102 / 140
第101話 二人だけの閉じた世界
しおりを挟む
「むぅ……おっきい……」
この世界における寝巻きは、簡単に言うなら薄布で出来たバスローブって感じだ。
だから多少大きかろうと結んでしまえば問題ないと思っていたのだが……。
妊娠五カ月よ~ってくらい、お腹の部分に布が集まり動きにくいわ寝にくいわでちょっとダメだ。
自分の部屋に取りに行くのもめんどくさいし……。
そう思って顔を上げると、グラジオスの背中が見えた。
私がまだいいよって言ってないので律儀にこちらを向いていないらしい。
「あ」
ふと、グラジオスが脱ぎ捨てたシャツが目に入った。
形的にはワイシャツみたいなちょっと固めのシャツなのだが、材質が違うのか地球のものよりだいぶ柔らかそうである。
実は海外ドラマみたいでちょっとやってみたいなって思ってたんだよね。
「借りるね~」
グラジオスの大きすぎる寝巻きを引きずりながら移動して目的のブツをゲットする。
何に使うつもりだ、なんてグラジオスの言葉は無視し、さっそくワイシャツを着こんでみた。
相変わらず大きくて、袖は萌え袖になるし裾は膝辺りまで来るし肩幅もだいぶ違ってぶかぶかだ。でも引きずるほどではないので、寝巻きにはちょうどいいかもしれない。
私はプチプチっとボタンを留めていき……上三つは留めずに開けたまま、
「いいよ~」
とグラジオスに振り向いていいと伝えた。
「何をして……」
「んふふ~、これぞ裸ワイシャツ~。どう、萌えた? 可愛い? 欲情した?」
腰と頭の後ろに手をやって、ちょっとグラビアアイドルがやるようなポーズをとってみる。
胸元の隙間からはちらちらと素肌が覗き、健康的でカモシカのような私の足がワイシャツから伸びていてるため、ちょっとは誘惑になってるかな~なんて格好だ。
ちなみにきちんとショーツは履いているので完全な裸ではない。
これでグラジオスが食いついたらロリコン確定だから衛兵に危険人物としてつき出そう。なんて思っていたのだけど……。
「……目がマジなんだけど」
ちょっと怖い。
「ぐ、グラジオス~?」
私の呼びかけに返答すらしないグラジオスが一歩、また一歩とロボットのような動きで近づいてくる。
お前はターミネ○ターかって思わず突っ込みそうになって……ってそんな場合じゃないって。ホントのホントに貞操の危機!?
「あ、あのね? お、おちつこ?」
私は慌ててボタンを全て留め、袖をまくり上げて手を出す。
更に足元に落ちている寝巻きを拾い上げて腰から下に巻き付ける。一応これでせくしー()なポイントは潰したはずだ。
「グラジオス~。そ、それ以上近づいたら悲鳴あげるよ?」
というか通報するよ?
やばいよグラジオス、私が言うのもなんだけど病気だよ。
こんな子ども体型に理性が切れるほど欲情しないでよ。
そんな私の必死の説得が効いたのか、グラジオスはピタリと動きを止める。
数秒後、かふーー……としか聞こえない何の作動音だよって突っ込みたくなるようなため息がグラジオスから漏れて……。
「今度からそういう事は結婚してからにしてくれ」
なんて言われてしまった。
結婚したらして欲しいんだ……。
気が向いたらしてあげない事も無いけど。
「えっと、このまま同衾してあげようかなって思ってたけど大丈夫?」
襲わない?
