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「……あの、セバスチャンさん」
「はい、何でございましょう? ラミリア様」
「部屋を、間違えていませんか?」
通された部屋の扉が開いた瞬間、私は思わず立ちすくんでしまった。
そこは、私の実家のリビングよりも広かったからだ。
高い天井にはフレスコ画。
床にはふかふかのペルシャ絨毯。
窓際には優雅な猫足のテーブルセット。
そして部屋の中央には、大人三人が余裕で寝られそうな天蓋付きのキングサイズベッドが鎮座している。
「いえ、間違いございません。こちらが旦那様がご用意された『とりあえず一番マシな客室』でございます」
「とりあえず!? 一番マシ!?」
これでマシなレベルなら、本気を出したらどうなるのか。
黄金の部屋でも出てくるのだろうか。
「あ、あの! 私は猫のお世話係として雇われた身です。このような豪華なお部屋ではなく、使用人用の個室……いえ、屋根裏部屋で十分なのですが!」
私が訴えると、セバスチャンさんは困ったように眉を下げた。
「滅相もございません。ラミリア様を屋根裏などに住まわせたとあっては、我々使用人一同、旦那様に氷像にされてしまいます。それに……」
「それに?」
「この部屋は、旦那様の寝室の隣でして」
セバスチャンさんが、壁を指差す。
「何かあれば、壁を叩けばすぐに旦那様が駆けつけてくださいます。セキュリティも万全です」
「壁を叩くって……お隣さんに迷惑でしょう!」
公爵様を便利屋のように使うなんて恐れ多い。
しかし、セバスチャンさんは「むしろ叩いてほしいかと……」と小声で呟いている。
どういう意味だろう。
「さあ、お湯の準備が整っております。まずは旅の疲れ(王城から馬車で二十分だけど)を癒してくださいませ」
促されるまま、私はバスルームへと向かった。
そこもまた、ローマの大浴場のような広さだったことは言うまでもない。
***
お風呂上がり。
最高級のシルクのパジャマ(なぜか私のサイズにぴったり)に着替えた私は、ダイニングではなく、部屋のバルコニーに案内された。
「今夜は月が綺麗ですので、こちらでお食事を」
アレクセイ様が待っていた。
夜風に銀髪をなびかせ、ワイングラスを傾ける姿は絵になりすぎている。
ただ、その足元には――。
「にゃあ」
白い毛玉が落ちていた。
いや、落ちていたのではない。
ふてぶてしく寝そべっているのだ。
「あ! 猫ちゃん!」
私が声を上げると、白い毛玉がピクリと耳を動かした。
そして、ゆっくりと顔を上げる。
透き通るようなブルーの瞳。
ふわふわの長い毛並み。
なんて気品のある猫だろう。
「……こいつだ」
アレクセイ様が、少し悔しそうに言った。
「名前はまだない。私が呼んでも無視するくせに、お前の足音には反応したようだ」
「まあ、耳が良いんですね」
私はしゃがみ込み、そっと手を差し出した。
いきなり触るのはマナー違反だ。
まずは匂いを嗅いでもらい、敵意がないことを示さなければならない。
「初めまして。私はラミリア。これからあなたのお世話をさせてもらうね」
猫は、私の指先をふんふんと嗅ぐと、
「みゃ」
可愛らしい声で鳴き、私の手に頭をスリスリと擦り付けてきた。
即落ちである。
「……なっ!?」
アレクセイ様が絶句した。
持っていたグラスを落としそうになっている。
「嘘だろう……。私が餌付けに一ヶ月かかったのに……。初対面で腹を見せるだと……?」
「ふふ、良い子ですねぇ。ここが痒いのかな?」
私が顎の下を撫でてあげると、猫はゴロゴロと喉を鳴らし、気持ちよさそうに目を細めた。
どうやら、私の「動物に好かれるスキル」は健在らしい。
王城の庭で、凶暴なドーベルマンを手懐けた経験が役に立った。
「旦那様、この子の名前ですが……『スノー』なんてどうでしょう? 雪のように白いので」
「……ああ。お前が良いなら、それでいい」
アレクセイ様は、猫と私を交互に見つめ、複雑そうな顔をしている。
