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1日目
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一瞬眩暈を感じた後、目の前に映ったのはゲーム画面だった。画面上部には「バトルモード」の文字が表示されている。
左上には、大きく「プレイヤーランク」があり、緑の丸の中には「1」の文字があった。
名前: アキラ
ステータス
HP 8/10
MP 1/1
Exp 1
ステータス: 正常
画面の下部には、「ミッション」「ストーリー」「倉庫」「ギフト」「ガチャ」といった項目が並んでいる。
他にも項目があるようだが、ブラックアウトしていて文字が見えない。
アキラは画面を左から順番に押そうとしたが、その前に新たなメッセージが現れた。
「まず、ギフトを受け取りましょう」
彼は少し考えた後、ゲーム世界に誘ってくれたナビゲーターを呼び出すことにした。「ナビゲーターさん、ナビゲーターさん、どこですか?」返事がない。
「ナビゲーターさーん!」としつこく声をかける。
「やっと、ひと仕事終えたので、休憩してました」といつもの彼女の声を聞いて安心した。
「いやいや、これからでしょ!」
「それは、貴方です。頑張って。まず、チュートリアル指示通りに」彼女は気まずさを隠れていたが、アキラは気にしない様子で彼女は胸を撫で下ろした。嫌われたくないのだ。
「わかったよ」とアキラはチュートリアルに従ってギフトを受け取ることにした。
初回ログインボーナス
1500ジェム
初心者ガチャチケット 1枚
初心者応援キット その1 1セット
次に、倉庫をクリックするように指示があった。初心者応援キットが倉庫の中で展開され、表示された。中身は以下の通りだ。
パン3つ、干し肉 3つ、水筒(水入)1つ、ナイフ1本、敷布小1つ、タオル 1つ
「飯とか飲み物まで支給されるなんて、親切設計だな、ナビゲーターさん!」
「はい。でも最初の方だけですから。倉庫にあるもので、必要な物は取り出してくださいね」
「そろそろ、名前くらい教えてくださいよ」
「名前ですか?尋ねてくれて嬉しいです。じゃあ、選んでください」
アクア・ラピス
エリス
碧
「どれも聞いたことある名前だね」
「他の候補も出しますか?ゲームではよくある名前ですからね。どれにしますか?」
「うーん。じゃあ、ラピちゃんで」
「承りました。ラピスで登録します」と彼女は少し残念そうに答えた。
「それでさ、ガチャは?」
「すいません。まだ引けません。引けるようになったらお教えします」
「何すればいいの?」
「何があっても生き抜いてください!」その声で、アキラはなぜか勇気をもらい、お腹から声を出して返事をする。
「わかったよ!」
アキラは水筒から水を一口だけ飲んで気持ちを落ち着けた。そして、服のベルトにナイフを差し込み、それ以外の装備を小さなリュックに詰め込んだ。
初心者冒険者風の服装で、ナイフを腰に差し、リュックを背負って準備を整えた。彼は少しでも身軽になるよう心がけた。
「10匹魔物を倒してみましょう!」とチュートリアルが告げる。
※プレイ開始14日間は、魔物や他からの攻撃はありません。但し、こちらから攻撃を仕掛けると、その敵との戦闘が解除されます。残り14日。
「保護時間みたいなのがあるのか」
「はい。今のうちに強くなりましょう!」とラピスが答える。
野原を見渡すと、数匹のスライムが姿を現していた。アキラは慎重に動きを観察し始めた。小さいスライムは動きが素早く、捕まえるのが難しそうだ。
一方、大きいスライムは危険を伴うため、アキラは避けることにした。彼は中くらいの大きさで緩慢な動きをするスライムに目をつけた。
死角から近づき、ナイフを手に構える。そのスライムに忍び寄り、ナイフを一振り。スライムは難なく蒸発した。隣のスライムにも同じ手法を用いて攻撃する。
連続で2匹のスライムを倒した彼の姿は、さっきの軽薄な話し方とは違い、冷静かつ効率的な戦い方を見せていた。
近くに倒すのに適したスライムが見当たらなかったので、野原の中を移動する。
野原といっても、草が身長ほど生い茂る場所や、足元がぬかるんでいたり、急勾配の坂になっている場所もあり、移動も簡単ではなかった。なんとか、スライムを5匹倒した。
「ラピちゃん、ラピちゃん。どう? かっこいい? 簡単だね!」
「そうですね。かっこいいですよ」と苦笑しながらアドバイスをしてくる。
「スライムを突いただけですが、確実で良いです。初めは、こまめに休憩を取りましょう。
時間と共にHPも減っていきますから。今後、敵が強くなっていくから、慢心せず気をつけてくださいね」
「そうだね、命大事に!」