「努力する」
そう言うグラジオスは、拳を握り込んで――。
「きゃっ」
思いきり自分の頬を殴りつけた。
ボコッと、結構痛そうな音が響いたけど大丈夫だろうか。
「え、えっと……そこまでだったらホント、私自分の部屋に……」
「大丈夫だ、寝よう」
ぜんっぜん大丈夫に見えないんだけど。
仕方ない、グラジオスの自制心を信じよ。
今までも何度か一緒に寝てるしね。
とりあえず何かあった時のためにグラジオスを壁側に寝かせた後、ランタンとろうそくを消して私もベッドに潜りこんだ。
一人用のベッドなのでちょっとだけ狭いけれど、無理やりなら入れない事もない。
私達は額がくっつきそうなほど近くに体を寄せ合う。
グラジオスの息が頬に触れる。
胸が高鳴るようなシチュエーションのはずなのに、私は不思議と安らぎを覚えていた。
「えへへ、なんでだろ。安心する」
「……そうだな」
私がこの世界に来てから、よく二人でこうして眠ったからかもしれない。
何にせよ、グラジオスも私と同じ様に感じてくれて居る様で嬉しかった。
しばらく二人で見つめ合う。
グラジオスの青い瞳は水晶の様に綺麗で、じっと見つめていても飽きる事はない。
むしろ永遠にこんな時間が続けばいいのにと願ってやまなかった。
「……ねえ、なんで私の事好きになったの?」
「……なんだ、藪から棒に」
「えっと、実はずっと聞きたかったんだよね。からかったりイタズラしたり引っ張り回したり迷惑かけたりで私を好きになる要素なんてどこにもないよな~って思っててさ」
……ってなにその可哀そうな人を見る様な目。
「それは全部雲母の魅力だろうが」
……やっば。私今絶対変な顔してる。
何そのナチュラルな殺し文句。
グラジオスそんなキザな事言えたの?
もしかして影武者と入れ替わってる?
「……雲母、今失礼な事考えて居るだろう」
うぐっ、なんでバレるの。話題変えなきゃ。
「え、えっとね。私ちびっ娘だしツルペタすっとんとんじゃん」
自分で言うのか……なんてグラジオスが呆れているが、今は無視だ。
「グラジオスってもしかしてそういう趣味の人なのかなってことも考えてたり……。ほら、今も私に目の色変えてたじゃん」
「お前な……俺がお前にどれだけ惚れてるか分かって言ってるのか? 惚れた女が誘惑してきて耐えられるか馬鹿」
「あ、久しぶりの馬鹿」
「俺の話を聞け」
……聞いてるもん。まともに相手してたら恥ずかしくって死にそうになっちゃうだけだもん。
も~、なんでさっきからそういう事平然と言っちゃうかなぁ。
「とにかく俺にそんな趣味はない。雲母以外に欲情しないなんて事はないが、雲母と同じ体型をした雲母じゃない女が目の前に居たとしても絶対に欲情はせん。それについては断言できる」
「そっか、良かった…………じゃない、良くない! それって遠回しに私の体型馬鹿にしてるでしょ!」
「じゃあ子ども体型に欲情するようになればいいのか?」
「それはダメ」
というか欲情も私以外しちゃダメって言いたいけど……それはさすがに難しいってこと知ってるから……。
うぅ、でも言いたい。
「とにかくお前意外に目移りすることは絶対にない。俺にとって最高の女性はお前だけだ」
「き、今日のグラジオス変! なんでそんなに私を口説く様な事言うの!? いつもならこんなに言わないじゃん!」
私に突っ込まれたグラジオスは視線をそらして数秒考えた後、真剣な顔で私を見て、
「さっきので気分が盛り上がってしまったからだろうな。お前が可愛いのが悪い」
またキザな言葉をかけてくる。
グラジオスはもう色々変なスイッチが入っちゃって止まれなくなってるみたいだ。
「だからぁぁぁっ! そーゆー事言うなぁっ!!」
私は怒鳴り付けた後、掛け布団の中に頭を潜りこませる。
もうこれで変な事は言われないはず。
なんて考えていたら、頭の上からグラジオスの楽しそうな笑い声が降って来た。
腹立たしかったが、今顔を出したらもっととんでもない事になりそうだったのでそのまま潜航を続ける事にする。
布団の中には私とグラジオスの体温が籠っていて少し熱かったが、我慢できないほどではなかったしこのぬくもりは別に嫌いではない。
