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第124話 物事に分かりやすい理由などない
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あれから敵軍はまともに戦う事もせず退いていった。彼らの目的は恐らく示威行為。
地球の歴史上はこうした行為の方が多く、実際にぶつかり合う事の方が稀だったというが、すでにぶつかっている途中でこういう事が起こるのは稀だろう。
オーギュスト伯爵の推測によれば、傭兵として雇い入れた各貴族たちがあまり兵士を傷つけたくなかったからではないかとの事だった。
執務室代わりの私室で、グラジオスの怒鳴り声が響く。
「くそっ、何が傭兵だ! 明らかに侵略行為だ、これは!」
グラジオスが苛立たしそうに拳を机に叩きつける。どうやら密使の持って帰って来た返事があまり芳しいものではなかったらしい。
私はそっと傍によると、震えているグラジオスの手に私の手を重ねる。
「落ち着いて、グラジオス。ね?」
「雲母……」
グラジオスが首だけ動かして私を見る。
その瞳はとても辛そうで、思わず胸が締め付けられるような気がした。
私の事、死んでいく兵士達の事。色んな責任が、恨みが、様々な苦痛がグラジオス一人の肩にのしかかっているのだ。
少しでいいから代わってあげたい。でもそれは無理だ。
私はグラジオスにはなれないのだから。
「大丈夫、大丈夫だよ」
根拠のない言葉を何度も呪文のように囁く。そんな事だけしか出来ない無力な私に嫌気がさしてしまうが、私がそんな事を言ってしまえばグラジオスが本当につぶれてしまうだろう。空元気であっても安らぎになってあげたかった。
「雲母、ありがとう」
グラジオスの瞳には少しだけ落ち着きが戻ってきていた。
「ううん、どういたしまして」
グラジオスが少し顔を傾ける。きっとキスして欲しいのだろう。
本当に調子がいいんだから。
心の中で悪態をついてみても悪い気はしなかった。
私は少し首を伸ばしてついばむ様なキスをする。ちゅっという艶めかしい音が響き、何とも言えない気恥しさが増す。
婚約してから何度もこういう触れ合いをしたが、何度やっても飽きる事は無かい。
むしろ、もっとしたい、もっともっと触れ合いたい、そんな想いが強くなっていた。
「陛下」
居心地の悪そうな咳払いによって私達は現実に引き戻されてしまう。
机の前にはオーギュスト伯爵が難しい顔をして立っていた。
……ごめんなさい、お義父さん。
「とにかく、国としての対処は期待できない事が予想される返事だ。傭兵家業をして小遣いを稼ぐ貴族を罰することは出来ない、という事だな。どれだけの小遣いを積まれたのか……」
「その事に関してですが、探りを入れさせましたところ帝国と不可侵条約を結べるのではないかという噂が立っておりました。恐らくはわが国を生贄に差し出せば攻めないとでも言われているのでしょう」
ガイザル帝国は北方に位置する帝国であるため、土地が痩せていて食料も満足に手に入らない。そのため肥沃な大地を求めて頻繁に南方への進出しようとしていて、それが国是となっている。今回アルザルド王国を属国にすることが出来ればその悲願が叶うと言ってもいいだろう。
そうなればもう戦争はしなくてもいい、だから周辺国は侵略しないという寸法だ。そう上手くいくのかは分からないが、周辺国はそれで納得したのだろう。
私達を助けないのがその証左だ。
この世界は正義で成り立っているわけではないと分かっているが、何とも歯がゆいものである。
「ならば余計、負けるわけにはいかないな……」
もし負けてしまえば、アルザルド王国はガイザル帝国の為に食料を作り続けるか、肥沃な大地を奪われて極寒の地で働かされるという過酷な未来が待つだろう。そんな未来は絶対に受け入れるわけにはいかなかった。
「もう、私だけの問題じゃないんだね……」
この戦争が始まった当初なら、私が投降するだけで終わったかもしれない。
ルドルフさまは私だけが欲しくてこの戦争を始めたのだから。
しかし今は違う。名分であった、南の土地を手に入れなければおさまりが付かない状況にまでなってしまった。
そこまで大きな被害を帝国に与えてしまったのだ。
「ああ、この戦争で人が死に過ぎた。雲母だけを奪って撤退などすれば、反乱が起きかねないだろう」
