再び埋まらないよう雪を内側から固め、人ひとりが通れるくらいの雪室をつくっておいた。
『やっぱり父君の小屋にしないか?』
この階段を使おうという意見は一致したものの、雪室づくりは騎士ふたりでも重労働で、エリセイは途中、弱音も吐いていた。
『あんな粗末な小屋に殿下を呼べるか』
もちろん計画変更は却下した。
ぱっと見はただの雪溜まりにして、二日持つ雪室を完成させた。
「俺は『あんな小屋』に呼んだよなあ」
エリセイはしきりに腰をさすりながら、まだぶつぶつ言っている。
主人たちが無事に階段を下りきれそうか、もし下から巡回隊員が上がってきたらどう対処するか、確かめるべきことがあるのだが。
「これしきで死にはしない」
後ろから腰を撫でてやると、エリセイは「おっ、痛くないぞ?」と俄然元気になった。
馴鹿のヴィトより御しやすい。
「城壁前後の経路と、城門は問題なかった。当日巡回隊が地下を見回る刻も調整した。書庫内に誰かが潜めるような隙間はない。あとは、この階段の地下出入口から書庫までの廊下だ。燭火を消してもまっすぐ歩けるようにしておこう」
今のうちにと、残りの確認点を共有した。
自分の代わりにではないが、主人の恋を成就させよう、さすればソコロフとアナトリエの――イスの未来も変わると、通常任務中も段取りを考えてきた。
敬愛するレクスが戴冠する未来を、自分も望んでいる。
エリセイが小さく息を吐いた。返事ではない。
「なぜ笑う?」
「いや、スフェンは顏かたちだけじゃなく、頑張るところも可愛いと思って。主人は命より大切だよな」
懸命に取り組んで何がおかしいのだ。剣を突きつけてやろうとして、
「っ!」
「……おまえさん、わざと俺に抱き締める機会をくれてるわけじゃないよな?」
そう言い聞かせるも、明らかになったオメガの特徴の意味について、思考が割かれてしまう。
(発情も芳香も子を孕めるのも、精霊王の「加護」だったとは)
加護なのに、オメガ自身の護りにはなっていない。いったい何を守っているのだろう。
守ると言えば――。
ちゃっかり巡回隊の控室で写してきたらしい、王城の地図を広げるエリセイを見上げる。
「君が守るものについては、納得いったか?」
戦う理由を把握しないと、剣を振るえないし、守れないと言っていた。
史料調査は彼の信念のためでもあった。
エリセイはちらりとこちらを見遣り、また地図に……いや、地図を透かして彼の特別な存在に視線を戻す。
「坊っちゃんに密会の話をしたら、とにかくレクス殿下の安全を守ってほしいと言われたよ。自分の身の安全よりも、自分の命よりもと」
なんと健気な。
ニキータの繊細な薄灰色の瞳に頼み込まれたら、のらりくらりとしたエリセイも断りきれまい。
「坊っちゃんの体質は、家臣さえ一部しか知らない。次期当主に相応しくないと思われないように、万一でも襲われないように」
踏み込んだ話ははじめてだ。ニキータを想って自然と唇から零れた印象だ。
「そのぶん、俺がすべてを懸けて守ってきた。ずっと『守られる存在』だった坊っちゃんから、自分の命よりなんて言葉が出てくるとは……恋って何なんだろうな」
地図をくしゃりと握り潰しそうになっている。ずいぶん悩ましいようだ。
「人に恋心のわからんやつなどと言っておいて、エリセイもわからないのか?」
やや棘のある声で返した。
「スフェンが腕の中にいるとしっくりくる」と言ったのと同じ口で、いかにニキータが大切か語られ、複雑な気持ちが湧いたのだ。
主人への忠誠だと頭では理解できても、割り切れない。
(それに、エリセイはアルファだ)
適齢の二十五歳ともなれば、貴族のオメガとの縁談が舞い込んでもおかしくない……。
「主人の護衛ひと筋できた禁欲的な近衛騎士と言ってくれ」
エリセイは胸を反らして主張するが、それもニキータへの叶わぬ恋心があったために余所見しなかったのでは、と邪推してしまう。
今まで単に親心だと思っていたのに。
恋が何か、自分にもはっきりとはわからない。