私はグラジオスの厚い胸板に額を押し当て、しばらく不貞腐れていた。
ゴソゴソっとグラジオスが身動きをする。
何をするのかと思っていたら、グラジオスの大きな手が降りてきて私の頭を撫で始めた。
悪い気分はしなかったのでそのまま素直に撫でられたままで居る。
「……雲母が甘えてくる時は、大概何か辛い事を我慢しているんだよな」
私は何も言わない。返さない。
でもグラジオスはそれが返事だとでも言うかのように続ける。
「俺にはこうして一緒に居る事しかできないが……」
それがいいんだよ。居て欲しいときに居てくれるのが。
私は心の中でそう言うと、グラジオスに縋りつき……ちょっとためらってからグラジオスの襟首を引っ張る。
「なんだ?」
私に引っ張られた事でグラジオスが布団の中に潜り込んでくる。
「これだけね」
大好きなその人の唇に、私は口づけを落としたのだった。
この世界における寝巻きは、簡単に言うなら薄布で出来たバスローブって感じだ。
だから多少大きかろうと結んでしまえば問題ないと思っていたのだが……。
妊娠五カ月よ~ってくらい、お腹の部分に布が集まり動きにくいわ寝にくいわでちょっとダメだ。
自分の部屋に取りに行くのもめんどくさいし……。
そう思って顔を上げると、グラジオスの背中が見えた。
私がまだいいよって言ってないので律儀にこちらを向いていないらしい。
「あ」
ふと、グラジオスが脱ぎ捨てたシャツが目に入った。
形的にはワイシャツみたいなちょっと固めのシャツなのだが、材質が違うのか地球のものよりだいぶ柔らかそうである。
実は海外ドラマみたいでちょっとやってみたいなって思ってたんだよね。
「借りるね~」
グラジオスの大きすぎる寝巻きを引きずりながら移動して目的のブツをゲットする。
何に使うつもりだ、なんてグラジオスの言葉は無視し、さっそくワイシャツを着こんでみた。
相変わらず大きくて、袖は萌え袖になるし裾は膝辺りまで来るし肩幅もだいぶ違ってぶかぶかだ。でも引きずるほどではないので、寝巻きにはちょうどいいかもしれない。
私はプチプチっとボタンを留めていき……上三つは留めずに開けたまま、
「いいよ~」
とグラジオスに振り向いていいと伝えた。
「何をして……」
「んふふ~、これぞ裸ワイシャツ~。どう、萌えた? 可愛い? 欲情した?」
腰と頭の後ろに手をやって、ちょっとグラビアアイドルがやるようなポーズをとってみる。
胸元の隙間からはちらちらと素肌が覗き、健康的でカモシカのような私の足がワイシャツから伸びていてるため、ちょっとは誘惑になってるかな~なんて格好だ。
ちなみにきちんとショーツは履いているので完全な裸ではない。
これでグラジオスが食いついたらロリコン確定だから衛兵に危険人物としてつき出そう。なんて思っていたのだけど……。
「……目がマジなんだけど」
ちょっと怖い。
「ぐ、グラジオス~?」
私の呼びかけに返答すらしないグラジオスが一歩、また一歩とロボットのような動きで近づいてくる。
お前はターミネ○ターかって思わず突っ込みそうになって……ってそんな場合じゃないって。ホントのホントに貞操の危機!?
「あ、あのね? お、おちつこ?」
私は慌ててボタンを全て留め、袖をまくり上げて手を出す。
更に足元に落ちている寝巻きを拾い上げて腰から下に巻き付ける。一応これでせくしー()なポイントは潰したはずだ。
「グラジオス~。そ、それ以上近づいたら悲鳴あげるよ?」
というか通報するよ?
やばいよグラジオス、私が言うのもなんだけど病気だよ。
こんな子ども体型に理性が切れるほど欲情しないでよ。
そんな私の必死の説得が効いたのか、グラジオスはピタリと動きを止める。
数秒後、かふーー……としか聞こえない何の作動音だよって突っ込みたくなるようなため息がグラジオスから漏れて……。
「今度からそういう事は結婚してからにしてくれ」
なんて言われてしまった。
結婚したらして欲しいんだ……。
気が向いたらしてあげない事も無いけど。
「えっと、このまま同衾してあげようかなって思ってたけど大丈夫?」
襲わない?