アキラとしては、スライムを追ってがむしゃらに野原を右に左に走り回ったり、攻撃を受けないように必要以上に気を使ったり、実はわりと必死だった。軽口を叩いたが、実際にはかなり疲れていた。
休むことを勧められたので、彼はリュックから敷布を取り出し、その場で安心して休憩をとる。ついでに少し腹が減ったので、パンを半分にちぎって口に放り込む。
「食えば体力回復できるのか?」
「もちろんです。全開まではいかないので気をつけて」
彼の周りは静寂に包まれ、風がさわやかに吹き抜ける。その静かさの中で、少し充実した気分になった。
初夏のような日差しの中で、汗が引いていくのを感じた。
休憩をして、スライム討伐を再開。なかなかスライムを見つけられず、夕方になってやっと、ノルマの10匹に到達した。
スライムを2匹倒しました。
経験値 2p獲得しました。
金 10ゴールド獲得しました。
アキラがレベル2になりました。
アキラ
レベル2
HP 14/14
MP 3/3
Exp 10/25
保護時間 14日
ミッションを達成しました。ミッションコマンドを確認して、報酬を受け取りましょう、とチュートリアルが告げる。
デイリーミッション(初心者用)
1.ログイン 50ジェム ◯
2.魔物を10匹倒す パン×3、干し肉×3 ◯
3.未踏エリアを開放する、または10,000歩移動する 薬草×2、毒消し草×1 ◯
4.デイリーミッションを全て達成 100ジェム
他にもウィークリーミッションや特別ミッションがあるが、開放されていない。
アキラは、昼間に食べたパンの残り半分と干し肉をかじり、水で流し込んだ。
満腹になり、眠気が差してきたので、少し横になろうと野原の真ん中に敷布を広げ、両手両足を伸ばして寝転んだ。
よほど疲れていたのか、そのまま翌朝まで一度も目を覚ますことなく爆睡した。
野原にはスライムが飛び跳ねていたが、彼を傷つけることはなかった。
※※
ラピスは、彼が寝入るのを眺めながら、アキラとの会話を思い返していた。
本当は教えたいこと、知ってほしいこと、思い出してほしいことが山ほどある。
しかし、話した結果がどうなるか分からない以上、情報の出し方には慎重さが求められる。
「相変わらず豪胆なんだから」とクスッと笑い、翌日に渡す初心者応援キットその2の作成を始めた。
パーツは過去に作成してあるので、彼が欲しいと思うものを選んでパッケージ化するだけの簡単な作業だ。
アクティブポイントを消化して設定を終えると、PCの画面はつけたまま、部屋の電気を消して彼女もベッドに横になった。
左上には、大きく「プレイヤーランク」があり、緑の丸の中には「1」の文字があった。
名前: アキラ
ステータス
HP 8/10
MP 1/1
Exp 1
ステータス: 正常
画面の下部には、「ミッション」「ストーリー」「倉庫」「ギフト」「ガチャ」といった項目が並んでいる。
他にも項目があるようだが、ブラックアウトしていて文字が見えない。
アキラは画面を左から順番に押そうとしたが、その前に新たなメッセージが現れた。
「まず、ギフトを受け取りましょう」
彼は少し考えた後、ゲーム世界に誘ってくれたナビゲーターを呼び出すことにした。「ナビゲーターさん、ナビゲーターさん、どこですか?」返事がない。
「ナビゲーターさーん!」としつこく声をかける。
「やっと、ひと仕事終えたので、休憩してました」といつもの彼女の声を聞いて安心した。
「いやいや、これからでしょ!」
「それは、貴方です。頑張って。まず、チュートリアル指示通りに」彼女は気まずさを隠れていたが、アキラは気にしない様子で彼女は胸を撫で下ろした。嫌われたくないのだ。
「わかったよ」とアキラはチュートリアルに従ってギフトを受け取ることにした。
初回ログインボーナス
1500ジェム
初心者ガチャチケット 1枚
初心者応援キット その1 1セット
次に、倉庫をクリックするように指示があった。初心者応援キットが倉庫の中で展開され、表示された。中身は以下の通りだ。
パン3つ、干し肉 3つ、水筒(水入)1つ、ナイフ1本、敷布小1つ、タオル 1つ
「飯とか飲み物まで支給されるなんて、親切設計だな、ナビゲーターさん!」
「はい。でも最初の方だけですから。倉庫にあるもので、必要な物は取り出してくださいね」
「そろそろ、名前くらい教えてくださいよ」
「名前ですか?尋ねてくれて嬉しいです。じゃあ、選んでください」
アクア・ラピス
エリス
碧
「どれも聞いたことある名前だね」
「他の候補も出しますか?ゲームではよくある名前ですからね。どれにしますか?」
「うーん。じゃあ、ラピちゃんで」
「承りました。ラピスで登録します」と彼女は少し残念そうに答えた。
「それでさ、ガチャは?」