こちらの死者はまだ千人とちょっとだが、ガイザル帝国はその十倍以上は死んでいる。
なんの手柄もなく戻ればルドルフさまは間違いなく失墜することだろう。
「唯一終わらせられる手段は……」
「カシミールの殺害、か」
オーギュスト伯爵の言葉をグラジオスが継ぐ。
カシミールこそが内戦と帝国が言い張る根拠である。それを無くしてしまえば帝国の侵略でしかないので、全ての連合王国が条約に従って参戦してくれる。
そうなれば補給線の伸び切った帝国軍は一気に瓦解するだろうが……。
「それが分かっててもどうしようもないんだよねぇ……」
カシミールは基本、軍の奥底に引っ込んでいて戦場に出てこない。故に戦場で倒すことなど不可能だろう。
暗殺などの方法も考えられるが、戦場に出てこず警戒している相手を暗殺するなど相当難しいのではないだろうか。
「この前、俺がもっと早くに命令を下していれば……」
「それは難しいでしょうな。あれだけの距離、しかも山から不規則に風が吹き下ろしてきますからな。狙って射殺すなど神業の腕前があっても不可能でしょう」
グラジオスが捕まった時に逃がさず処刑していれば。
私がルドルフさまに期待を持たせるような行動をしていなければ。
あの時ああしていれば、などと言い出したらきりがないのだ。私達は今を生きるしかないのだから。
「これからどうすればいいか。そこを考えよ」
「……そうだな」
私達はそうして思考を切り替えたのだが……その後もあまり建設的な考えが生まれる事は無かった。
それからの帝国は明らかに戦い方が変わった。
まず夜中に警鐘が鳴り響くことが多くなった。
これは弓に対する防衛のためだろう。夜中であれば無駄射ちも増える。
戦闘回数も格段に増えた。一日に四度五度の戦闘が起こるのは当たり前。酷い時には撤退したと思った瞬間に違う部隊が攻め寄せてくるということまであった。
一回一回の戦闘で攻めて来る人数は少なく、積極的に攻めるというよりは守りを固め、出来る限り被害を抑えてこちらの消耗を誘う作戦に出た様に見える。
私達は一度も負けなかったが、少しずつ少しずつ、物資が、体力が、精神がすり減っていった。
始まった当初は三か月耐え抜けば終わると言われていた戦争が、二カ月過ぎたところで出口の見えない蟻地獄へと変化してしまった様だ。
それでも私達に、戦う以外の選択肢は残されていなかった。
地球の歴史上はこうした行為の方が多く、実際にぶつかり合う事の方が稀だったというが、すでにぶつかっている途中でこういう事が起こるのは稀だろう。
オーギュスト伯爵の推測によれば、傭兵として雇い入れた各貴族たちがあまり兵士を傷つけたくなかったからではないかとの事だった。
執務室代わりの私室で、グラジオスの怒鳴り声が響く。
「くそっ、何が傭兵だ! 明らかに侵略行為だ、これは!」
グラジオスが苛立たしそうに拳を机に叩きつける。どうやら密使の持って帰って来た返事があまり芳しいものではなかったらしい。
私はそっと傍によると、震えているグラジオスの手に私の手を重ねる。
「落ち着いて、グラジオス。ね?」
「雲母……」
グラジオスが首だけ動かして私を見る。
その瞳はとても辛そうで、思わず胸が締め付けられるような気がした。
私の事、死んでいく兵士達の事。色んな責任が、恨みが、様々な苦痛がグラジオス一人の肩にのしかかっているのだ。
少しでいいから代わってあげたい。でもそれは無理だ。
私はグラジオスにはなれないのだから。
「大丈夫、大丈夫だよ」
根拠のない言葉を何度も呪文のように囁く。そんな事だけしか出来ない無力な私に嫌気がさしてしまうが、私がそんな事を言ってしまえばグラジオスが本当につぶれてしまうだろう。空元気であっても安らぎになってあげたかった。
「雲母、ありがとう」
グラジオスの瞳には少しだけ落ち着きが戻ってきていた。
「ううん、どういたしまして」
グラジオスが少し顔を傾ける。きっとキスして欲しいのだろう。
本当に調子がいいんだから。
心の中で悪態をついてみても悪い気はしなかった。
私は少し首を伸ばしてついばむ様なキスをする。ちゅっという艶めかしい音が響き、何とも言えない気恥しさが増す。
婚約してから何度もこういう触れ合いをしたが、何度やっても飽きる事は無かい。
むしろ、もっとしたい、もっともっと触れ合いたい、そんな想いが強くなっていた。