「努力する」
そう言うグラジオスは、拳を握り込んで――。
「きゃっ」
思いきり自分の頬を殴りつけた。
ボコッと、結構痛そうな音が響いたけど大丈夫だろうか。
「え、えっと……そこまでだったらホント、私自分の部屋に……」
「大丈夫だ、寝よう」
ぜんっぜん大丈夫に見えないんだけど。
仕方ない、グラジオスの自制心を信じよ。
今までも何度か一緒に寝てるしね。
とりあえず何かあった時のためにグラジオスを壁側に寝かせた後、ランタンとろうそくを消して私もベッドに潜りこんだ。
一人用のベッドなのでちょっとだけ狭いけれど、無理やりなら入れない事もない。
私達は額がくっつきそうなほど近くに体を寄せ合う。
グラジオスの息が頬に触れる。
胸が高鳴るようなシチュエーションのはずなのに、私は不思議と安らぎを覚えていた。
「えへへ、なんでだろ。安心する」
「……そうだな」
私がこの世界に来てから、よく二人でこうして眠ったからかもしれない。
何にせよ、グラジオスも私と同じ様に感じてくれて居る様で嬉しかった。
しばらく二人で見つめ合う。
グラジオスの青い瞳は水晶の様に綺麗で、じっと見つめていても飽きる事はない。
むしろ永遠にこんな時間が続けばいいのにと願ってやまなかった。
「……ねえ、なんで私の事好きになったの?」
「……なんだ、藪から棒に」
「えっと、実はずっと聞きたかったんだよね。からかったりイタズラしたり引っ張り回したり迷惑かけたりで私を好きになる要素なんてどこにもないよな~って思っててさ」
……ってなにその可哀そうな人を見る様な目。
「それは全部雲母の魅力だろうが」
……やっば。私今絶対変な顔してる。
何そのナチュラルな殺し文句。
グラジオスそんなキザな事言えたの?
もしかして影武者と入れ替わってる?
「……雲母、今失礼な事考えて居るだろう」
うぐっ、なんでバレるの。話題変えなきゃ。
「え、えっとね。私ちびっ娘だしツルペタすっとんとんじゃん」
自分で言うのか……なんてグラジオスが呆れているが、今は無視だ。
「グラジオスってもしかしてそういう趣味の人なのかなってことも考えてたり……。ほら、今も私に目の色変えてたじゃん」
「お前な……俺がお前にどれだけ惚れてるか分かって言ってるのか? 惚れた女が誘惑してきて耐えられるか馬鹿」
「あ、久しぶりの馬鹿」
「俺の話を聞け」
……聞いてるもん。まともに相手してたら恥ずかしくって死にそうになっちゃうだけだもん。
も~、なんでさっきからそういう事平然と言っちゃうかなぁ。
「とにかく俺にそんな趣味はない。雲母以外に欲情しないなんて事はないが、雲母と同じ体型をした雲母じゃない女が目の前に居たとしても絶対に欲情はせん。それについては断言できる」
「そっか、良かった…………じゃない、良くない! それって遠回しに私の体型馬鹿にしてるでしょ!」
「じゃあ子ども体型に欲情するようになればいいのか?」
「それはダメ」
というか欲情も私以外しちゃダメって言いたいけど……それはさすがに難しいってこと知ってるから……。
うぅ、でも言いたい。
「とにかくお前意外に目移りすることは絶対にない。俺にとって最高の女性はお前だけだ」
「き、今日のグラジオス変! なんでそんなに私を口説く様な事言うの!? いつもならこんなに言わないじゃん!」
私に突っ込まれたグラジオスは視線をそらして数秒考えた後、真剣な顔で私を見て、
「さっきので気分が盛り上がってしまったからだろうな。お前が可愛いのが悪い」
またキザな言葉をかけてくる。
グラジオスはもう色々変なスイッチが入っちゃって止まれなくなってるみたいだ。
「だからぁぁぁっ! そーゆー事言うなぁっ!!」
私は怒鳴り付けた後、掛け布団の中に頭を潜りこませる。
もうこれで変な事は言われないはず。
なんて考えていたら、頭の上からグラジオスの楽しそうな笑い声が降って来た。