だが、物事が違った見え方をするようになるのは確かだ。
「つまり君もわかっていないのだな」
「おまえさんこそ」
「はあ。それより計画だ」
言い合っていても埒があかない。
地図を見ながら、主人たちの密会の経路を決めた。
「よし。こっからこっちは俺、そっちはおまえさんってことで」
経路の実際の状況も手分けして確認すべく、書庫を出る。もちろん別々に。
「おかげで大収穫だった。またな」
(わたしは、余計なものまで得てしまったが)
先に出て、音を立てずに扉を閉めた。
彫刻の精霊王が、来たときに見たのより深く木に寄り掛かっているように感じる。
こちらを励ますかのごとく手も挙げて……、錯覚だろう。
「……わたしはいつエリセイに恋をしたのだろう」
経路の確認も終え、ひとりきりの帰路で、おもむろにヴィトに話し掛ける。
「小屋で抱き締められたとき? やはり彼の背中の頼もしさと潔さに敬意を抱いたときか。レクス殿下への敬愛も、振り返ると初恋めいていたが、わたしにとって敬意と恋愛感情は似ているのかもしれない」
人語を理解しないヴィトからの返答はない。ないゆえこんな話ができる。
「ならば、主人に認められたいという思いが、エリセイに褒められることで満たされるのも不思議ではないな。ただ、未知で戸惑うところも多い。エリセイの思わせぶりな言動が、わたしと同じとも限らない……何しろ、国を二分するに至るほどの激しい感情だ。慎重に向き合わねば」
ヴィトは規則的に足を運ぶ。
その手綱を掴み直し、恋に惑う二十歳の青年から、任務に打ち込む近衛騎士の顔に戻った。
密会は早いほうが他の者に勘づかれまいと、三月半ばに設定した。完全な新月ではないが、両派とも巡回隊の交替がない日の夜中。
場所は、ここまで差し障りなく手紙を交換できており、かつ精霊王の加護がありそうな書庫とした。
決行の二日前、予行のため王城へ出向く。
まず、裏庭から使用人用階段を用いて地下へ下りていく、のだが。
「……はあ、腰が痛い」
ただでさえ狭く暗いのに、前を行くエリセイが立ち止まるせいで、彼の濃灰の外套に鼻を埋める破目になった。
(うっ、冷たい)
外套は冷たく湿っている。こちらの白い外套も同じ状態である。
ついさっきまで、跳ね上げ式の地上出入口の雪を退けていたのだ。すぐ風雪が襲い掛かるが、再び埋まらないよう雪を内側から固め、人ひとりが通れるくらいの雪室をつくっておいた。
『やっぱり父君の小屋にしないか?』
この階段を使おうという意見は一致したものの、雪室づくりは騎士ふたりでも重労働で、エリセイは途中、弱音も吐いていた。
『あんな粗末な小屋に殿下を呼べるか』
もちろん計画変更は却下した。
ぱっと見はただの雪溜まりにして、二日持つ雪室を完成させた。
「俺は『あんな小屋』に呼んだよなあ」
エリセイはしきりに腰をさすりながら、まだぶつぶつ言っている。
主人たちが無事に階段を下りきれそうか、もし下から巡回隊員が上がってきたらどう対処するか、確かめるべきことがあるのだが。
「これしきで死にはしない」
後ろから腰を撫でてやると、エリセイは「おっ、痛くないぞ?」と俄然元気になった。
馴鹿のヴィトより御しやすい。
「城壁前後の経路と、城門は問題なかった。当日巡回隊が地下を見回る刻も調整した。書庫内に誰かが潜めるような隙間はない。あとは、この階段の地下出入口から書庫までの廊下だ。燭火を消してもまっすぐ歩けるようにしておこう」
今のうちにと、残りの確認点を共有した。
自分の代わりにではないが、主人の恋を成就させよう、さすればソコロフとアナトリエの――イスの未来も変わると、通常任務中も段取りを考えてきた。
敬愛するレクスが戴冠する未来を、自分も望んでいる。
エリセイが小さく息を吐いた。返事ではない。
「なぜ笑う?」
「いや、スフェンは顏かたちだけじゃなく、頑張るところも可愛いと思って。主人は命より大切だよな」
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