「スノーか。……お前に撫でられて、幸せそうな顔をしおって」
「公爵様も撫でてみますか?」
「いや、遠慮しておく。今近づくと、シャーッとやられる気がする」
『氷の公爵』が猫一匹に敗北宣言をしている。
意外と可愛いところがあるのかもしれない。
その後、運ばれてきた「消化の良いポトフ」は、予想を裏切らない絶品だった。
野菜はトロトロに煮込まれ、スープは黄金色に輝いている。
付け合わせのパンも焼きたてだ。
「美味しい……! 王城の料理より美味しいかもしれません」
「そうか。シェフが徹夜で仕込んだ甲斐があったな」
「えっ、ポトフって徹夜で作るものなんですか?」
「私の屋敷ではそうだ」
公爵家の常識が分からない。
けれど、アレクセイ様が私の食べる様子を、とても嬉しそうに(そして少し熱っぽい目で)見つめているので、居心地は悪くなかった。
食事を終え、ハーブティーを飲んでいると、ふと現実的な問題が頭をよぎった。
「あの、公爵様」
「アレクセイでいい」
「では、アレクセイ様。明日からの業務についてですが」
私は居住まいを正した。
こんなに良くしてもらって、ただ飯を食らうわけにはいかない。
「猫……スノーのお世話以外に、何か私にできることはありませんか? 例えば、領地の税収管理とか、軍事費の削減案の作成とか、未決裁書類の代行とか」
私の提案に、アレクセイ様はきょとんとした。
「……なぜ、お前がそんなことをする?」
「え? だって、それが私の得意分野ですし……。それに、これだけの待遇を受けているのですから、相応の働きをしないと申し訳が立ちません」
「ラミリア」
アレクセイ様はテーブル越しに身を乗り出し、私の頬にそっと触れた。
その指先は温かく、私は思わずビクッと肩を揺らしてしまった。
「お前は、働きすぎだ」
「は、はい?」
「ジェラルドの元で、お前がどれだけ酷使されていたか、私は知っている。王城の影で、誰よりも国のために尽くしていたことも」
彼の瞳が、真剣な光を帯びる。
「ここでは、何もしなくていい。好きな時に起き、好きなものを食べ、スノーと遊び、笑っていてくれればいい。それが、私の望む『仕事』だ」
「えっと……それは、ニートということでは……?」
「違う。『公爵家の華』だ」
華。
あの王子に「華がない」と言われた私に、華になれと?
ハードルが高すぎる。
書類整理の方がよほど簡単だ。
「で、ですが、じっとしているのは性に合いません。何か一つでも役割をください」
私が食い下がると、アレクセイ様は少し考えてから、悪戯っぽく微笑んだ。
「ならば、私の話し相手になってくれ」
「話し相手、ですか?」
「ああ。私は公務が忙しくてな。屋敷に帰っても、心を許せる相手がいない。……お前が今日あったことを話してくれるだけで、私は癒される」
それは仕事なのだろうか。
ただのお喋りではないか。
しかし、彼が「頼む」という顔をするので、私は断れなかった。
「分かりました。……つまらない話しかできませんが、精一杯務めさせていただきます」
「十分だ」
アレクセイ様は満足げに頷いた。
その笑顔が、あまりにも破壊力抜群で、私は直視できずにスノーの毛並みに顔を埋めた。
心臓がうるさい。
これはきっと、高級すぎるポトフを食べたせいだ。
そうに違いない。
こうして、公爵邸での最初の一夜が更けていった。
翌朝。
私は鳥のさえずりと共に目を覚まし、「さあ、仕事(話し相手&猫の世話)だ!」と張り切ってベッドから飛び起きた。
しかし、部屋を出た瞬間、待ち構えていたメイド隊に捕獲された。
「おはようございます、ラミリア様! さあ、エステの時間ですよ!」
「ネイルも整えましょう!」
「新作のドレスが届いております!」
「え? ええっ!? ち、違います! 私は仕事を……!」
「これが『公爵家の華』としてのお仕事ですわ!」
抵抗虚しく、私は磨き上げられることになった。
アレクセイ様の言っていた「何もしなくていい」は、「優雅に美しくあれ」という意味だったらしい。
(解釈違いですー!!)