腹立たしかったが、今顔を出したらもっととんでもない事になりそうだったのでそのまま潜航を続ける事にする。
布団の中には私とグラジオスの体温が籠っていて少し熱かったが、我慢できないほどではなかったしこのぬくもりは別に嫌いではない。
私はグラジオスの厚い胸板に額を押し当て、しばらく不貞腐れていた。
ゴソゴソっとグラジオスが身動きをする。
何をするのかと思っていたら、グラジオスの大きな手が降りてきて私の頭を撫で始めた。
悪い気分はしなかったのでそのまま素直に撫でられたままで居る。
「……雲母が甘えてくる時は、大概何か辛い事を我慢しているんだよな」
私は何も言わない。返さない。
でもグラジオスはそれが返事だとでも言うかのように続ける。
「俺にはこうして一緒に居る事しかできないが……」
それがいいんだよ。居て欲しいときに居てくれるのが。
私は心の中でそう言うと、グラジオスに縋りつき……ちょっとためらってからグラジオスの襟首を引っ張る。
「なんだ?」
私に引っ張られた事でグラジオスが布団の中に潜り込んでくる。
「これだけね」
大好きなその人の唇に、私は口づけを落としたのだった。
0
あなたにおすすめの小説
魔法師団長の家政婦辞めたら溺愛されました
iru
恋愛
小説家になろうですでに完結済みの作品です。よければお気に入りブックマークなどお願いします。
両親と旅をしている途中、魔物に襲われているところを、魔法師団に助けられたティナ。
両親は亡くなってしまったが、両親が命をかけて守ってくれた自分の命を無駄にせず強く生きていこうと決めた。
しかし、肉親も家もないティナが途方に暮れていると、魔物から助けてくれ、怪我の入院まで面倒を見てくれた魔法師団の団長レオニスから彼の家政婦として住み込みで働かないと誘われた。
魔物から助けられた時から、ひどく憧れていたレオニスの誘いを、ティナはありがたく受ける事にした。
自分はただの家政婦だと強く言い聞かせて、日に日に膨らむ恋心を抑え込むティナだった。
一方、レオニスもティナにどんどん惹かれていっていた。
初めはなくなった妹のようで放っては置けないと家政婦として雇ったが、その健気な様子に強く惹かれていった。
恋人になりたいが、年上で雇い主。
もしティナも同じ気持ちでないなら仕事まで奪ってしまうのではないか。
そんな思いで一歩踏み出せないレオニスだった。
そんな中ある噂から、ティナはレオニスの家政婦を辞めて家を出る決意をする。
レオニスは思いを伝えてティナを引き止めることができるのか?
両片思いのすれ違いのお話です。
転生したので推し活をしていたら、推しに溺愛されました。
ラム猫
恋愛
異世界に転生した|天音《あまね》ことアメリーは、ある日、この世界が前世で熱狂的に遊んでいた乙女ゲームの世界であることに気が付く。
『煌めく騎士と甘い夜』の攻略対象の一人、騎士団長シオン・アルカス。アメリーは、彼の大ファンだった。彼女は喜びで飛び上がり、推し活と称してこっそりと彼に贈り物をするようになる。
しかしその行為は推しの目につき、彼に興味と執着を抱かれるようになったのだった。正体がばれてからは、あろうことか美しい彼の側でお世話係のような役割を担うことになる。
彼女は推しのためならばと奮闘するが、なぜか彼は彼女に甘い言葉を囁いてくるようになり……。
※この作品は、『小説家になろう』様『カクヨム』様にも投稿しています。
3歳で捨てられた件
玲羅
恋愛
前世の記憶を持つ者が1000人に1人は居る時代。
それゆえに変わった子供扱いをされ、疎まれて捨てられた少女、キャプシーヌ。拾ったのは宰相を務めるフェルナー侯爵。
キャプシーヌの運命が再度変わったのは貴族学院入学後だった。
【完結】身分を隠して恋文相談屋をしていたら、子犬系騎士様が毎日通ってくるんですが?
