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23.不言の想い
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「それは、彼がなんとかできるということかい?」
マハラジャがミシェルに尋ねる。
「いいえ」
「じゃあ、新たな雨乞いの巫女が?」
「それも違います」
マハラジャは無表情に近いミシェルの顔からは何も読み取れない。
「では・・・?」
「人の力が及ばないところです」
ミシェルの意味深な回答。けれど、マハラジャは巫女にしかわからないことなのだろうと、納得した。
「そっ、それより・・・マハラジャ様っ」
ミシェルが急に顔を真っ赤にして、マハラジャの目を見つめる。
「なんでしょうか?」
「・・・さっきのお言葉・・・・・・」
「エバーガーデニア王国への御土産?」
「そうではなくて・・・」
ミシェルは元の歯切れの悪い少女に戻ってしまった。けれど、前と違うのは青ざめた表情ではなく、頬に赤みがさしていることだ。それを見て、マハラジャはようやく
「あぁ、そういえば言っていなかったかな? 僕がキミを好いて・・・いや、愛していることを」
マハラジャは潤んだ瞳ミシェルを見る。ミシェルはその瞳を見ていると心がどうにかなってしまいそうになったミシェルは思わず目を逸らした。
「あのような時に言われて・・・」
照れながら、恥らいながらも少し拗ねてミシェル。
「すまないことをしたね」
「いえ、謝ることでは・・・」
ミシェルがエバーガーデニア王国からの亡命を頼んだ時のことを人として甘えたとするならば、彼女は初めて女性としてマハラジャに甘えてみた。そうさせたのは、マハラジャが優しいからか、マハラジャの言葉がそうさせたのか、彼女が成長したのか。
ミシェルは口ではもういい、と言ってはいたが、少しムッとして、そして切なそうないつもの顔をしたのを見て、マハラジャはミシェルの両手を握った。
「ミシェル・・・」
それは、国王として雨乞いの巫女としてミシェルを迎え入れた時のような客人を迎え入れる紳士的な態度ではなく、情熱的で力強い手だった。ミシェルは今まで優しかったマハラジャが少強引にしてきたので、怖く感じたけれど、マハラジャの潤んだ瞳が、必死に自分への愛情を抑えているのが分かって、高揚感を感じた。
「僕は、キミを愛しています。結婚していただけますか?」
「はい」
これが、恋。
これが、愛。
これが―――結婚
マハラジャはどうしてミシェルのことを好きになったかは語らなかった。けれど、その想いがジェイドとは全く異なることはミシェルにはわかった。だから、王家から言われたら従うというジェイドの時とは違い、自らの想いに従い、ミシェルはプロポーズを受諾した。
マハラジャがミシェルに尋ねる。
「いいえ」
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「あのような時に言われて・・・」
照れながら、恥らいながらも少し拗ねてミシェル。
「すまないことをしたね」
「いえ、謝ることでは・・・」
ミシェルがエバーガーデニア王国からの亡命を頼んだ時のことを人として甘えたとするならば、彼女は初めて女性としてマハラジャに甘えてみた。そうさせたのは、マハラジャが優しいからか、マハラジャの言葉がそうさせたのか、彼女が成長したのか。
ミシェルは口ではもういい、と言ってはいたが、少しムッとして、そして切なそうないつもの顔をしたのを見て、マハラジャはミシェルの両手を握った。
「ミシェル・・・」
それは、国王として雨乞いの巫女としてミシェルを迎え入れた時のような客人を迎え入れる紳士的な態度ではなく、情熱的で力強い手だった。ミシェルは今まで優しかったマハラジャが少強引にしてきたので、怖く感じたけれど、マハラジャの潤んだ瞳が、必死に自分への愛情を抑えているのが分かって、高揚感を感じた。
「僕は、キミを愛しています。結婚していただけますか?」
「はい」
これが、恋。
これが、愛。
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マハラジャはどうしてミシェルのことを好きになったかは語らなかった。けれど、その想いがジェイドとは全く異なることはミシェルにはわかった。だから、王家から言われたら従うというジェイドの時とは違い、自らの想いに従い、ミシェルはプロポーズを受諾した。
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