私の悲鳴(という名の歓待)が、朝の屋敷に響き渡った。
公爵邸での生活は、王城とは別のベクトルでハードになりそうだった。
「はい、何でございましょう? ラミリア様」
「部屋を、間違えていませんか?」
通された部屋の扉が開いた瞬間、私は思わず立ちすくんでしまった。
そこは、私の実家のリビングよりも広かったからだ。
高い天井にはフレスコ画。
床にはふかふかのペルシャ絨毯。
窓際には優雅な猫足のテーブルセット。
そして部屋の中央には、大人三人が余裕で寝られそうな天蓋付きのキングサイズベッドが鎮座している。
「いえ、間違いございません。こちらが旦那様がご用意された『とりあえず一番マシな客室』でございます」
「とりあえず!? 一番マシ!?」
これでマシなレベルなら、本気を出したらどうなるのか。
黄金の部屋でも出てくるのだろうか。
「あ、あの! 私は猫のお世話係として雇われた身です。このような豪華なお部屋ではなく、使用人用の個室……いえ、屋根裏部屋で十分なのですが!」
私が訴えると、セバスチャンさんは困ったように眉を下げた。
「滅相もございません。ラミリア様を屋根裏などに住まわせたとあっては、我々使用人一同、旦那様に氷像にされてしまいます。それに……」
「それに?」
「この部屋は、旦那様の寝室の隣でして」
セバスチャンさんが、壁を指差す。
「何かあれば、壁を叩けばすぐに旦那様が駆けつけてくださいます。セキュリティも万全です」
「壁を叩くって……お隣さんに迷惑でしょう!」
公爵様を便利屋のように使うなんて恐れ多い。
しかし、セバスチャンさんは「むしろ叩いてほしいかと……」と小声で呟いている。
どういう意味だろう。
「さあ、お湯の準備が整っております。まずは旅の疲れ(王城から馬車で二十分だけど)を癒してくださいませ」
促されるまま、私はバスルームへと向かった。
そこもまた、ローマの大浴場のような広さだったことは言うまでもない。
***
お風呂上がり。
最高級のシルクのパジャマ(なぜか私のサイズにぴったり)に着替えた私は、ダイニングではなく、部屋のバルコニーに案内された。
「今夜は月が綺麗ですので、こちらでお食事を」
アレクセイ様が待っていた。
夜風に銀髪をなびかせ、ワイングラスを傾ける姿は絵になりすぎている。
ただ、その足元には――。
「にゃあ」
白い毛玉が落ちていた。
いや、落ちていたのではない。
ふてぶてしく寝そべっているのだ。
「あ! 猫ちゃん!」
私が声を上げると、白い毛玉がピクリと耳を動かした。
そして、ゆっくりと顔を上げる。
透き通るようなブルーの瞳。
ふわふわの長い毛並み。
なんて気品のある猫だろう。
「……こいつだ」
アレクセイ様が、少し悔しそうに言った。
「名前はまだない。私が呼んでも無視するくせに、お前の足音には反応したようだ」
「まあ、耳が良いんですね」
私はしゃがみ込み、そっと手を差し出した。
いきなり触るのはマナー違反だ。
まずは匂いを嗅いでもらい、敵意がないことを示さなければならない。
「初めまして。私はラミリア。これからあなたのお世話をさせてもらうね」
猫は、私の指先をふんふんと嗅ぐと、
「みゃ」
可愛らしい声で鳴き、私の手に頭をスリスリと擦り付けてきた。
即落ちである。
「……なっ!?」
アレクセイ様が絶句した。
持っていたグラスを落としそうになっている。
「嘘だろう……。私が餌付けに一ヶ月かかったのに……。初対面で腹を見せるだと……?」
「ふふ、良い子ですねぇ。ここが痒いのかな?」
私が顎の下を撫でてあげると、猫はゴロゴロと喉を鳴らし、気持ちよさそうに目を細めた。
どうやら、私の「動物に好かれるスキル」は健在らしい。
王城の庭で、凶暴なドーベルマンを手懐けた経験が役に立った。
「旦那様、この子の名前ですが……『スノー』なんてどうでしょう? 雪のように白いので」
「……ああ。お前が良いなら、それでいい」
アレクセイ様は、猫と私を交互に見つめ、複雑そうな顔をしている。
「スノーか。……お前に撫でられて、幸せそうな顔をしおって」
「公爵様も撫でてみますか?」
「いや、遠慮しておく。今近づくと、シャーッとやられる気がする」