「すいません。まだ引けません。引けるようになったらお教えします」
「何すればいいの?」
「何があっても生き抜いてください!」その声で、アキラはなぜか勇気をもらい、お腹から声を出して返事をする。
「わかったよ!」
アキラは水筒から水を一口だけ飲んで気持ちを落ち着けた。そして、服のベルトにナイフを差し込み、それ以外の装備を小さなリュックに詰め込んだ。
初心者冒険者風の服装で、ナイフを腰に差し、リュックを背負って準備を整えた。彼は少しでも身軽になるよう心がけた。
「10匹魔物を倒してみましょう!」とチュートリアルが告げる。
※プレイ開始14日間は、魔物や他からの攻撃はありません。但し、こちらから攻撃を仕掛けると、その敵との戦闘が解除されます。残り14日。
「保護時間みたいなのがあるのか」
「はい。今のうちに強くなりましょう!」とラピスが答える。
野原を見渡すと、数匹のスライムが姿を現していた。アキラは慎重に動きを観察し始めた。小さいスライムは動きが素早く、捕まえるのが難しそうだ。
一方、大きいスライムは危険を伴うため、アキラは避けることにした。彼は中くらいの大きさで緩慢な動きをするスライムに目をつけた。
死角から近づき、ナイフを手に構える。そのスライムに忍び寄り、ナイフを一振り。スライムは難なく蒸発した。隣のスライムにも同じ手法を用いて攻撃する。
連続で2匹のスライムを倒した彼の姿は、さっきの軽薄な話し方とは違い、冷静かつ効率的な戦い方を見せていた。
近くに倒すのに適したスライムが見当たらなかったので、野原の中を移動する。
野原といっても、草が身長ほど生い茂る場所や、足元がぬかるんでいたり、急勾配の坂になっている場所もあり、移動も簡単ではなかった。なんとか、スライムを5匹倒した。
「ラピちゃん、ラピちゃん。どう? かっこいい? 簡単だね!」
「そうですね。かっこいいですよ」と苦笑しながらアドバイスをしてくる。
「スライムを突いただけですが、確実で良いです。初めは、こまめに休憩を取りましょう。
時間と共にHPも減っていきますから。今後、敵が強くなっていくから、慢心せず気をつけてくださいね」
「そうだね、命大事に!」
アキラとしては、スライムを追ってがむしゃらに野原を右に左に走り回ったり、攻撃を受けないように必要以上に気を使ったり、実はわりと必死だった。軽口を叩いたが、実際にはかなり疲れていた。
休むことを勧められたので、彼はリュックから敷布を取り出し、その場で安心して休憩をとる。ついでに少し腹が減ったので、パンを半分にちぎって口に放り込む。
「食えば体力回復できるのか?」
「もちろんです。全開まではいかないので気をつけて」
彼の周りは静寂に包まれ、風がさわやかに吹き抜ける。その静かさの中で、少し充実した気分になった。
初夏のような日差しの中で、汗が引いていくのを感じた。
休憩をして、スライム討伐を再開。なかなかスライムを見つけられず、夕方になってやっと、ノルマの10匹に到達した。
スライムを2匹倒しました。
経験値 2p獲得しました。
金 10ゴールド獲得しました。
アキラがレベル2になりました。
アキラ
レベル2
HP 14/14
MP 3/3
Exp 10/25
保護時間 14日
ミッションを達成しました。ミッションコマンドを確認して、報酬を受け取りましょう、とチュートリアルが告げる。
デイリーミッション(初心者用)
1.ログイン 50ジェム ◯
2.魔物を10匹倒す パン×3、干し肉×3 ◯
3.未踏エリアを開放する、または10,000歩移動する 薬草×2、毒消し草×1 ◯
4.デイリーミッションを全て達成 100ジェム
他にもウィークリーミッションや特別ミッションがあるが、開放されていない。
アキラは、昼間に食べたパンの残り半分と干し肉をかじり、水で流し込んだ。
満腹になり、眠気が差してきたので、少し横になろうと野原の真ん中に敷布を広げ、両手両足を伸ばして寝転んだ。
よほど疲れていたのか、そのまま翌朝まで一度も目を覚ますことなく爆睡した。
野原にはスライムが飛び跳ねていたが、彼を傷つけることはなかった。
※※
ラピスは、彼が寝入るのを眺めながら、アキラとの会話を思い返していた。
本当は教えたいこと、知ってほしいこと、思い出してほしいことが山ほどある。
しかし、話した結果がどうなるか分からない以上、情報の出し方には慎重さが求められる。
「相変わらず豪胆なんだから」とクスッと笑い、翌日に渡す初心者応援キットその2の作成を始めた。
パーツは過去に作成してあるので、彼が欲しいと思うものを選んでパッケージ化するだけの簡単な作業だ。
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