「陛下」
居心地の悪そうな咳払いによって私達は現実に引き戻されてしまう。
机の前にはオーギュスト伯爵が難しい顔をして立っていた。
……ごめんなさい、お義父さん。
「とにかく、国としての対処は期待できない事が予想される返事だ。傭兵家業をして小遣いを稼ぐ貴族を罰することは出来ない、という事だな。どれだけの小遣いを積まれたのか……」
「その事に関してですが、探りを入れさせましたところ帝国と不可侵条約を結べるのではないかという噂が立っておりました。恐らくはわが国を生贄に差し出せば攻めないとでも言われているのでしょう」
ガイザル帝国は北方に位置する帝国であるため、土地が痩せていて食料も満足に手に入らない。そのため肥沃な大地を求めて頻繁に南方への進出しようとしていて、それが国是となっている。今回アルザルド王国を属国にすることが出来ればその悲願が叶うと言ってもいいだろう。
そうなればもう戦争はしなくてもいい、だから周辺国は侵略しないという寸法だ。そう上手くいくのかは分からないが、周辺国はそれで納得したのだろう。
私達を助けないのがその証左だ。
この世界は正義で成り立っているわけではないと分かっているが、何とも歯がゆいものである。
「ならば余計、負けるわけにはいかないな……」
もし負けてしまえば、アルザルド王国はガイザル帝国の為に食料を作り続けるか、肥沃な大地を奪われて極寒の地で働かされるという過酷な未来が待つだろう。そんな未来は絶対に受け入れるわけにはいかなかった。
「もう、私だけの問題じゃないんだね……」
この戦争が始まった当初なら、私が投降するだけで終わったかもしれない。
ルドルフさまは私だけが欲しくてこの戦争を始めたのだから。
しかし今は違う。名分であった、南の土地を手に入れなければおさまりが付かない状況にまでなってしまった。
そこまで大きな被害を帝国に与えてしまったのだ。
「ああ、この戦争で人が死に過ぎた。雲母だけを奪って撤退などすれば、反乱が起きかねないだろう」
こちらの死者はまだ千人とちょっとだが、ガイザル帝国はその十倍以上は死んでいる。
なんの手柄もなく戻ればルドルフさまは間違いなく失墜することだろう。
「唯一終わらせられる手段は……」
「カシミールの殺害、か」
オーギュスト伯爵の言葉をグラジオスが継ぐ。
カシミールこそが内戦と帝国が言い張る根拠である。それを無くしてしまえば帝国の侵略でしかないので、全ての連合王国が条約に従って参戦してくれる。
そうなれば補給線の伸び切った帝国軍は一気に瓦解するだろうが……。
「それが分かっててもどうしようもないんだよねぇ……」
カシミールは基本、軍の奥底に引っ込んでいて戦場に出てこない。故に戦場で倒すことなど不可能だろう。
暗殺などの方法も考えられるが、戦場に出てこず警戒している相手を暗殺するなど相当難しいのではないだろうか。
「この前、俺がもっと早くに命令を下していれば……」
「それは難しいでしょうな。あれだけの距離、しかも山から不規則に風が吹き下ろしてきますからな。狙って射殺すなど神業の腕前があっても不可能でしょう」
グラジオスが捕まった時に逃がさず処刑していれば。
私がルドルフさまに期待を持たせるような行動をしていなければ。
あの時ああしていれば、などと言い出したらきりがないのだ。私達は今を生きるしかないのだから。
「これからどうすればいいか。そこを考えよ」
「……そうだな」
私達はそうして思考を切り替えたのだが……その後もあまり建設的な考えが生まれる事は無かった。
それからの帝国は明らかに戦い方が変わった。
まず夜中に警鐘が鳴り響くことが多くなった。
これは弓に対する防衛のためだろう。夜中であれば無駄射ちも増える。
戦闘回数も格段に増えた。一日に四度五度の戦闘が起こるのは当たり前。酷い時には撤退したと思った瞬間に違う部隊が攻め寄せてくるということまであった。
一回一回の戦闘で攻めて来る人数は少なく、積極的に攻めるというよりは守りを固め、出来る限り被害を抑えてこちらの消耗を誘う作戦に出た様に見える。
私達は一度も負けなかったが、少しずつ少しずつ、物資が、体力が、精神がすり減っていった。
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