『氷の公爵』が猫一匹に敗北宣言をしている。
意外と可愛いところがあるのかもしれない。
その後、運ばれてきた「消化の良いポトフ」は、予想を裏切らない絶品だった。
野菜はトロトロに煮込まれ、スープは黄金色に輝いている。
付け合わせのパンも焼きたてだ。
「美味しい……! 王城の料理より美味しいかもしれません」
「そうか。シェフが徹夜で仕込んだ甲斐があったな」
「えっ、ポトフって徹夜で作るものなんですか?」
「私の屋敷ではそうだ」
公爵家の常識が分からない。
けれど、アレクセイ様が私の食べる様子を、とても嬉しそうに(そして少し熱っぽい目で)見つめているので、居心地は悪くなかった。
食事を終え、ハーブティーを飲んでいると、ふと現実的な問題が頭をよぎった。
「あの、公爵様」
「アレクセイでいい」
「では、アレクセイ様。明日からの業務についてですが」
私は居住まいを正した。
こんなに良くしてもらって、ただ飯を食らうわけにはいかない。
「猫……スノーのお世話以外に、何か私にできることはありませんか? 例えば、領地の税収管理とか、軍事費の削減案の作成とか、未決裁書類の代行とか」
私の提案に、アレクセイ様はきょとんとした。
「……なぜ、お前がそんなことをする?」
「え? だって、それが私の得意分野ですし……。それに、これだけの待遇を受けているのですから、相応の働きをしないと申し訳が立ちません」
「ラミリア」
アレクセイ様はテーブル越しに身を乗り出し、私の頬にそっと触れた。
その指先は温かく、私は思わずビクッと肩を揺らしてしまった。
「お前は、働きすぎだ」
「は、はい?」
「ジェラルドの元で、お前がどれだけ酷使されていたか、私は知っている。王城の影で、誰よりも国のために尽くしていたことも」
彼の瞳が、真剣な光を帯びる。
「ここでは、何もしなくていい。好きな時に起き、好きなものを食べ、スノーと遊び、笑っていてくれればいい。それが、私の望む『仕事』だ」
「えっと……それは、ニートということでは……?」
「違う。『公爵家の華』だ」
華。
あの王子に「華がない」と言われた私に、華になれと?
ハードルが高すぎる。
書類整理の方がよほど簡単だ。
「で、ですが、じっとしているのは性に合いません。何か一つでも役割をください」
私が食い下がると、アレクセイ様は少し考えてから、悪戯っぽく微笑んだ。
「ならば、私の話し相手になってくれ」
「話し相手、ですか?」
「ああ。私は公務が忙しくてな。屋敷に帰っても、心を許せる相手がいない。……お前が今日あったことを話してくれるだけで、私は癒される」
それは仕事なのだろうか。
ただのお喋りではないか。
しかし、彼が「頼む」という顔をするので、私は断れなかった。
「分かりました。……つまらない話しかできませんが、精一杯務めさせていただきます」
「十分だ」
アレクセイ様は満足げに頷いた。
その笑顔が、あまりにも破壊力抜群で、私は直視できずにスノーの毛並みに顔を埋めた。
心臓がうるさい。
これはきっと、高級すぎるポトフを食べたせいだ。
そうに違いない。
こうして、公爵邸での最初の一夜が更けていった。
翌朝。
私は鳥のさえずりと共に目を覚まし、「さあ、仕事(話し相手&猫の世話)だ!」と張り切ってベッドから飛び起きた。
しかし、部屋を出た瞬間、待ち構えていたメイド隊に捕獲された。
「おはようございます、ラミリア様! さあ、エステの時間ですよ!」
「ネイルも整えましょう!」
「新作のドレスが届いております!」
「え? ええっ!? ち、違います! 私は仕事を……!」
「これが『公爵家の華』としてのお仕事ですわ!」
抵抗虚しく、私は磨き上げられることになった。
アレクセイ様の言っていた「何もしなくていい」は、「優雅に美しくあれ」という意味だったらしい。
(解釈違いですー!!)
私の悲鳴(という名の歓待)が、朝の屋敷に響き渡った。
公爵邸での生活は、王城とは別のベクトルでハードになりそうだった。
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