エス
恋愛
前世で日本の文房具好き書店員だった記憶を持つ伯爵令嬢ミリアンヌは、父との約束で、絶対に身分を明かさないことを条件に、変装してオリジナル文具を扱うお店《ことのは堂》を開店することに。
文具の販売はもちろん、手紙の代筆や添削を通して、ささやかながら誰かの想いを届ける手助けをしていた。
そんなある日、イケメン騎士レイが突然来店し、ミリアンヌにいきなり愛の告白!? 聞けば、以前ミリアンヌが代筆したラブレターに感動し、本当の筆者である彼女を探して、告白しに来たのだとか。
もちろんキッパリ断りましたが、それ以来、彼は毎日ミリアンヌ宛ての恋文を抱えてやって来るようになりまして。
「あなた宛の恋文の、添削お願いします!」
......って言われましても、ねぇ?
レイの一途なアプローチに振り回されつつも、大好きな文房具に囲まれ、店主としての仕事を楽しむ日々。
お客様の相談にのったり、前世の知識を活かして、この世界にはない文房具を開発したり。
気づけば店は、騎士達から、果ては王城の使者までが買いに来る人気店に。お願いだから、身バレだけは勘弁してほしい!!
しかしついに、ミリアンヌの正体を知る者が、店にやって来て......!?
恋文から始まる、秘密だらけの恋とお仕事。果たしてその結末は!?
※ほかサイトで投稿していたものを、少し修正して投稿しています。
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
仕事繁忙期の為、2月中旬まで更新を週一に致します。
カクヨム(吉野 ひな)様にも投稿しています。
ネグレクトされていた四歳の末娘は、前世の経理知識で実家の横領を見抜き追放されました。これからはもふもふ聖獣と美食巡りの旅に出ます。
旅する書斎(☆ほしい)
ファンタジー
アークライト子爵家の四歳の末娘リリアは、家族から存在しないものとして扱われていた。食事は厨房の残飯、衣服は兄姉のお下がりを更に継ぎ接ぎしたもの。冷たい床で眠る日々の中、彼女は高熱を出したことをきっかけに前世の記憶を取り戻す。
前世の彼女は、ブラック企業で過労死した経理担当のOLだった。
ある日、父の書斎に忍び込んだリリアは、ずさんな管理の家計簿を発見する。前世の知識でそれを読み解くと、父による悪質な横領と、家の財産がすでに破綻寸前であることが判明した。
「この家は、もうすぐ潰れます」
家族会議の場で、リリアはたった四歳とは思えぬ明瞭な口調で破産の事実を突きつける。激昂した父に「疫病神め!」と罵られ家を追い出されたリリアだったが、それは彼女の望むところだった。
手切れ金代わりの銅貨数枚を握りしめ、自由を手に入れたリリア。これからは誰にも縛られず、前世で夢見た美味しいものをたくさん食べる生活を目指す。
【完結】うっかり異世界召喚されましたが騎士様が過保護すぎます!
雨宮羽那
恋愛
いきなり神子様と呼ばれるようになってしまった女子高生×過保護気味な騎士のラブストーリー。
◇◇◇◇
私、立花葵(たちばなあおい)は普通の高校二年生。
元気よく始業式に向かっていたはずなのに、うっかり神様とぶつかってしまったらしく、異世界へ飛ばされてしまいました!
気がつくと神殿にいた私を『神子様』と呼んで出迎えてくれたのは、爽やかなイケメン騎士様!?
元の世界に戻れるまで騎士様が守ってくれることになったけど……。この騎士様、過保護すぎます!
だけどこの騎士様、何やら秘密があるようで――。
◇◇◇◇
※過去に同名タイトルで途中まで連載していましたが、連載再開にあたり設定に大幅変更があったため、加筆どころか書き直してます。
※アルファポリス先行公開。
※表紙はAIにより作成したものです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる